クソまとめサイトは世界共通

 ちょっと前に僕の友達がテレビに出たことがあって、次の日には「〇〇さんのインスタは?学歴は?彼女は?徹底的に調べて見ました!」系のクソまとめプロフィールサイトが作られていてクッソ笑いました。インスタも学歴も本名ネットで検索すればすぐ出てくるのに、そのページは「現在調査中で見つかっていません。分かり次第報告します!」と書いてあるのも、一周回って可愛くすら感じる。リサーチ能力低すぎるだろ!

 

 これ、日本特有のネット文化かと思ったら、去年オークワフィーナのことを調べた時に「オークワフィーナの年齢は?身長は?恋人は?収入は?レズビアンか?調べて見ました!」系のサイトが出てきて、アメリカにもゴミカスまとめブログ文化があるんだと知って驚きました。

 

 で、こういうサイトは見るだけ時間の無駄なので、あまりリンクを踏まないようにしていたのですが、スマホChromeでトップページのオススメ記事紹介に、スパイク・リー御大のクソまとめサイトが出現し、そのタイトルがスパイク・リーの本職は?」だったので、思わず二度見してしまいました。

 

 いや、まあ、僕も去年からNBAファンになり、スパイク・リーが熱心なNYニックスのファンであることはつい最近知りましたよ*1。かように、ある種のクラスタにとって常識なことは、全くの畑違いの分野を専門にしている人にとっては、意外な事実であることは多々あります。なので、自分にとって常識のことを相手が知らないからと言って、ニワカと詰ってマウントを取る事は非常に良くない事です。

 

 …よくない事なんですが、それにしたって、それにしたってですよ、スパイク・リーはバスケファンである映画監督であって、映画監督をしているバスケファンではないはずなので、このまとめ方はあんまりじゃないですか!

 

 ちょっと前にライムスター宇多丸をモデルとしたキャラクターが『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』に登場し、原作者の岸本斉史から「ラップをする映画評論家の方をモデルにしました」とコメントされ、宇多丸さんがラジオで怒っていたことを思い出しましたね。