シンゾーくんが遂に辞任した。2799日もの続いた保守政権が終わったので、喜ぶリベラルな人が多いが、僕はあんまり嬉しくない。というのも、シンゾーくんが辞めたとて、その後ろにはタローくんやスガくんなどが控えていると思うと、結局何も変わらないじゃないかという気がするからだ。例えばトランプが辞めたところで、ペンスが大統領になればそれはそれで地獄、という話だ。
また、シンゾーくん政権は、かつて類を見ないほどにスキャンダルや不正が多く、しかしどれだけすっぱ抜かれても批判されても決定打になる事はなく、結局辞めたのは自身の健康問題が理由だった、というのは正直悔しい。検察に逮捕されることもなければ、選挙という民意によって引き摺り下ろされた訳でもなく、のうのうと歴代最長政権になるまで居座らせてしまった。いわばこれはシンゾーくんの勝ち逃げだ。
少なくとも、ジミントーの愉快な仲間たちが権力を掌握している限り、今の地獄は続く。シンゾーくんが辞めて喜ぶのは木を見て森を見ないことと同じ事だ。あと、彼の健康状態を揶揄する声も聞こえるが、そういった部分で左派の悪いところが見えてしまう気がしたのであった。
とにかく我々は声を上げ続け、選挙に行って民意を示すしかない。戦いは続く。