いつから日本でもこれほど取り上げられるようになったでしょうか、11月に控えた大統領選挙に向けて今年初めて開かれたトランプVSバイデンの公開TV討論会が話題です。
僕は家にテレビがない上、珍しく仕事に出かけていたので生では観ていませんでしたが、やたらとTwitterでもアメリカ人の友達が多いInstagramのストーリーでも「酷い」「ヤバい」と言われまくっていたので、家に帰ってからYouTubeで観てて大爆笑でした。もう散々有識者などが触れている通り、言うまでもなく討論会としては史上最低ですが、大統領選挙に向けた討論会と考えなければある種コメディとして成立しているのではないでしょうか?
トランプが一方的にバイデンや司会者クリス・ウォーレスの発言を遮り続け、主張のほぼ全てがウソ800なのは平常運転なんですけど、個人的には冷静に努めていたバイデンが時折堪忍袋の尾を切らしてトランプをついつい罵ってしまうのがツボでした。個人的なベストモーメンツは…
「黙ってろよ、この野郎」と怒るバイデン
「吠えてろよ、この野郎」と煽るバイデン
「あんたはアメリカ史上最悪の大統領だよ」と呆れるバイデン
「このピエロ…失礼、人の前ではもう何も言えない」と慌ててピエロと呼んだことを訂正するバイデン
他にももう放送事故としか言えないくらい三者がやんややんや叫び合っている様子なんかはヒーコラ笑わずにはみてられませんでしたが、冷静になると僕みたいな「斜に構えた態度」こそがトランプを産んだ原因でもあるので良くないですね。世界の行く末を占う大統領選がこんな子供の喧嘩以下の戦いに委ねられていることに絶望しましょう。
この討論会を見ていると久しぶりにポランスキーの『おとなのけんか』が観たくなりました。