人生で初めて接骨院へ行って、もう自分は若くはないと言われてしまった!の巻

 昨日も書きましたが、腰痛がどうも酷くて今朝人生初めての接骨院に行って施術を受けてきました。まず調べる段階で接骨院整骨院・整体院と色々とありすぎてワケワカメでしたが、とりあえず保険が効くのが接骨院らしいので、皆さんもお世話になる際は覚えておきましょう。

 

 さて、そんなこんなで近所の接骨院に足を運んだわけなんですけども、まず待っている段階で患者が「痛い痛い痛い!」などと叫んでいる様子が聞こえてきて、一体裏でどんな『ホステル』的なサムシングが行われているんだろうか、とギョッとしてしまいました。しかもですよ、そのうち施術の終わった若い女性の一人が、会計時に貧血で倒れてしまい、これから自分が向かう拷問を思うと、いよいよ恐怖感が煽られました。

 

 名前を呼ばれたので施術台でドキドキ座って待っていると、なんとも爽やかな接骨師が登場しました。ザ・スポーツドクターという感じで、柔道をやっていたらしいです。というのも、僕がスポーツをやっているか聞いてきた時に、「中学・高校の時に柔道をちょっと」と答えると、目を爛々と輝かせて「私も柔道やってたんですよ!」と答えるので、嫌でも知りました。「6年間やってたといっても、僕全然柔道好きじゃなかったしな…」と申し訳なく思っているのも束の間、雑談しながら私の腰を捻っていた先生がいきなり全体重を乗っけてきて「バキバキバキバキィッ!」カンフー映画でしか聞いちゃいけないような恐ろしい音が聞こえてきました。

 

 「びっくりさせてごめんなさいね〜痛かったですか?」と後出しでニコニコ聞いてくるこの先生はさぞかしサディストに違いがありませんが、かくいう僕も実は普段から関節をポキポキ鳴らすのが好きで、鳴らしちゃいけないようなところから音が鳴ると喜ぶようなマゾヒストなので、正直めちゃくちゃ快感だったんですね。反対側にも圧力かけて「ボキボキボキボキィッ!」とやっぱり鳴りましたが、このまま半身不随になってしまうんじゃないかという恐怖と気持ちいから全身鳴らして欲しい欲望の間で葛藤を感じました。

 

 これまた接骨のすごいところで、先生が僕の体の部位を捻って音を鳴らすたびに、自分の骨格を脳内で明確にイメージできるんですね。中途半端に外れていた箇所が治っていく感覚。実際に先生が仰向けになった僕の両足を見せてくれましたが、僕の右足は左足と比べて曲げることができず、左右非対称になっているんですね。これを先生がバキボキするうちにバランスが治っていくのが分かって面白かったです。(なお、この時姿勢が先生に校門を向けるような形になってしまい、大勢からすかしっ屁が我慢できなかったことを今ここで謝罪いたします。)

 

 体のバランスを崩している部位で先生は僕のどこが調子が悪いか分かるそうで、ビックリしたのが僕は呼吸器官の調子が悪いことを当てたことです。僕は小さい頃にちょっと喘息持ちだった時があったり、大人になってもちょっと風邪をしてしまうと、熱が引いても咳が3週間くらい続いてしまうこともしょっちゅうあります。先生によると免疫も弱まっているようで、いよいよ新型コロナウイルスにかからないように気をつけないとな〜と身を引き締める思いでしたが、同時に身体の不思議を実感した施術でありました。

 

 もう一つちょっとショックだったのは、「もう30歳手前で若くないので、体の健康を気をつけないとダメですよ〜」と言われてしまったことです。いやー、自分の中では精神年齢は25歳くらいからずっと止まっているんですけど、ただでさえ運動しない僕の体は老化が進んでいたんですね…。何よりも、今までお世話になったことがない接骨院に足を運んでいるのが確たる証拠じゃないですか。今年の誕生日を迎えるまで自分が三十路になる事実を無視していたのですが、これからは自覚した上で若作に励みたいと思います。正直、先生の施術よりもこの言葉の方がよっぽど痛かったぞ!

 

 なお、1日だけ体をパキポキやったって完治はしないので、3ヶ月ほど間隔を空けずに頻繁に通い詰めないといけないらしいです。面倒くさいな〜とは思いつつ、やっぱり体をもっとパキポキ鳴らせることに期待している僕は、やっぱりマゾヒストなのかもしれません。