ワクチンはじゃんじゃん打つのが正解、ただし確かにムカつく!

 ここ最近のメディアは余剰ワクチン接種問題を報じることが多く、今日はこのニュースを目にしましたね。

 

 

 僕は貴重なワクチンを余らせる方が問題で、接種権がなくても身近にいる人間からどんどんワクチンを打たせるべきのが戦略的だというのは分かっていますよ。先週くらいのメディアによる自治体首長の先行摂取問題も、別にそんなに扇情的に報道しなくてもいいのにと思っていました。

 

 が、一方で、余ったワクチンを大企業の重役員がしれっと優先的に打っている事例が次々と明るみに出るのは、確かにムカつきますねぇ!これ「しれっと」っていうのがキーワードで、先の首長先行摂取問題にしたって、彼らも最初から市民にちゃんと説明した上で打ったら非難を受けることはなかったと思うんですよね。

 

 このお偉いさん方がなんでこんなにコソコソとワクチン打っているか、そりゃ自らの特権性に自覚的で多少なりとも罪悪感を覚えているからでしょうよ。喉から手が出るくらいワクチンが欲しい我々一般市民と比べて、彼らのワクチンへのアクセスがずっと容易であることは彼らも分かっているからこそ、日陰でコッソリ打っては後で歯の間に物が挟まったように言い訳をするわけです。

 

 確かにムカつきますが、これは金ピカロレックスの時計を腕に巻いてチャンネー横に侍らせてスポーツカー乗ってる金持ちがムカつくのと同じくらいの感情で、冒頭に述べました通り科学的・論理的には打てる人からジャンジャンワクチンを打つのがパンデミックに対抗する手段としては正解でしょう。なんなら、僕だって政治家だったり大企業の役員だったら、あの手この手のコネと金を使って真っ先にワクチンを打っていたに違いありません。人間なんてそんなものです。

 

 そういや、パンデミックが流行った当初、マドンナが湯船に浸かりながら「ウイルスは人間を平等にするのよ、オッホッホッホ!」なんて言って、大炎上した時がありましたね。僕も金持ちになりて〜!