自分が見えてないだけ

 今日はクリスマススペシャル用のスケッチコントを急遽人を呼んで撮影し、終わった後に仲のいいクルーと夜ご飯を食べに行った時のこと。ある店に入ろうとしたら、外国人のスタッフを見るなり「うちは席ないよ」と言って追い返されてしまった。僕が衝撃を受けて驚いていると、そのスタッフは「よくあるよ!」と怒りながら言っていた。

 

 僕が『日本語話してるんですけど!』というコントを出した時、TikTokには「日本人はそんなことをしない」「これは日本人へのヘイトだ」「日本が悪い国だと思われるからやめてほしい」というコメントで溢れかえった。だが、僕も今日日本で差別被害の当事者になって初めて分かったけど、このコメントを書いた人たちも、僕もマジョリティーとしてただ単に経験する機会がなかっただけの話なのだ。

 

 日本において、日本人として生まれた人*1は、その時点でどれだけ恵まれているかは自覚して謙虚に生きていきたい。アメリカにおいて白人として生まれることと同義なのだ。

 

 

*1:もっと付け加えるなら、ヘテロセクシャルとして生まれ、さらに言うならば男性として生まれたならば、よりポイントは重なります