イピカイエー、マザファッカ!

 4/1なのでジョーク記事の一つでも書きたいところですが、むしろ嘘であったらどれだけ良かっただろうかと思うくらいファックオフな現実が続いていて嫌になってしまいますが、そこに飛び込んできたのがブルース・ウィリスの引退です。

 

 僕にとって『ダイ・ハード』は映画の楽しさを教えてくれた一本であり、あれだけパワフルにナカトミビルを飛び回っていた人のキャリアの終わりを想像しておらず、衝撃を受けています。ブルース・ウィリスゼロ年代後半からずっと見た目が変わっていなかったので、僕はジョン・マクレーンみたいに永遠なタフガイだと思っておりました。

 

 ちょっと別の話になりますが、僕の祖父が認知症に罹った際、僕は老人保^無に入居している祖父に会うのが辛くて号泣してしまったんですね。僕をあれだけ可愛がってくれていた祖父が僕のことを覚えていなかったのです。祖父の認知から僕の存在が忘却の彼方に消えてしまった途端、僕の好きだった祖父はこの世に居なくなってしまったと気付き、とても辛かったです。失語症認知症は全く別の病気ではありますが、今回のブルース・ウィリスの引退には似たようなものを感じてしまいました。

 

 とはいえ、ブルース・ウィリスは亡くなった訳ではなく、これからはご家族と癒しの時間を過ごし、病気と向き合って少しでも生活の質が向上するように過ごしていくのでしょう。僕もファンとしてブルース・ウィリスの幸せを願ってやまず、ジョン・マクレーンを見守っていた時の気持ちのように応援していきたいと思います。

 

 最後にですが、『エクスペンダブルズ』で仲違いをしてしまっていたシルベスター・スタローンからの温かいメッセージにはウルっとしてしまいました。知りませんでしたが、キチンと和解できていたんですね、良かった。