誕生日である

 14時間の撮影仕事からの帰り道にこのブログ記事を書いております。えー、本日7/25をもって31歳になりました。29くらいまでは歳を取る恐怖、というか「30代になってしまう」という恐怖がとても恐ろしかったのですが、いざ30歳を超えると別にいつも通りで拍子抜けしましたし、31歳でも自分はまだまだ子供だと思うし、未熟だし楽しくバカやってるし、プラプラやってるので、精神的には20代中頃から何も変わっておりません。あと、これまで素敵でエネルギッシュで若い30代以上の人たちと数多く知り合えたことも、大分心にゆとりが持てるようになりました。

 

 一方で矛盾した言い方ですが、30代は若い訳ではないんですよね。腰痛いし、肩凝ってるし、もうそんなに脂っこいラーメンを食う気が起きないし、同級生は家庭を持っている人も多いし。仕事場で新しく知り合った人でも、20代の若い子たちからは「え、もう30歳なんですか!?」と驚かれることも多くなりました。あ、この「若い子」という言い方も歳取ってて嫌ですねぇ…。

 

 この「まだ自分は若いぜ!」というゆとりと、「もう若くないんだ…」という焦りがちょうど自転車の両輪のように作用して、上手いこと前に進んでいるのが30代のような気がします。僕も今まで漠然と「監督になりたいなぁ」と思っていましたが、実際に作品を充実させたり、営業して仕事を取ってこなければと動き始めたのも30代になってからです。まだまだ映像業界のハジの方で過ごしていますが、20代は真っ暗なトンネルをアテもなく歩いているだけでしたが、30代になってようやくコンパスくらいは手に入った気がします。

 

 と、まだ30代を1年しか過ごしてない若造がテキトーな事を申し上げておりますが、こんな調子でまた1年頑張っていく所存でございますので、温かい目で見守っていただければと思います!