コロナ療養期vol4

  • 知人と飲みに行く約束だったが、自分が陽性者だったことを忘れていて、電話先で平謝りする、というよく分からない夢から目覚めると汗ビッショリで、体温を測ってみると36.9℃。それが本日の最高体温で、あとはずっと36.5℃。昨日までの咳も嘘だったかのように引いた。
  • もう治ったのでは?と言ってもいいタイミングで、強制収用所…もとい、療養所への移送となる。市が手配するタクシーで移動、と聞いていたが、実際には他の養成者の方と一緒に、警察の護送車みたいに運転席と後ろがクッキリと分かれている物々しいバンでの移動となった。
  • 移送先のア○ホテル。パンデミック映画でよく見かける間に合わせの抗菌室みたいなフロントを通されて、厳重な窓で隔てられた受付の人と電話で会話して入所の案内を聞く。世間やスタッフとの接触を徹底し的に排除した隔離施設で、我々陽性者はさながらゾンビのような扱いだと思った。
  • が、被害者ヅラをしたいのではなく、正直に言うと僕だって数日前までは陽性者をゾンビみたいに見ていただろう。一度ゾンビ側に来てみないと気付かない光景だ。
  • さあア○ホテル…。ただでさえ出張で泊まっていたホテルが中々に高級だったので、元気になってから隔離されるア○には結構萎えるが、部屋の狭さの割にベッドが大きいのとテレビがでかいのはプラスだ。ダラダラせよ!と使命を受けているような気がした。
  • で、テレビには本来有料のVODサービスが無料で楽しめるようになっていて、観ていない新作の洋画とかあったので結構嬉しかったのだが、気になったのは「A○Aオリジナル」というコンテンツ。
  • Netflixオリジナルかよ!とツッコみたい気持ちを押さえて恐る恐る覗くと、『凛として愛』という謎の愛国ドキュメンタリーが一本配信されている。さ、流石世界のア○ホテル!これは映画ブロガーとして、見ないわけにはいけませんねぇ!暇だし!
  • 余談だがこのVODサービス、やたらとAVの数が豊富である。えー、右翼の皆様は普段美しい国だとかなんだとかよく言いますが、その精神性とアダルトコンテンツが同居できる世界観はよく分かりません。まあ、AVも日本が世界に誇る一大産業ですからね!