おぞましい…

米Vanity Fairによれば、ルーカスフィルムは今後のベイダー役の声を、ジョーンズの過去の音声素材を用いた人工知能による合成音声技術によって再現する。ジョーンズはこの考えに応じ、アーカイブ音声の使用契約に合意した。かねてよりベイダー役から退くことを検討していたという。

おぞましい…

 

合成音声技術はウクライナのスタートアップ企業であるRespeecherが提供する。同社はドラマ「ボバ・フェット」で、若きルーク・スカイウォーカーの声を蘇らせた実績を持ち、既に「オビ=ワン・ケノービ」のベイダーの声も同社の技術によって再現度が高められている。なお「オビ=ワン」時のウクライナはロシア侵攻下にあり、Respeecherの社員らは空襲サイレン鳴り響く避難体制の中、急ピッチで作業に取り組んでいたという。

おぞましい…

 

 さて思い返せば、『ローグ・ワン』公開時、ダース・ベイダーの声が明らかに加齢してしゃがれていたので、もうジェームズ・アール・ジョーンズの先も長くないんじゃないかと心配しました。『オビ=ワン・ケノービ』の時の声は年齢を感じさせるものではなかったですか、なんとも言えない違和感がありましたが、既にAIに置き換わっていたんですね…。

 

 ダース・ベイダースーツアクターもデビッド・プラウズが亡くなっており別の役者に代わっておりまして、なんだかいよいよ中身もガワも魂が抜かれてしまったみたいな気がします。まあベイダー卿はもはや神話的存在であり、象徴性が高すぎるので役者が変わってもAIでもベイダー卿ベイダー卿、ということなんでしょうが、それでもちょっと倫理的にどうなんだ、という問題は孕みますね。

 

 さて、今日はこのニュース記事について書こうとしたら、偶然こちらの記事も見つけました。

 

同プロジェクトのWebサイトでは「安倍元首相がテロに巻き込まれ、二度とあの声を聞けないのは遺族や同じ志を持つ方、慕っていた国民に大きな喪失感をもたらした」とし、少しでもその慰めになればと、合成音声を公開した経緯を説明している。

 

Twitterアカウント(@AIAbeShinzo)も開設しており、最初に投稿したツイートは26日正午時点で1万件以上リツイートされるなど関心を集めている。ユーザーからは「素晴らしい」や「ありがとう」など絶賛する声の他、「死者への冒涜ではないか」や「AIで美空ひばりの新曲作ったのと同じ感じがして複雑」など疑問を呈する声も見られる。

おぞましい…

(というかマジでどっちでも良い…大人しく安眠しておくれ…)