ドタバタしながら入籍したのである!

 本日バレンタインデーに入籍したのである。あれ?コイツ随分前に結婚しなかったっけ?とお思いの皆さん。確かに昨年10月にプロポーズしたが、仕事が忙しくて役所に行くどころではなくナアナアになって4ヶ月放置していた、というのが実情だ。

 

 なお、2/14を我々の結婚記念日に選んだ理由は、僕が性差別的な日本男児として育ってしまったが故に「汝、バレンタインデーは我にチョコレートを贈ることを要求す!」と常々ゴネていた一方、台湾人である妻は「バレンタインデーは一方的ではなく、双方的に贈り物を送りあうべし」と日頃反論していたので、「だったら、バレンタインデーを結婚記念日にすれば、今後は双方に祝いあえるではないか!」という提案に、妻殿が合意に至ったのである。

 

 しかも、バレンタインデーを記念日に設定すれば、結婚記念日を忘れて夫婦の中に亀裂が!といった映画やドラマでよく見る事態も、毎年1月末〜2月にコンビニ寄る度に「ああ、そろそろバレンタインか…ってことは結婚記念日が近いな」と強制的に回避することができるのである!なんとも我ながら天才的なアイディアではないか!え?基本僕のワガママが中心になっているって?そう言うことは置いておいてだね、君…。

 

 まあ、何はともあれ、こういうワガママに付き合ってくれる素敵な女性と結婚する事になったのである。一生に一度のこの日を完璧な1日にするために、一昨日は僕の実家へ挨拶に行き、昨日はディズニーシーへ行ってロマンチック度を高め、準備を着々と進めて気分を向上させていたのだ。

 

 ところがドッコイ!まずは朝の弱い嫁が11:00に起きてしまったことに始まり、しかも台湾で入手した戸籍謄本を翻訳しなければいけなかったところ、嫁が後回しにして全くしていなかったので慌てて作業をするところから始まった。

 

 ほんで「早めにやっておかないから〜」なんてからかっていた僕も、マイナンバーカードを使ってコンビニで戸籍謄本を印刷しようと思ったら一向に利用できず、どうやら本籍地と現住所が異なる場合は1週間前に本籍地に在する区役所に申請をしなければ、コンビニ印刷できないと言うことだったのだ!

 

 「な、な、なんのためのマイナンバーカードだ、ばーか!なにがデジタル庁だ、ばーかばーか!」と、自分の準備不足を棚に上げて行政を罵っていたが、これではせっかくバレンタインデーに結婚する計画が全てパーになる!とパニクり、区役所に電話したところ、実は戸籍謄本は後日提出できることが判明し、届出だけなら当日可能なのだそうだ。た、助かった、ありがとう行政…!

 

 ということで、嫁も戸籍謄本の翻訳を書き上げたので、急いで区役所に向かい、申請を行った。バレンタインデーだから混むかと思ったが、流石に平日とあってか婚姻届を出す人はそこまで多くないように見えた。なお、戸籍謄本を出さずに婚姻届だけ出す場合、戸籍の確認を役所が行い、しかも我々は国際結婚なのでその確認もあり、1時間ほどかかった。同じような立場で結婚を考えている人はぜひ参考にしてほしい。(というか、書類は1週間前に用意しろ!)

 

 さて、ここで小話だが、婚姻届を出した際、嫁の本籍地は「台湾」と記していた。日本国内におけるすべての書類は「台湾」で通るのに、なぜか婚姻届だけ「(台湾)中国」と記さないといけないそうだ。役所の人もとても申し訳なさそうにしていたが、嫁はすんなり受け入れて書き直したとはいえ、これは結構センシティブな問題なので、どうにかならないだろうか。特に他の書類は全部台湾で通るのだから、別に政治的な問題でもなさそうだし、謎である。本当に行政というのは…。

 

 まあ、何はともあれ、無事に本日入籍できたのである。奥さんがいることよりも、自分が既婚者になったという事実の方が慣れない。実際、気持ち的には何も変わらないし、これからも通常運転で活動していくが、夫婦二人三脚で頑張って行きたいと思う。

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