『SKITBOOK』怒涛の3本撮りを終えた!

 本日『SKITBOOK』怒涛の新作3本撮りを無事終えました!その準備もあり昨日は更新を忘れていました、すみません!これで今年の記事を書いていない日数の借金は「二日」です。

 

 今まで2本撮りはありましたが、3本撮りは初めてでした。3本撮るということは、単純に3作品分の準備をしないといけないので、これは到底一人では捌ききれない!ということで、今回初めて一丁前に助監督と衣装部を導入しました。人を増やせば増やすほど当然経費は増えて大変ですが、人を増やせば増やすほど色んなアイデアが生まれて作品が自分の脳内のキャパシティを超えていくのは筆舌にし難い体験でしたねぇ。

 

 また、僕は『SKITBOOK』の制作現場で一番大事にしているのは、とにかく「人権を守る」ということです。自分が自己表現をしたいことを盾に、自分の作品作りに他人の時間と体力を好き勝手に奪っていいはずがありません。なので、ハリウッドや海外作品のスケジュールを意識し、なるべく12時間以内に撮影を終わらせ、6時間以内に昼休憩を入れる、という制約を設けているのです。

 

 が、3作品撮影するとなると、これまた単純に1作品あたりにかけられる時間が短くなるので、今日最初の作品で1時間押した時にどうしようかと思いましたが、これもチャレンジの一環としてある意味楽しみましたね。そしてこの不可能を可能にしたのも、友人のADが入ってくれたおかげですね。いやー、本当に感謝感謝です。

 

 『SKITBOOK』は社会風刺であり、毎作品世の中が少しでも良くなるように気持ちを込めて作っていますが、その制作現場もこれが根底で日本の劣悪な映像制作現場の風潮を変えてくれればいいな、と思って望んでいます。もちろん、すでに低予算だと言われている一般的な邦画やテレビドラマと比べて、僕のコントの予算なんか100000分の1くらいの規模なんで、そんなちっぽけなチャンネルで世の中が動くなんて甘いことも思っていないですが、大事なのはそういうプライドを持って臨むことです!

 

 と、ちょっと撮影終わりついでにお酒も飲んでしまって、酔っ払ったついでにたいそうなことを書いてますが、とりあえずそんな作品も終わらせない限りにはみてもらえないので、これから編集作業を頑張りたいと思います。実は『SKITBOOK』コント作品づくりの1番の障壁は編集作業でして、自分の演技を見るのが本当に嫌すぎる…!ああ、乞うご期待…