『フェイブルマンズ』でアホほど泣いた

 今日もショートブログで申し訳ないですが、『フェイブルマンズ』が本当に素晴らしすぎて、冒頭「衝突の虜」になるサムで既に泣いていて、最後までずっと泣きっぱなしでしたで、めちゃくちゃ疲れました…。思い返せば、最近はもうスピルバーグが撮った映画ってだけで泣いてしまうパブロフの犬状態だったんですけど、スピルバーグを神だと崇めている人間にとって、『フェイブルマンズ』は一種宗教映画のような崇高さがあり、その神々しさに僕は泣いていたのかもしれませんね。(ヤヌス・カミンスキーが作る画がまた眩しいのなんのって…。)

 

 でも、『フェイブルマンズ』で描かれているサムは「神」とは程遠い本当に卑近な存在で、そこがまたグッと泣かせる映画になってましたね。「神」が「神」と出会う瞬間のキュートさは悶えすぎて泣きましたよ。映画愛を語る映画は多いですが、スピルバーグには「映画しかなかった」というのが伝わる映画でしたね。必見!