食中毒にかかったのである…!

 遡ること昨晩。奥さんの家族が台湾から遊びに来ていて、初めて両親同士の顔合わせを行ったんですね。銀座のちょっといいレストランで、それはそれは楽しかったんですけども、帰り道に僕の胃腸が異変を起こしました。

 

 僕は元々胃腸が弱くて、ちょっと食べたらすぐお腹を壊すことは日常茶飯事で、その程度だと思ったのですが、トイレに座るや否や急変し、変な脂汗がダラダラと流れて来ました。しかも、便意はあるのに肝心の便は出ず、踏ん張っていると吐き気を催して吐いてしまいました。

 

 それから頑張って便を出そうとしても出ない、しかしお腹は強烈な痛さを抱えており、トイレから出れずに大変困ってしまいました。埒が空きそうにないので、奥さんとその家族は先に東京駅へ観光に行かせたのですが、僕が立て篭っているトイレもいい加減営業時間の終わりが近づいて来たようで、警備員が何度も安否の確認をして来ます。このまま篭っていてもしょうがないので、施設を後にしましたが、とてもじゃないけど電車に乗って帰れる体調じゃありません。

 

 フラフラになりながらタクシーを捕まえて、30分ほどかけて、途中何度も漏れそうになるのを必死に堪えながら家に帰り、家に着くや否やまた家のトイレに立て籠りました。今度はちゃんと出るもの出たので(汚くてごめんなさいね)、ちょっとは気分が良くなったのですが、一定のサイクルで痛みが訪れ、夜も寝れないのでこりゃどうしたものかと、朝になったら今度は血便まで出たのでビックリしたので病院に行って色々検査した結果、食中毒(だろう)とのことでした。

 

 お薬をもらって、今も少し腹痛を抱えてはいますがピーク時と比べるとかなり落ち着きました。生まれて初めて食中毒(たぶん)になり、こんなにシンドい物なのかと身をもって体感した訳ですが、こんな時に呑気に頭に浮かぶのはNetflixで見た『マイケル・ジョーダン:ラスト・ダンス』なんですね。

 

 1997年のNBAファイナル第5戦。当時ブルズはジャズと優勝を争い、シリーズは2-2のタイにもつれ込みました。試合前夜、敵地ソルトレイクシティのホテルでジョーダンが仲間と遊んでいると、1枚のピザが届きました。なんだか怪しかったので、ジョーダンの仲間はやめた方がいいと勧告しましたが、ジョーダンはこれを無視してピザを食べました。

 

 後ほど、仲間がジョーダンの様子を見に行くと、嘔吐と下痢が止まらず、赤ん坊のようにくるまっていたとのことです。当時はインフルエンザのような症状と報道され、「The Flu Game」などとメディアで取り上げられておりましたが、ジョーダンは脱水症状のような状態で、ぐったりしていてとても試合なんかできる状態ではありませんでした。当時現地のジャズファンは勝機と喜んだことでしょう。

 

 が、結果だけ述べますと、ジョーダンはそんな状態で38得点7リバウンド5アシスト3スティール1ブロックという支配的な数字を残して試合に勝利し、この勢いのまま第6戦で通算5度目の優勝を果たしました。この話、結構いろんな記事やウィキペディアを読んで知ってはいたつもりですが、いざ自分が食中毒になるとジョーダンが如何に化け物じみていたか実感しますね!僕はこんな状態で漏れるか漏れないかな心配をするのが精一杯なのに!

 

 ということで、しばらく体調が悪そうです、すみません…。