嫁と男友達の両方の信頼を勝ち取る方法

 アメリカから友人が日本に一時帰国していて、仕事の合間に会いに行った。ただ、この友人は困った性格で、酒が進むとどんなに説得しても中々返してくれず、果ては女の子がいるお店に行きたがるのだ。そもそもそんなに得意なタイプのお店じゃないし、仕事もあるから早く帰りたい。もっと言うと、独身時代なら付き合ってあげていたかもしれないが、今は結婚している身なので、奥さんが傷ついたり不信感に陥る場所には行きたくない。

 

 案の定、酔っ払ってきて家に帰してくれず、面倒になってきたのでどうしたもんかと考えた結果、23:30に嫁に電話をかけてもらうことにした。そろそろ終電も近くなった頃の時間に嫁から電話がかかってくれば、「ちょっと嫁がコレなもんで…」という言い訳がつくし、一方で奥さんにも「ちょっと困った事態になってさ…」と一芝居打ってもらうことで、僕は女の子がいるお店には行きたくなくて渋々飲みに付き合っているんだと信じてもらう事ができる。

 

 作戦は成功し、あれだけしつこかった友人も家に帰してくれた上、奥さんに電話で「愛してるって言ってたよ!」なんて一押しもしてくれて、ますます嫁さんの信頼を得られて一石二鳥である。唯一の問題は嫁さんもこのブログを読んでいるので手の内がバレバレである事だが、もし男友達の連帯感と家庭の天秤にかけられて困っている人がいたら、是非使っていただきたい手法である。