隣の泡沫候補は青く見える

 今年は世界中で重要な選挙が行われる年として有名ですが、イギリスでは14年ぶりに政権交代が行われました。

 

 僕は政治というのは左右の両輪が回ってこそ国が前に進むと思うので、この結果は良かったんじゃないですかね。政治的関心が低い日本で政権交代が行われるのはいつになるでしょうね。

 

 さて、そんな中僕が思わず注目してしまったのは次のニュース。

 

 僕は今回初めて知りましたが、このゴミ箱伯爵((原名はCount Binfaceというのがダサカッコイイ。だってドゥークー伯爵(Count Dooku)と同じCountですよ!)はイギリスの総選挙では毎度お馴染みの泡沫候補らしいです。僕がいいなと思ってしまったのは、イギリス訛りの英語のせいか、泡沫候補でもとても上品に聞こえるんですね。動画最後で伯爵が語る「誰に投票してもいいから、皆選挙に行ってほしい」という出馬する理由も素晴らしいです。

 

 ゴミ箱伯爵は元々コメディアンらしく、最新の動画では「当選の確率は?」と聞かれて「スナク首相と同じくらいかな!」という切り返しも大変スマートで面白いです。笑いの力はこういうところに使うべきですよね。僕も風刺作家として刺激を受けます。

 

 ちなみに、この間友人との会話でも話していたんですが、日本の泡沫候補も昔は上品だったと思うんですよね。日常会話で「バカだな〜」と笑って許せるくらいの可愛げがあったんですが、近年の泡沫候補は年々下品な悪目立ちが目的の馬鹿野郎ばかりで本当に嫌になってしまいます。

 

 都知事選はいよいよ明後日です。皆選挙に行きましょう!