『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』を観たっす。

 昨日『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』を観に行ったんですけど、これが中々どうして良かったです。予告編を観た時は陰謀論を冗長するような内容だったのでちょっと心配だったのですが、いざ本編を見ると科学の力を信じる映画で、なおかつチャニング・テイタムスカーレット・ヨハンソンのケミストリーが輝くロマコメとしてもとってもスイートで笑えて楽しめる軽快な作品でした。

 

 なお60年代の映画とはいえ、現代の社会情勢も反映されていて、主人公は男性優位のPR業界で勝ち抜くやり手の女性ですし、そのアシスタントはフェミニストを自称しています。また、ニクソンがかなり嫌われている大統領として描かれているんですが、これは明らかにトランプを置き換えていますよね。でも、まだウォーターゲート事件も起きていない段階で、果たしてニクソンがそこまで嫌われる筋合いはあったのか?と問われると甚だ疑問です。ここはちょっと2020年代的な価値観が出てしまっているなと思いました。