『シビル・ウォー』

 LAでの暴動が止まることを知りません。

 

 そもそもはICEによる不法移民取り締まりに端を発する抗議デモでしたが、トランプがニューサム州知事の権限を通り越して州兵を派遣し、より混乱を大きくしました。トランプが自らに批判的な自国民に対してミリタリーパワーを差し向けるのは、民主主義国家の首長として常軌を逸しているとしか思えませんが、僕は思わず昨年の傑作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』を思い出さずにはいられませんでした。

 

 『シビル・ウォー』は"3期目に突入"した独裁的な大統領に反発し、カリフォルニア州テキサス州をはじめとした19の州が分離独立を表明、内戦が勃発する物語です。この中で、アメリカ大統領が自国民に対して空爆を行ったことが示唆されますが、まさしくそういった話は絵空事ではなくなりました。余談ではありますが、『シビル・ウォー』の大統領はFBIを解散していて、トランプが任命した現在のFBI長官キャッシュ・パテルはFBI解散を唱える陰謀論者です。

 

 優れた映画というのは単なるフィクションではなく、現実の写し鏡となっていますが、ここまでリアルになってしまうとは誰が予想したでしょうか…。いや、皆知ってたか。