本日、久しぶりに早稲田松竹で2本立てをハシゴしてきました。『ミッキー17』と『けものがいる』の2本立てで、近未来SFという括りなのでしょう。ちなみに、別料金のレイトショーは『ガタカ』でした。久しぶりに『ガタカ』も観たかったな〜。
❖NOW SHOWING❖
— 早稲田松竹 (@wasedashochiku) 2025年8月4日
【8/2(土)~8(金)】
『けものがいる』
監督:ベルトラン・ボネロ
9:50/15:10
『ミッキー17』
監督:ポン・ジュノ
12:35/17:55
★2本立て上映 pic.twitter.com/FWTWrKfz7p
『ミッキー17』はそもそも劇場で見逃していたので、この為に本日足を運んだのですが、期待に違わず面白かったです。『パラサイト/半地下の家族』や『スノーピアサー』などでも存分に描かれていた格差社会が主題であり、何回死んでもクローン技術で蘇り過酷な労働を強いられるミッキーは資本主義社会における使いっ走りの労働者です。
そしてそれを使役するのはスペースコロニーで王様のように振る舞っているケネス・マーシャル元議員なんですけど、マーク・ラファロがどっからどう見てもドナルド・トランプを演じているんですね。『アプレンティス』でセバスチャン・スタンが見事なトランプを演じていましたが、正直ラファロの方が寄せに行っているので、ラファロ版の『アプレンティス』も観てみたかったですね。
ポン・ジュノらしいブラック・ユーモア満載で、なおかつ『ナウシカ』っぽいビジュアルも出てきたりするんで、ロバート・パディンソンのミッキー17/18の演じ分けもお見事でした。また、典型的なハリウッドエンタメとは異なり、変に細かい描写にこだわるところがポン・ジュノらしいなぁと思ったんですが、ここが展開の読めなさにも繋がっていましたね。
一方で、軽い変な味わいのまま終わってしまった印象もあり、『スノーピアサー』や『オクジャ』もそうでしたがハリウッド資本が入ると途端にマイルドになってしまうのもちょっと残念でした。ポン・ジュノをもっと自由に撮らせてくれるハリウッドのプロデューサーはいないのか…!
さて、もう1本の『けものがいる』はおまけ的に観てしまったのもありますが、個人的には今年ワースト級につまらなかったです。端的に言うなら、ただただ退屈な『クラウド・アトラス』でした。芸術的表現の皮を被ってロジックやビジュアルのなさを隠すのは僕は嫌いだとハッキリ認識させてくれました。僕も途中ウトウトしちゃいましたけど、両隣のおじさんはずっと寝てましたよ!
