監督は独裁者じゃなくて指揮者

 もはやここ最近『スケッチブック』の告知と忙しい報告しかしないブログと化してしまいましたが、昨日も昨日とて撮影現場の仕事でヘロヘロに疲れて帰ってきて更新ができませんでした。一応その案件は終わったので一安心です。

 

 で、僕は2nd ADとして参加したんですけど、今回の案件はまあ監督のワガママに全員が振り回されまして。急な思いつきによる変更が前日夜に行われたり、でそれが用意できてないと分かると機嫌を損ねたり、ロケーションの都合を理解せずイライラしたり。腹が立つのを通り越して僕は一周回って楽しむレベルでした。

 

 こういう時はスタッフ間の結束は高まるもので、昨日は帰りのロケバスの中で愚痴大会で大盛り上がりだったんですが、結論としてはこの監督が可哀想になったんですよね。これだけ横暴なことをやってるから現場の士気は低いし、誰も彼のビジョンを実現しようという意志がないので、恐らく彼の理想の50%も引き出せていないんですよね。

 

 また、この監督は現場で彼の要望が通っていなかったら、すぐその責任者を探し出そうとするタイプだったんですけど、これもまた嫌われる要因の一つでした。僕の今回の上司のADが「ミスが起きたら誰かのせいにする監督は失格、問題が起きたらそれをどう対処するのか考えるのも監督の仕事だ」と言っていて、僕もこれから自分の作品作りをする上で心に留めておきたいと思いました。監督は独裁者じゃなくて指揮者なんですよね。