Taiyakiが選ぶ2025年ベスト&ワースト

 さあ、現在紅白歌合戦が流れており、2025年もいよいよ残すところわずかとなりました。個人的には仕事に映像制作活動に旅行などとにかく忙しかった1年で、例年以上にあっという間に1年が終わってしまいました。その分、成長もたくさんした有意義な1年だったと思います。

 

 一方で、忙しいとやはり映画を観る本数は限られてしまいます。毎年書いていることなのでこのブログを読んでいる皆さんはご存知かと思いますが、特にコロナ禍以後僕は劇的に鑑賞本数が減っています。慌てて先ほど2025年の鑑賞歴と星取表をまとめましたが、今年は48本の映画*1を頑張って観に行きました。その中のベストなので、どうか皆さんお手柔らかに観ていただければと思います。

 

 さあ、言い訳じみた長ったらしい前置きはこれくらいにして、今年も僕を奮い立たせた10本、選んでいきましょう!


▲今年のイメージキャラクター、『罪人たち』より狂喜乱舞している皆さん

【特記事項】

  • 2025年に鑑賞した新作のうち、僕が12月31日までに見た48本が対象。詳しくはこちら
  • 星取り表やTwitterに載せた★の数、上半期ベストテンの順位、はたまたYouTubeのメンバーシップ動画で発表した順位と矛盾している時がありますが、いつもその時々の気分に左右されているのでご了承ください。

【Taiyakiが選ぶ2025年映画ベストテン】

  1. サブスタンス
  2. ワン・バトル・アフター・アナザー
  3. ハウス・オブ・ダイナマイト
  4. WEAPONS/ウェポンズ
  5. 罪人たち
  6. ANORA/アノーラ
  7. ボディビルダー
  8. アバター:ファイヤー&アッシュ
  9. 国宝
  10. ノー・アザー・ランド 故郷は他にない

 

【解説】

 面白すぎて震えて劇場を後にした①は圧倒的。テーマも多層的だし、ストーリーはサスペンスフルで面白く、編集もエッジが効いててカッコいいし、ビジュアルショックもあり、ちょっと近年稀に見る完璧さ。一つ残念なのは、本作はLAを舞台にしていながらほとんどフランスで撮影されているんですね。業界内でLAは終わったと囁かれていますが、いよいよその流れが加速しているようです…。

 

 ②は大変悩みましたが、僅差でこの順位です。「暗号」が一つのキーとなっていまして、暗号を忘れてしまってオロオロしているボンクラ主人公にゲラゲラ笑いましたが、最後の最後、本当の親子だったら「暗号」がなくても通じ合えるという伏線にも機能していたのは大層感動しました。「波に乗れ」というのをビジュアルで表していたのもよかったですね。ビバ・ラ・レボルシオン!!

 

 ③は昨日観終わったばかりなんですけども、いやー流石のキャスリン・ビグロー御大のサスペンス手腕に震えました。Netflixの再生バーを確認しながら観てましたが、通常の映画で第1プロットポイントに該当する時間で、既に通常の映画でクライマックスに当たるレベルの緊張感だったので驚愕しました…!余談ですけど、『シン・ゴジラ』を思い出しながら観てました。

 

 ④は昨日のコメディベストテンでも選びましたが、スケッチコメディ出身の監督が秀逸なホラー映画を撮ると自分のことのように嬉しくなりますね!(ただもちろん、コメディを離れることの寂しさもあります)続編を開発中だそうで、今から楽しみです。

 

 ⑤もホラー枠ですが、とにもかくにも音楽の力を持って時空を超越するシーンが素晴らしい。音楽史を見事に映像化していて、素晴らしすぎて涙が出そうになってしまいました。また、黒人の歴史、アイルランド系移民の歴史、経済による移民搾取、ブルース、黒人教会文化、南部の文化といったありとあらゆるレイヤーを重ねながらエンタメ映画として昇華した手腕もお見事でした。

 

 ⑥は昨日のコメディ映画ベストテンでも選びましたけど、「恋に落ちる」という理屈じゃない抽象的な瞬間を演技と演出で見事に表現していたのは本当に素晴らしくエモかったです。ショーン・ベイカーの次作はコメディだそうで、今から楽しみです。

 

 ⑦はより大きく、より強くというアメリカ社会の病的な願望が、ボディビル業界と悪魔的に融合してしまった恐ろしさ。主人公の「ただ有名になりたい」という純朴な欲望はもう他人事として観れなかったです…。

 

 前作『ウェイ・オブ・ウォーター』が平凡だったから、⑧には対して期待もしてなかったんですよ。でもこれがキャメロンが昨今蔓延るAIによる生成映像に中指を突き立てるかのような映像表現でいたく感動してしまいましたね。「誰が『アバター5』なんかみたいんだよ」とか思っててごめん、永遠に『アバター』作り続けてくれ!

 

 ⑨も⑦と似ているのですが、「歌舞伎をとにかく上手くなりたい」という純朴な願いで3時間突き進む映画で、これも共感せずに観ていられなかったですよ。歌舞伎を上達できるなら悪魔との契約も厭わないとうのは⑤にも似ています。売れる要素が一つもなかったのに、映画としての面白さだけでここまでヒットしたのも素直に素晴らしいと思います。

 

 ⑩は映画冒頭の「2019年」という何気ないテロップが重くのしかかり、これまでパレスチナ問題への無関心という罪を犯してきた自分の贖罪の気持ちも込めてランクイン。米国やイスラエルが推し進める一方的な和平の先に、この作品に出演した人は殺されたり、監督の家にもイスラエル軍が襲撃したり、本当に憤りを覚える日々です。Free Palestine!

 

【Taiyakiが選ぶ2025年映画ベストテン】

  1. ジュラシック・ワールド/復活の大地
  2. けものがいる
  3. 果てしなきスカーレット
  4. ディックス!! ザ・ミュージカル
  5. 白雪姫
  6. ファンタスティック4 ファースト・ステップ
  7. マチュア
  8. 死霊館 最後の儀式
  9. メガロポリス
  10. ミッション:インポッシブル/ファイナルレコニング

【解説】

 ❶は開幕からのバカな展開に頭を抱えました。真面目にやっていてバカな脚本ほど滑稽なものはない。シリーズの大ファンだっただけにガッカリ度も大きく、本年度ワースト1にさせてもらいました。

 

 作品としての純粋なつまらなさなら❷はダントツ。アートの皮をかぶって表現にも話にもロジックがない映画って一番嫌いなんですよね。

 

 

 ❸は細田守ファンとして悲しくてしょうがないです…。アニメ表現としても質が低いと思ったし、死者の世界もあまり詰められてなくて酷かった。

 

 

 ❹は下品だったら面白いわけじゃないということを再認識させてくれました。コメディにも筋は必要です。

 

 ❺はレイチェル・ゼグラーは大変良かったという点だけは伝えておきたい。彼女が頑張っていただけに、この出来は辛い…!

 

 ❻は昨今のMCU作品の中でもかなり酷い部類。『ドゥームズデイ』大丈夫だろうか…。

 

 ❼はせっかく戦わないストラテジストを主人公にした復讐劇であるにも関わらず、それを全く活かせていな脚本が残念。

 

 ❽はシリーズ最終作としては大変エモくて良かったのですが、肝心のホラーが関連性のないジャンプスケアばかりで飽きました…。

 

 ❾はあまりワーストとしてあげたくないんですけども、でもやはり面白くはなかったので…。でもコッポラ本人が満足できてれば、我々凡人の理解なんかなくたっていいんです!

 

 ➓もワーストにはあげたくないんですけど…シリーズ最終作で話を一番ややこしくされても困ります。見せ場も少なくて残念です…が、その見せ場がすごいのはさすがでした。とりあえず、トム・クルーズはお疲れ様でした、今までありがとう!

【総括】

 映画見れてないなー、と自覚していた割に、ベストもワーストもそれなりの話題作をちゃんと観れていて安心しました。来年は映画はもちろんのこと、コンテンツを観る量を意識的にもっと増やして、制作者としても更に成長できるような1年にしていきたいですね。

 

 それでは皆さん、また来年!

 

【過去のベスト&ワーストテン】

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*1:メンバーシップの動画では37本と言ってましたが、だいぶ数え間違えしてました。まあ、あれを発表してから大分鑑賞したのもありますが。すみません!