ちょっとここまた最近更新リズムが乱れてすみません!謝罪の代わりにじゃないんですが、先週末『ウォーフェア 戦地最前線』を観てきました。いやー、ソリッドで大変素晴らしい!

これは喧伝されるように監督の一人を務めたレイ・メンドーサが実際に体験した記憶を元にできるだけ忠実に作られた映画なのですが、そういう意味では構造上、観客が彼の記憶の中に囚われるシチュエーションホラーでもあると思うんですよ。「敵」に囲まれた戦場をどうやって逃げ出すかのみに焦点を当てた90分。そこには思想もメッセージも何もありません。ただただ、生き延びて帰りたいという生への渇望のみです。
一方、僕がこの映画で印象に残ったのは「静的」な画作りなんですね。もちろん、戦闘シーンはかつてないほどリアルではあるんですが、時折カメラが完全にフィックスされた画が出てくるんですよ。我々は日本という平和な国に住んでいますが、今でもこうした緊張が続いている地域があります。僕は、こうした画が「戦場」という「日常」をただ淡々と伝えているように思いました。ジャーナリストのように、感情を押し殺して。
先ほど思想もメッセージもないと書きました。それは嘘ですね。戦争はクソだと、最後の拍子抜けするほど落ち着いた画が語っていました。超傑作。
