分断を招くな。猛省しろ

 昨日の選挙の振り返り。あらかじめ野党の大敗が予想されていた選挙ではあったけど、それにしても酷かった。後出し結果論に聞こえるかもしれないが、そもそも1+1=2という単純な算数で勝てると思った見込みが甘かったと言わざるを得ない。

 

 ここ数年、立憲民主党のイメージの悪さが顕著だった。実態ではなく、イメージの話である。ある帰り道。僕の選挙区では自民党の候補が女性であり、中道が民主党のベテランの高齢男性を立てていることに気がついた。僕は選挙看板を見ながら嫁に「どっちがリベラルだか分かんないね」なんて呆れながら冗談を飛ばしていたが、実際今回の選挙ではリベラルを自認する若者の3割が自民党に票を入れていたそうだ。

 

 また、昨日僕が歯軋りしてみていた日テレの選挙特番で、高市早苗はミラノ五輪の選手と電話で話す生中継が流れた。「うまい」と素直に思った。わざわざ、選挙特番の日にこんなイメージを流す必要はない。これをみて高市総理に好感を抱かない無党派層などいるのだろうか。

 

 対する立憲、および左派はこの選挙期間中どうだったか。確かにこの選挙は横暴だった。戦後最短の選挙期間だったし、真冬に行われたことも異常で、大雪のために投票率はかなり低かった。当然フェアな選挙ではないし、力を持つ権力者による卑怯な戦法だったと思う。ただ、野党の闘い方はそんな高市早苗の横柄さをただただ批判するばかりで、あまりにも稚拙だった。

 

 高市早苗といえば、選挙広告が話題だった。YouTube史上最短の1億再生を記録し、莫大な資金が投じられていたことが窺える。これ自体は規模の小さい政党にとっては問題であり、選挙期間における広告費制限の是非などは今後議論すべきである。一方で、僕は下記の記事を読んで呆れた。

 

 近年、SNSやインターネットを活用した政治活動は活発になっており、参政党や国民民主党といったポピュリズム政党はやはり上記グラフを見る限りその使い方はかなりうまい。一方で、中道は登録者数も少なければ再生数も主要政党の中で最低である。あまりにもマーケティング能力に欠けている。

 

 そもそも「中道改革連合」などというセンスのかけらもない政党名にしてしまったのだから、一人でも多くの有権者にその名前を覚えてもらうよう、またイメージを向上させるように必死になるべきだった。自民党の広告費に文句を垂れる前に、自分たちも死に物狂いで金を集めて巨額の広告費を投じるべきだったし、優秀なデジタルマーケスタッフを雇うべきだった。

 

 今回の選挙結果に、僕は長年嫌ってきた自民党よりも立憲民主や左派への怒りが強い。裏金議員や統一教会との繋がりを持った議員が当選したことに対して、左派弁論人は日本人の民度に対して嘆いていたが、まさにそういうところである。同じ日本人同士で分断を招く発言をしてどういうつもりなのか。なぜ自分たちを差し置いて国民が裏金議員を選んでしまったのか、真摯に分析するべきだ。猛省しろ。