いやー、素晴らしい!面白過ぎて震えました。というか、過大な夢を持って、とにかく自分の才能にだけは自信があるけど、金はなくて周囲に迷惑をかけて…って、これ他人事の話として全く観れなかったんですけども!
多分主人公マーティに嫌悪感を抱く人も多いでしょう。口から先に生まれたような男で、計画よりも先に行動する為に突発的に手が出ます。尊大で他人を傷つけることをなんとも思ってません。原爆のジョークなんて、今日劇場でもカチンと来た人も多いでしょう(僕もそうです)。
とにかくマーティは金策に必死で、何か解決すると次から次に問題が雪だるま式に大きくなっていくのはもう爆笑の連続です。この辺は監督の出世作『アンカット・ダイヤモンド』なんかと似てますけれども、ただあちらのアダム・サンドラーよりも今回の主人公の方がずっと肩入れで見れるのは、やっぱり金を稼ぐのは夢のためなんですよね。
もちろん、夢のために人を傷つけたり嘘ついたり犯罪行為犯していいのかっていったら、そんな事はありません。でも、そんなことをしてしまう愚かさも非常に人間らしいと思うんですよね。少なくとも、彼の中で卓球という太い芯だけはブレないんですよ。
そしてこういう映画にありがちなのは、最後の最後で主人公が一番熱くなるものが金を超越するんですよね。そしてそれを達成した時、やっと大人になれる訳です。このために140分も映画を観てたんだとカタルシスがありました。
ちなみに、こちらの映画も『レンタル・ファミリー』同様、日本で撮影があった時からいろんな噂を聞いておりました。エンドロールでまた知人たちの名前を見つけるのが楽しかったですね。
