オタク的に忙しい1日

 今日は自分が趣味領域にしているものがあっちこっちで大騒ぎだったので、心が休まらなかったっす…。

ウィザーズVSナゲッツ(112-110)

 格上の強豪だらけの西部遠征中だったウィザーズが、まさかの3勝1敗という好成績を納めてホームに帰ってきました。ようやくチームケミストリーが噛み合ってきた感。順位も12位まで上がって、うまくいけばプレーイントーナメント圏内も見えてくるか。

 

『ワンダヴィジョン』第8話

 毎週いろんなことに驚かされていたこのシリーズも来週で終わりですか…。ちょうどタイミングがいいので、来週(3/6)のオンライン飲み会で『ワンダヴィジョン』SPをやるか検討中。なお、お便りはまだ募集中です*1。なお、小学生の時によく見ていた『マルコム in the middle』のお父さんがブライアン・クランストンだったって、今更ながら初めて知りました。

 

スター・ウォーズ EP9 スカイウォーカーの夜明け』 

 TVでやってたんですね。ふーん。

 

Pokémon Presents

 ようやく待望の『ダイアモンド・パール』リメイクなんですが…。開発があのクソ使いにくいUIでお馴染みの『ポケモンHOME』のILCAと聞いて、正直嫌な予感はする。かたやゲームフリークは何をしているのかというと『Pokémon LEGENDS アルセウス』という予想斜め上の新作を開発していました。あ、『ポケモンスナップ』も出ますね。ふーん。

 

ゴジラVSコング』新TVスポット

 ニッコニコ!

 

キングコング対ゴジラ

キングコング対ゴジラ

  • 発売日: 2014/04/23
  • メディア: Prime Video
 

 

*1:

サウンド・オブ・コミュニケーション/『サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ〜』★★☆

 Amazonオリジナルの『サウンド・オブ・メタル〜聞こえるということ〜』を鑑賞。監督は『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』の脚本で知らるダリウス・マーダー、脚本はダリウスが実の兄弟のエイブラハムと執筆、エイブラハム・マーダーは音楽も担当。主演に『ローグ・ワン ローグ・ワンスター・ウォーズ・ストーリー』のリズ・アーメッド、共演にオリヴィア・クック、ポール・レイシー、ローレン・リドロフら。

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新作ショートコント「地震でTwitterに集まる人たち」公開!

 週刊『SKITBOOK mini』、今週の新作を公開しました。

 

 先日の地震が起きた際、もう名前を出すのもバカバカしいアカウントが、とある不謹慎なネタを投稿して大炎上し、果てはアカウント停止となりました。あのツイート自体は擁護しようもないくらい酷い物でしたが、あのネタを批判するネットユーザーの声には「社会風刺」や「パロディ」といった概念そのものを否定するような、正直納得できないものも多々ありました。

 

 あの炎上した投稿は単純にギャグとしてもつまらないし、風刺のつもりが全く対象物も斬れていないナマクラでしたし、なおかつジョークを発するタイミング的にも不謹慎で最悪だったのが重大な問題点だったわけで、パロディそのものを批判したら『サウスパーク』とか存在できないじゃないか。それは「コメディ」を信じる力が流石に足りなさすぎるだろう、という「キャンセルカルチャー」への危機感の念も込めて、久々に社会風刺を込めたショートコントを撮りました。

 

 ちなみに、今更ですが、先週撮ったコントは撮影中から自分でも面白いか分からず、そうした中途半端な自信の無さを反映してか、TikTokユーザーにも全然ハマらず初めてスベりました。一方、今回は台本考えている時から「これは面白いだろうな〜」と思っていて、実際にTikTokにアップしてみるとたった1時間で5万再生されました。やっぱり、撮っている本人が面白いと思ってないと、面白いコントにはならないんですね。

 

 なお、改めまして2/13の福島沖地震に被災された全ての皆様にお見舞い申し上げます。1日でも早い復興を祈っております。

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インポッシブル(吹替版)

インポッシブル(吹替版)

  • 発売日: 2021/01/26
  • メディア: Prime Video
 

 

「アジア系へのヘイトをやめろ!」運動について

 今日Clubhouseを覗いたら、参加者全員が「#JusticeForVichaRatanapakdee(ヴィチャ・ラタナパッディに正義を)」というハッシュタグで白髪のメガネをかけたおじいさんを囲ったアイコンをしている部屋があった。大抵の場合「#正義を」なんて書かれたハッシュタグにはいい予感はせず、気になったので調べてみると、実は現在全米で新たな大きな運動が展開されていて、自らのアンテナ感度の悪さに恥を知った。

 

 ヴィチャナ・ラタナパッティさんはサンフランシスコに住む84歳のタイ移民*1だった。彼は近所では毎朝1時間散歩することで知られており、つい最近新型コロナウイルスのワクチン接種も受けたばかりで、パンデミックの中でも元気に健康に過ごしていた。

 

 突如悲劇が襲ったのは、先月28日。いつものようにヴィチャナさんが近所を散歩していると、19歳の男が突然彼にめがけて突進してきた。地面に激しく叩きつけられたヴィチャナさんは脳出血を起こし、そのまま帰らぬ人となった。

 

 コロナ禍が始まって以来、世界中でアジア人が理不尽な差別と暴力の被害に遭ってきた。もちろん、正確にはBLMの前から黒人差別は永く存在していたように、コロナ禍の前からアジア人への嫌がらせはあったが、コロナがアジア系への差別を加速した。批判にも関わらず、ドナルド・トランプが「チャイナ・ウイルス」や「カンフルー((Kung flu. カンフー(Kung Fu)と風邪(Flu)の造語。ブルース・リーに蹴り飛ばされればいいよ。」などと心無い言葉を多用したことも手伝い、これらの言葉をそのままアジア人たちに浴びせる加害者たちも目立った。

 

 アジア系は文化的に寡黙なので、特に嫌がらせの被害に遭いやすい。ヴィチャヤさんの娘も昨年、公共の場で酷い差別を受けてきたが、無視をすることでやり過ごしてきたという。が、ジョージ・フロイド事件をきっかけにBLMが拡大したように、ヴィチャヤさんの死がアジア系たちの堪忍袋の尾を切った。6日前にこのニュースが報道されると、全米で「#StopAsianHate(アジア系へのヘイトをやめろ)」運動が隆起し、デモが展開されている。

 

 さて、何故僕が「恥じている」のかというと、この運動のことを見逃していたからだ。全米のスポーツ局であるESPNがアジア系への連帯を示すTweetをしていたのだが、僕はてっきりその数日前に行われたNBAトロント・ラプターズミネソタ・ティンバーウルブズの話だと思ったからだ。

 

 というのも、今季の全体ドラフト1位である大型新人アンソニー・エドワーズ渡邊雄太に強烈なダンクをお見舞いしており、渡邊雄太がネット上でからかわれていたのだ。しかし、ビーフやトラッシュトークが魅力の一つであるNBAでは伝統的に、ハイライトに残るようなダンクをかまされた選手は、解説者やファンからバカにされる傾向があるので、それ自体に問題はない。ただ、今回ダンクの被害に遭ったのは渡邊選手はリーグでも珍しいアジア人だったので、確かに一部酷い物言いをする人もネット上では散見された。

 

 

 とはいえ、そんなのは少数で、まさかESPNがここまでシリアスに捉えているとは思わなかったので、この声明にはビックリした。渡邊雄太ESPNの反応を結びつけたYouTube動画もあって僕も大して調べもせず信じ切ってしまっていたが、事の真相はたまたま時期が被っていただけで、ESPNがかの声明を出したのは冒頭に述べた事件のためであったのだ。ESPNだけでなく、名だたる企業が「#StopAsianHate」を投稿して連隊を示している。つい先日、日系人の強制収容にバイデンは謝罪したけれど、この流れもひょっとして汲んでいたのではないだろうか。

 

 ところで、勘違いついでに余談を書いておくと、今でこそ八村塁や渡邊雄太のお陰で、日本人の活躍がハイライトで取り上げられるような夢のような時代が来ているが、NBA内でもアジア系への差別や偏見の黒歴史がある。1947年-1948年に史上初めて非白人としてドラフト指名されたワッツ・ミカサは、ルーキーイヤーにシーズン途中で解雇されたことに始まり、NBAチームがアジア系を採ることは稀だ*2

 

 八村塁や渡邊雄太が活躍する前は、ジェレミー・リンがアジア系NBAプレーヤーのスターだった。しかし、リーグ史上初の台湾系アメリカ人であるジェレミー・リンは、高校や大学で非凡な成績を残していたにもかかわらずドラフトされず、3年ほど下部リーグで過ごす。リンは2012年に「リンサニティ」を起こして全米を熱狂させたが、その後のキャリアではいろんなチームを転々とし、最後には2019-2020シーズンのトロント・ラプターズに途中加入したものの、ほとんどプレーオフでは出させてもらえなかった。皮肉にもその年、リンは優勝したけれど、オフシーズンに放出されたことはリンのプライドを酷く傷つけてしまった。  

 

 リンはその後中国に渡り、CBAの北京ダックスで1年プレーしたのち、今シーズンからはアメリカに帰って来てゴールデンステート・ウォリアーズの下部組織に所属している。彼のキャリアを軽く振り返るだけで、いかにNBAがアジア系にとって風当たりの強い場所かが伺えるだろう。同じ日本人として、八村塁や渡邊雄太の活躍は誇らしく嬉しいが、同じアジア人として、ジェレミー・リンにも再度スポットライトが当たることを願ってやまない。

 

 最後に話を戻すが、アメリカに住んでいたアジア人として、#StopAsianHateを通し、アメリカがアジア人にとって住みやすい国なるよう、変革することも祈っている。

 

 

*1:ツイッターではタイ系アメリカ人と書いてしまったが、正確にはタイ移民でした。お詫びして訂正します。

*2:そんな環境の中でロケッツの永久欠番を残すほどのインパクトを残したヤオ・ミンは改めて凄い

『TENET/テネット』は莫大な資本をかけて作られたTikTok動画だ!

(この間のオンライン飲み会*1で話したことを元に改めて記事にしてみました!)

 

 お陰様で『SKITBOOK』のショートコントはTikTokでちょっと注目され、一番再生数を稼いだ動画は27万再生を超え、毎日通知が鳴り止まずフォロワーも徐々にではあるが順調に増えており、今日フォロワー数が2200人を突破した。少し前まで思いっきり偏見の目で見ていたことがちょっと申し訳ないくらいTikTokは今や毎日チェックするSNSの一つとなった。(といっても、やはりまだ戸惑いはあるけれど)

 

 で、なまじ映画好きの三十路手前の人間が、世間の注目を浴びたい学生達が動画をアップするTikTokを眺めてて気付いたことは、『TENET/テネット』とTikTokの根幹にあるエモーションは同じだ、という事だ。過激なフィルム原理主義で映画館を愛し、私生活ですらスマホタブレットの類を持つことを拒否するノーラン君にとっては、デジタル文化を象徴するTikTokなんかと比較されることは不名誉なことかもしれないが、まあ聞いてほしい。

 

 バズることが使命のTikTok動画は、1分という短尺の中でいかにクリエイティビティを発揮するかが肝だ。人気曲に合わせてダンスしたり、くだらないギャグやイタズラなどを仕掛けて安易に中高生のハートをガッツリ掴みに行くものもあるが、感心するのは映像の編集技術を使ったトリック動画が絶大な支持を受けているジャンルの一つだという事だ。中にはAfterEffectsなどの本格的な編集ソフトを使ったものもあれば、TikTokに備え付けられている標準的な編集機能で加工したものある。これだけ映像技術が進んでいる中で、ジャンプカットやディゾルブ、ストップモーション、中抜き、そして逆再生などの手垢にまみれた古典的なテクニックが若者達の目を奪っているのは特筆に値する。


 映画史に詳しい方ならご存知の通り、映画とトリック(マジック)の関係性は深い。初期の映画興行は見世物小屋で行われ、数多くのマジシャンが参戦した。世界最初のSF映画『月面世界旅行』(1902)を撮ったジョルジュ・メリエスもその一人であることは言うまでもない。メリエス多重露光やジャンプ・カット、フェードアウトなど、120年以上経った今でも現役で使われている編集技術生み出し、映画に物語性を与えた。メリエスからちょっと遡っても、「映画の父」と呼ばれるリュミエール兄弟はすでに1895年にはフィルムの逆再生を利用した『壁の破壊』というサイレント映画を発表している。

 

 そしてノーランである。先に述べた通り、ノーランはかなりのアナログ派・フィルム主義であり、CGを使うことを嫌う。『TENET/テネット』も公開当時は時間の逆行という奇想天外(にみえる)アイディアと、複雑(にみえる)なプロットが喧伝されたけれど、映画史を愛するノーランはリュミエール兄弟がやったことをやりたかっただけなのだ。ただし、飛行機を建物に突っ込ませるほどの金をかけて

www.youtube.com

 

 さて、TikTokと初期の映画と『TENET/テネット』を並べてみて何が共通しているかといえば、「映像の原初的な衝動」なのだ。映画という技術を発明したばかりのリュミエールもメリエスもフィルムを逆再生せずにはいられなかったように、映画少年に戻った気持ちでIMAXで撮ったフィルムを逆再生して無邪気に喜ぶノーランと同じように、万人ががスマホを持つようになりカメラが身近な存在となった現代の若者達も逆再生動画を作って興味深く遊んでいるのだ。そこには「初期映画の喜び(©︎sigeさん)」や「根源的な喜び(©︎massasさん)」で満ちている。そう考えたら、『TENET/テネット』はTikTokと比べられることはある種名誉のことではないだろうか、ノーランくん。

 

 

【参考文献】

projects.leadr.msu.edu

www.britannica.com

silentlondon.co.uk

 

TENET テネット(字幕版)

TENET テネット(字幕版)

  • 発売日: 2020/12/16
  • メディア: Prime Video
 

 


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