【サルベージ記事】2005年映画ベスト&ワースト【2011/9/17】

 思ったほどウケが良くないコピペ企画(当たり前だ)、旧サイトには2011年と2012年と何故か2015年映画ベスト&ワーストを書いていました。思い返せば、僕にとって2011年は2年に渡る受験戦争を終えてインターネットに再び入り浸り、町山さんを知り、破壊屋を知り、映画秘宝を買い始めた年です。だからベスト&ワーストという概念もこの時に知りましたし、どうしてもやってみたかったんだと思います。今挙げた方々の文体にもろに影響を受けているのが分かってクッソ恥ずかしいですが、恥を忍んで公開しちゃいます。

 


※以下、2011年9月17日に書いた記事です。敢えて誤字脱字やPC的に酷い表現や笑えない冗談など、そのままに残しています。悪しからず。あまりにもひどい文章には注釈でツッコミを入れています。

 

 今頃2005年の映画ランキングかよ!という声が聞こえてきそうです。前から色々な映画サイトさんが作っている「ベスト&ワースト」ランキングに憧れてはいたんだけど、如何せん僕は色んな映画を見るよりは好きな映画を何度でも見るタイプなので他の映画サイトさんと比べて圧倒的に見てる本数が少ない。そんな雀の涙ほどの鑑賞歴からベストやワーストランキングを作ってもしょうがないので、せめてその年の映画を30本見たらランキングを作ろう!とずっと決めていました。

 今回、ようやくその30本目を見終わりましたので、いよいよ僕の2005年ベスト&ワーストを決めていきたいと思います。もちろんこの映画ランキングは執筆時現在のランキングですので、10本鑑賞作品を増やす毎に更新していきたいと思います。


 ところで、2005年は僕が映画に興味を持ち始めた年だ。この頃から『スター・ウォーズ』やスピルバーグ作品を中心に監督名やキャスト/スタッフの名前を覚えていくようになった。(『スター・ウォーズ』とスピルバーグ作品は親父の影響で小さいときから大好きだった。)でも今くらい映画が好きではなかったので、機会があれば見る程度で積極的に映画を見ている訳ではなかった。しかし、やはり2005年は僕の映画史にとってエポック・メイキングな年ではあるので、今でも「2005年製作作品」の表記とか見ると少し反応してしまう。


ベスト10(2011/9/17版)

10位:『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女

 映画版『ハリー・ポッター』シリーズは嫌いだったが、アンドリュー・アダムソンが撮った『ナルニア国物語』シリーズは原作のエッセンスを正しく実写化した娯楽作だと思う。あと中学生の時英国人の先生に教わったキリスト教的世界観とナルニアの世界観のリンクを教わってもらっていたので、そういった視線で映画を見るのはとても新鮮で面白かった記憶があります。

 だけどこのシリーズは日本だとすごく嫌われてるよね。キリスト教的価値観が受け入れられないからかな。やっぱり子役が不細工だからだろうな。特にスーザンが。*1

9位:『宇宙戦争

 映画館で友達と見ました。頭を強く殴られたような衝撃を受けました。確かに終わり方が尻切れトンボなのは否めませんし、この作品がズタボロに叩かれているのも分かる気もします。しかし、僕にはこの映画を駄作だとは思えません。スピルバーグは公開時インタビューで「この作品で描きたかったのは難民となったアメリカ人だ。」と言っていました。歴史上難民が発生したことの無い国、また対外戦争において本土が戦地になったことの無い国はアメリカだけです。その強国アメリカが侵略にあい、市民が難民となって破壊された町を歩き回り、極限状況で人間が狂う様はただのSF映画とは思えないリアリティがありました

8位:『ONE PIECE オマツリ男爵と秘密の島

 尾田栄一郎細田守が奇跡のタッグを組んだ傑作。漫画『ONE PIECE』は仲間がテーマの一つなんだけど、この映画はそんな仲間の絆の脆さを描いており、少年ジャンプ漫画原作にしては危険な作品です。だから一方で原作ファンからの評価は低かったりもする。

7位:『40歳の童貞男』

 記念すべき本年度30本目です。アメリカン・コメディが大好きです。こういうバカで低能でお下劣な作品は絶対日本では作れません。(注:褒めてます)童貞の描き方が素晴らしい!もうアンディを他人とは思えない。
 「彼女が家にくるよ!」
 「この家に?バカ!」
 「なんで?」
 「なんでって周りを良く見てみろ!こんなフィギュアまみれでゲームがいっぱいある家に女なんか呼べる分けねーだろ!」
 「え、なんで?
 分かります、分かりますよ、アンディさん。家に女の子を呼んだ時、机の上に『スター・ウォーズ』フィギュアをいっぱい並べてわざわざコレクションを自慢した痛い中学時代を送ったことが自分にもありました。あのフィギュア達はどこに行っちゃったんだろうなー。
 他にも男同士で集まったとき皆ビール飲んでるのに一人だけファンタオレンジだったり、免許を持ってないから女の子に送り迎えさせたり、パーティー会場で一人だけポロシャツを着てたりと、細かい所まで爆笑ポイントが満載です。ただし、20年後に自分がこの作品を見てまだ笑っていられるかがすごく心配。

6位:『ALWAYS 三丁目の夕日

 原作は親が大ファンだったため、僕も子どもの頃から何度も通読するほど好きだった。そのため初めて見たときは六さんが女だったり、茶川さんが若かったり、鈴木オートの社長さんが怖かったりしてどうも原作とのギャップの方が気になっちゃって全然面白くなかった。原作ものにありがちな話ですね。

 だけど2回目に見たときにその色眼鏡を外してみたら、もう涙がボロボロ止まらなくって。初見のときと全然印象が違う。この映画において大事だったのは如何に原作に忠実か、ではなくて観客に昭和30年代の独特の暖かさを(それがまやかしであっても)疑似体験してもらうことだ。原作の大事な部分を伝えるためには原作の改変も厭わない、ということをこの映画で知ることが出来ました。

5位:『キングコング

 僕が通ってた中学、高校は特殊な学校でして。全寮制だったんだけど、毎回中間や期末試験が終わる度に夜体育館に集まって、学校側が生徒の労をねぎらって映画を上映してくれるイベントがあった。今考えると教員がただテストを採点したかっただけだとしか思えないが、色んな映画を大スクリーンで見ることが出来る貴重な機会でした。

 そこで見た『キングコング』には度肝を抜かれた。3時間も上映時間があったのは流石にキツかったけど、V-REXのアゴを引き裂くコングや走る恐竜から撮影隊が逃げるシーン、エンパイアステートビルの攻防など、ケレン味たっぷりの大迫力VFXの連続には長時間の体育座りの痛みなんて忘れ去ってしまった。 『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』も見てピーター・ジャクソンの凄さが改めて身にしみて分かったけど、やはり長い上映時間が怖すぎて続く2作を見れてません。映画ファンとして情けない…。

4位:『リンダリンダリンダ

 この映画が素晴らしいのは、映画のクライマックスに向かって真っすぐ、青春を淡々と描いている所だ。よく「高校生活は輝きに満ちあふれていて毎日が刺激的だった!」とか言うやついるけど…そんなわけねーだろ!そりゃ思い出補正がかかって自分たちの青春時代が毎日輝いて見えるのかもしんないけど、実際は退屈でなっがい人生に連続しているほんの一部分でしかないよ。別に何か特別なことが起きる訳でもないし、いつもと同じようにただ日々は過ぎていくだけ。ただし、高校時代というものは何かに燃えたときの火力は凄まじく、平凡な毎日の中でその一瞬の眩しさを見事に映し出したのが『リンダリンダリンダ』のクライマックスだと思います。

3位:『パッチギ!

 井筒和幸は大嫌いな人です。*2でもその人への評価と、作品への評価は別物だよね。悔しいけど『パッチギ!』は2005年どころか生涯の邦画ベスト10に入るほど破壊力あふれる素晴らしい作品だった。でもまさか
 「これがパッチギやー!」
パッチギ(頭突き)を日本人にかまし高岡蒼甫韓国発言で干されるとは思ってもいませんでした。

2位:『バットマン・ビギンズ

 初めて見たのは学校の修学旅行で乗った飛行機の機内上映。前の席に取り付けられた小さなスクリーンでは暗い画面を把握することが出来ず、クライマックスの頃にはぐーすか寝てた。なので暫くの間は僕の中では駄作に仕分けてました。

 この作品への評価を180度変えることになったのは2008年、『ダークナイト』が公開された年だ。全米であり得ないくらい絶賛されている様子をネットニュースで知って、興味を持った僕はすぐにTSUTAYAに『ビギンズ』を借りにいった。何だこれは大傑作じゃないか!と目を丸くして驚いた。僕が知ってるバットマンは昔アメリカで見ていたアニメシリーズなんだけど、それが原作になっているだとは考えられないくらいクリストファー・ノーラン流のリアルでダークな世界観に虜になった。あと変に飛行機で見ていた記憶が部分部分残っていたので、「ああ、あれはこういうことだったのか!」と各部分が結びつ くことで得られるメメント』的な快感も得られた。すごい個人的なことだけど。もちろん、返却したら急いでDVDを買いにいきましたよ!

1位:『スター・ウォーズ/エピソードIII シスの復讐

 もちろん『スター・ウォーズ』は外せないでしょう。最初の方でも書いたけど、父親のおかげでシリーズを昔から見ていたため、新3部作は割とリアルタイムで見ていた人々と同じ感覚で見ることが出来たと思う。そこは父親に感謝したい。


振り返ってこのランキングを見ると、自分でもかなり頭の悪いランキングだということが分かる。でもいいんです。全部大好きだから。次回はどんなランキングになるのかな。


ワースト10(2011/09/13)

10位:『チャーリーとチョコレート 工場』

 もう内容は朧げにしか覚えてませんが、子どもが減る度に飽きていった記憶はあります。ティム・バートン作品は良い意味でも悪い意味でもアクが強すぎる。

9位:『GOAL!』

 FIFAの金儲け的な。

8位:『ハリー・ポッターと炎のゴブレット

 尺は長かったがそれでも長大な原作をうまくまとめることが出来ず、個々のエピソードが薄いうえに結びつきが不十分です。でもそのお陰でロンがしょうもないボンクラと化してたのは面白かったです。

7位:『マダガスカル

 飛行機の機内で鑑賞。PIXAR以外のCGアニメを初めて見て、やっぱりPIXARが一番だと再確認した作品。*3

6位:『ザスーラ

 学校の映画会で鑑賞。なんで今更『ジュマンジ』?と思ったけど、案の定『ジュマンジ』を超えることは無く、それどころか非常にチャイルディッシュな作品に成り下がってしまった。ただオチにはいい意味で裏切られました。

5位:『劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション/波動の勇者ルカリオ

 傑作『ミュウツーの逆襲』を小学生のときに見ていただけに、久しぶりにテレビで見たポケモン映画には失望しました。作品の質をほったらかして完全にポケモンビジネスの一環として捉えているのがよく分かります。幻のポケモンデータで客を釣る株ポケ商法は摘発されるべきではなかろうか。

4位:『ハービー/機会仕掛けのキューピッド』

 飛行機の機内で鑑賞。向こうのティーン向け映画はティーンを舐め過ぎだろ!ってくらいどれもこれも出来が悪い。というかディズニー資本のティーン向け映画が酷い。いや、『ハービー』はもうちょっと対象年齢が低いか。

3位:『SHINOBI

 ハリウッドの真似事する前にもっとやることがあるだろ!下手クソな『ロミオとジュリエット』を見せつけられました。時代は違えど同じようなテーマを扱った『パッチギ!』の方が安い制作費で100倍面白い。両方ともオダギリジョーが出てるしね。

2位:『電車男

 当時気持ち悪いくらい『電車男』ブームにハマってしまった自分に自戒の意を込めて。

1位:『交渉人真下正義』

 僕が『踊る大捜査線』のファンを止めたのは『ヤツらを解放せよ!』に幻滅してからなんだけど、交渉人真下正義』の頃には充分種はまかれていたと思う。本広克行は『真下正義』という駄作と同じ年に『サマータイムマシン・ブルース』という傑作を生み出す器用な真似をやってのけました。


8位~10位は数合わせのために適当にランクインさせましたが、それ以外は語ることすらメンドクサい作品です。結果ベストと比べて文章量が全然違ってしまった。


 当分の間サルベージ記事シリーズはお休みし、今後は昨日みたいに更新内容が思いつかなかった時のカード的に小出しにしていきたいと思います。 

 

 

*1:毎度のことですが、当時の僕の文体は無理に露悪的になろうとしていて本当に酷い言い様です。謹んでお詫び申し上げます。

*2:今はそうでもない、むしろ好きなくらい。

*3:薄っぺら!

【サルベージ記事】2012年映画ベスト&ワースト【2012/12/27】

 という訳で、ジオシティーズ終了に伴う旧サイト「尾も白いの探して。」からサルベージ記事シリーズ第二弾。今回は2012年ベスト&ワーストです。いやー、htmlのコピペで済むから超楽ですな!真面目な話、でも当時はこれ全部htmlシコシコ書いて編集してたのって超引く。テーブルとかもちゃんと作ってて偉すぎる…。html編集が嫌すぎて翌年はてなブログに逃げてきたので。

 


※以下、2012年12月27日に書いた記事です。敢えて誤字脱字やPC的に酷い表現や笑えない冗談など、そのままに残しています。悪しからず。あまりにもひどい文章には注釈でツッコミを入れています。

 

 結局文明は生き残り、早いもので今年も年末になりましたので、ベスト10とワースト10を発表したいと思います。大学生というのは1年の8割が暇な時間で構成されている人種で、今年は65本の新作映画 を観ました(2012年12月27日現在、旧作リバイバルを除く)。過去最高の劇場鑑賞本数となりましたが、サークルで映画製作をしていたこともあって結構抑えめでした。いやー、永遠に学生でいたいですね。それにしても1年に百本近く映画館で観るコアな映画ファンの時間の使い方が知りたいです。

 さて、今年の映画は10本では収まりきれなかったので、洋画、邦画別のベスト10に分ける事にしました。先ほど述べた65本の映画が対象となります。また、『スターウォーズ/エピソードI 3D』*1や『カリフォルニア・ドールズ』などのリバイバル上映は除きます。あとやはり人の考えという物はコロコロ変わるものなので、Twitterに投稿した時や上半期ベスト10を発表した時よりも評価が変わってる作品もあります。


【2012年度ベスト10】

 

順位 洋画ベスト10 邦画ベスト10 総合ベスト10
アベンジャーズ 桐島、部活やめるってよ アベンジャーズ
ロボット 鍵泥棒のメソッド 桐島、部活やめるってよ
ディクテーター/身元不明でニューヨーク アウトレイジ ビヨンド ロボット
ザ・レイド 先生を流産させる会 アウトレイジ ビヨンド
アタック・ザ・ブロック 夢売るふたり ディクテーター/身元不明でニューヨーク
ドライヴ ヒミズ ザ・レイド
ダークナイト ライジン 悪の教典 アタック・ザ・ブロック
サニー/永遠の仲間たち わが母の記 先生を流産させる会
007/スカイフォール 苦役列車 ドライヴ
10 バトルシップ おおかみこどもの雨と雪 ダークナイト ライジン

 

【短評】


 まずは洋画から。

 1.はロキと戦うキャプテン・アメリカにアイアンマンが援護に入るという冒頭のシーンで今年のベスト1と確信しました。その後もカタルシスを得るシーンを連発、席から立ち上がって叫びたい衝動を抑えるのに必死でした。例えば巨大戦艦が海から現れ飛び去る、たったこれだけのシーンで鳥肌が立ち、目頭が熱くなり、心が勃起する。ジョス・ウェドンという監督は男の子というもの非常によく理解できている演出家*2です。また、この手の映画にしては脚本の作りがとても丁寧だったのも加点ポイントで、異なる世界観に存在するヒーローたちをバランスよくまとめることに成功し、2時間40分という長尺も上手い具合にアクションとドラマを交替させる事により全く飽きる事もありませんでした。ここ5年くらいのマーベル映画の『アベンジャーズ』商法に正直好感は持っていなかったのですが、こんなドリームチームを作るための布石だったと思えば、逆に各ヒーロー達の単品の作品評価もあがってしまうくらいの大傑作でした。

 下の動画は素晴らしすぎるクライマックスでの長回しショット。

 
 2.上半期ベストから順位を上げましたが、『ロボット』はこれまでの人生でもベスト3に入る楽しい劇場体験でした。マサラシステムで鑑賞しまして、これは一般的にいう「映画を観る」行為ではなく、インドの映画館の様に映画に合わせて叫んだり拍手したり歌ったり踊ったりする「映画に参加する」鑑賞方法でした。とはいってもやはり日本の観客は大人しいので、流石に歌ったり踊ったりしている人はいませんでしたが、上映前に映画評論家の町山さんとギンティ小林さんによるトークショーで充分暖められた空気の中、冒頭のOPクレジットからもうクラッカーを鳴らしたり拍手したりの大盛り上がりで、3時間の上映時間中はまるでライブのようでした。
 映画の内容も常人では考えられない奇想天外な内容で、それでいてVFXやアクションなどにはハリウッドで活躍する超一級のスタッフを投入するという、謎な贅沢感を味わえる映画でした。インド映画独特の雰囲気にハマり、今年は更に『ラ・ワン』『ボス/その男シヴァージ』も観てこれらも面白かったのですが、やはり『ロボット』の完成度には今一歩及びませんでした。

サラシステムはこんな雰囲気です。(動画は『ロボット』ではなく、『ボス/その男シヴァージ』より)

 

 3.は『ボラット』『ブルーノ』で有名な過激なユダヤ系ブラックコメディアン、サシャ・バロン・コーエンの最新作。作品を発表する毎に物議をかもす事でお馴染みで、中東の独裁者を演じた今回もアカデミー賞のレッドカーペットでTVレポーターに金正日の遺灰をぶっかけるという、プロモーションの時点で大きな話題を呼びました。モキュメンタリーの前2作と違い今回は劇映画でしたが、相変わらずのバカ演技や危険な発言で腹がよじれるほど笑えました。しかし、ただのバカ映画なだけでなく、ところどころコーエンの鋭い眼光が捉えた社会風刺が相見え、特に現代の民主主義政治の問題点を指摘するクライマックスの演説シーンは感動的ですらありました。
 また、『サウスパーク』にも共通して言えることで、こういったアメリカのコメディ映画には強烈な差別ジョークが出てくきます。その度に日本の良識ある観客は目くじらを立てて批判するけど、あれはその人種や宗教をバカにするのではなく、その差別が如何にバカバカしいものかを笑うものなので、こちらの潜在的差別意識が見透かされているようで笑う度にドキドキしてしまいます。

 

 4.はインドネシア産アクション映画。ドラマ部分は冒頭5分でスマート(?)に終わらせ、後はずーーっとアクションという驚異的構成で話題となりました。東南アジアに伝わる古武術シラットが採用された事も目玉の一つで、出演者はほぼ全員その使い手(メインキャストのジャカを演じたジョー・タスリムはプロ柔道のチャンピオン)。そのため、SWAT隊がヤクザマンションに突入するという内容ですが、SWATだけでなくただの脇役や爺さんまでもが全員速くて恐ろしく強い。特にヤヤン・ルヒアンが演じたマフィアのボスの右腕マッド・ドッグはアクション映画史に残る悪役といっても過言ではありません。先述した通り、あまりにも内容が無い映画ですのでその点を批判されがちではありますが、これに燃えない男と一生分かり合えるか正直自信が持てません。ちなみに音楽製作はリンキンパークのマイク・シノダです。

 
 5.は上半期の洋画ベストに選ばせて頂きました。映画愛や遊び心のある作品を製作するエドガー・ライトの友人、ジョー・コーニッシュが監督したSFアクション。去年2011年はやたら宇宙人が地球にやってくる話が多く、それを撃退したのは海兵隊アメリカ軍だったり、カウボーイだったり、純真無垢な少年たちだったりした訳ですが、なんと本作の場合はロンドンのDQN。最近でもロンドンにおける青少年の暴動が問題となり、本作で人を食い殺す宇宙からの怪物はそういった若者たちの荒んだ心が投影されたものでした。ジョー・コーニッシュ中学生におやじ狩りされた体験から産み出されたユニークなアイデアで、デンゼル・ワシントン似の主人公が怪物たちとの戦いを通して成長するストーリーに胸が熱くなりました。

 
 6.は昨年末から正月にかけてオーストラリアに旅行に行った時の機内上映で初めて鑑賞しました。大韓航空だったので日本語字幕が用意されておらず、理解できるか不安でしたが、台詞に頼らず極力映像によるストーリーテリングを試みていたので全く問題がなく、ニコラス・ウィンディング・レフンの演出力に脱帽しました。冒頭のカーチェイスは従来のカーアクションと違ってスピード勝負ではなく緩急をつけて警察の目をくらませる、という斬新かつスリリングなもので、それに呼応した様に全体的な映画のリズムが静と動の間を大きく揺れていました。美しいラブロマンスを観ていたかと思うと急に凄まじいバイオレンス描写に移り、古典的内容ながら次の展開が読めない不思議な魅力のある映画でした。
 主演二人の演技も絶賛に値し、ライアン・ゴズリングは今や若手NO.1の俳優となりました。そしてキャリー・マリガンの可愛さは異常

 
 7.は鑑賞時は大興奮だったのですが、後に公開された映画が傑作ばかりだったので若干影が薄くなってしまった印象は拭えないものの、大傑作『ダークナイト』の続編としては十分すぎる基準を満たしているのではないでしょうか。(もちろん超える事はありえませんが。)また、僕の誕生日に実施されたジャパン・プレミアに当選した時の喜びは人生ベスト級の誕生日プレゼントでした。ところでアメリカで起こった映画館銃撃事件が世界中に衝撃を与え、『ダークナイト』という作品が巻き起こした社会現象の大きさを再確認しました。

 
 8.はお隣韓国から送り込まれた刺客。ガンを患い余命幾ばくも無い友人のため、高校時代の仲良しグループが久しぶりに集まるという、よくそこら辺に転がってる邦画と一緒で、一見何が面白いのか理解に苦しむあらすじですが、鑑賞中は笑ったり泣いたりで大忙しの作品でした。劇中で韓流メロドラマを皮肉たっぷりに批判している様に、陳腐な演出に頼らず、難病物に関わらずバカに明るいトーンをベースにした語り口は昨年の『50/50』を思い起こさせます。80年代と現在の韓国が平行して描かれていますが、過去と現代の時間軸往復が秀逸で、通学路での360度パンの使い方は素晴らしかったです。若干ラストは「結局お金かい!」と気になる所ではありますが、流れに勢いがあり、その後のダンスシーンが素晴らしかったので大目に見るとします。

ちなみに題名の元ネタとなったのはこちらの曲。

 
 9.まあ、『スカイフォール』予習のためにシリーズを何本か借りて観ただけのにわかの僕が言っても説得力は無いかもしれませんが、全23作のシリーズの中でもトップレベルの面白さではないでしょうか。クリストファー・ノーランは元々『007』シリーズが大好きで、『ダークナイト』シリーズは『007』を『バットマン』で換骨奪胎したものであるのは有名ですが、ボンドが自分の影とも言える元MI6諜報員に翻弄される本作は、その内容からもヴィジュアルからも本家が逆に『ダークナイト』の影響を受けているような印象がありました。クレイグ版『007』シリーズ自体ノーラン映画の様な重苦しさをまとっていました(実際『カジノ・ロワイヤル』のリブートは『バットマン・ビギンズ』の成功なくしてはありませんでした)が、本作は旧シリーズとの交差点となる原点回帰とも呼べる作品で、ラストシーンに旧来のファンは笑みが止まらなかったはずです。

アデルの主題歌『Skyfall』も素晴らしい。

 
 10.いや、皆さんが今何を言いたいか分かりますよ。僕も下書の時点では『ドラゴンタトゥーの女』をあげるつもりでしたし、『バトルシップ』よりマシな今年の映画なんて二つの手じゃ数えきれないんじゃないんですか。でも、やっぱこのバカ映画の楽しさは出来るだけ多くの人に知って欲しい!祭りは楽しんだもん勝ち。



続いて邦画編。

 1.は2回観たのにも関わらず涙が止まらなくなりました。この映画の素晴らしさは各ブログや批評で語られ尽くしているのでひとまず置いておくとして、この群像劇を観ると誰もが高校時代に引き戻されてしまいますが、僕が一番感情移入したのは実はバレー部のゴリラと風助くんなのでありました。ライムスター宇多丸の影響で、一般的にゴリラは嫌われているようで、友人にも「それは無いわ…」と引かれる有様ですが、お前ら言っとくけど、ゴリラ相当頑張ってるからな!?部内で最も弱かったのに何故か部長をやらされていた自分の事や、高校の寮で同じ部屋でいつも帰寮する度に練習内容でキレてたバレー部の親友の事を思い出しながら観てしまい、他人の事とは到底思えませんでした。予告編にもある、風助くんがゴリラの胸ぐらをつかみ「この程度なんだよオレは、この程度なんだよ!」とキレるところは涙腺ダム決壊シーンで、次のカットで涙目になる実果ちゃんが更にそれを増長させます。ちなみに実果ちゃんはこの映画の中で僕が一番好きな女の子で、多分高校時代に同じクラスにいたら十中八九惚れてました。その実果ちゃんが…
 って長くなるのやめます。このように『桐島、部活やめるってよ』を映画好きな友達と語り合う事が今年のマイブームでもありました。またDVDが発売された辺りに『桐島~』についてじっくり書きたいです。

 
 2.敬愛する内田けんじの最新作。前2作と比べると構成の意外性はやや抑えめですが、それでも相変わらず見事な脚本力でまたもや騙されてしまいました。当初はこんなに順位を高くするつもりは無かったのですが、今年監督した映画がうちの大学の学生コンペで内田けんじと先ほどの『桐島~』監督の吉田大八に観てもらい、講評をいただいたうえに内田けんじとは写真まで一緒に撮ってもらったという素敵すぎる体験をしたので、その思い出込みで一気にランクアップさせちゃいました。

 
 3.前作よりも更にエンタメ色の強い続編。北野武が監督デビューした『その男、凶暴につき』は本来故・深作斤二がメガホンをとる予定で、またたけしと深作斤二の間には切っても切れない縁があります。『アウトレイジ』はその深作斤二の日本映画史に残る傑作ヤクザ映画『仁義なき戦い』シリーズの影響を間違いなく受けていますが、今度の『~ビヨンド』はその中でも個人的に一番好きな『仁義なき戦い/代理戦争』とよく似ていた気がします。山王会、花菱会、マル暴の三つ巴が織りなす知略ゲームにはアドレナリンが大放出され、適度に抑えられたたけしお得意のバイオレンス描写がそれに拍車をかけました。日本映画界を代表する俳優たちが一堂に会しているのも観ていて楽しく、そういった意味では『アベンジャーズ』『エクスペンダベルズ』と似た映画なのかも知れません。

 
 4.大学入って実際に映画を撮るようになって、映画の見方が変わったかと問われると自信はありませんが、作品を作る事と何かを伝える事の難しさは分かる様になった気がします。『先生を流産させる会』は実際に愛知で起きた事件を基にした映画で、不謹慎だと公開時ネット上で炎上騒ぎが起きました。まぁ、言うなれば『タクシードライバー』『八墓村』『タイタニック』『ヒーローショー』『冷たい熱帯魚』といった具合にこれまで事実や事件を基にした映画は数えきれないくらい作られてきた訳ですが、これらの映画と違って『先生を流産させる会』は低予算の自主映画なので、並々ならぬプレッシャーがあったに違いありません。しかし難しい題材を扱っていながら、内藤瑛亮監督の見事な手腕でキチンと面白い映画に仕立て上げ、観賞後は深く胸に浮き刺さるメッセージ性もあり、自主映画の底力というものを感じて震えました。『先生を流産させる会』という事件の名前をまんま使ったタイトルも、真正面から挑んでいるようで素晴らしい。内藤瑛亮監督の今後の活躍に期待です。

 
 5.西川美和が結婚詐欺に手を染めてゆく夫婦を描いた作品。基本的に松たか子阿部サダヲの夫婦に焦点が当てられてはいるが、冒頭のクレジットでこれから詐欺にあう女性たちが全員登場し、本作は彼女達の群像劇になっている点も面白いです。というか女性監督から見た女性といういきものがモロに描かれており、非常に生々しかったです。先に述べた松たか子阿部サダヲのコンビが素晴らしく、特に阿部サダヲは普段のハイテンションな演技からは想像できない繊細な役を見事にこなしました。笑福亭鶴瓶や新人の江原由香といった脇を添える演技陣にも存在感がありました。

 
 6.今や注目すべき監督の一人となった園子温は、3.11を受けて既に完成していた脚本をわざわざ書き直し、被災地まで行って『ヒミズ』を撮影しました。その描写に賛否は分かれましたが、僕は園監督の態度はとても真摯なものだと思いますし、津波の跡が作品の頽廃的イメージをより一層強めていました。『ヒミズ』の主人公住田はこれまでの園子温作品の登場人物同様、家庭に欠陥のある少年でしたが、他の園作品と決定的に違うのは、周りに彼をサポートしてくれる人がたくさんいてくれていること。そして原作とは決定的に違う作品の終わり方ですが、これまでの園子温の映画からは到底考えられない展開ですし、あの感動的なラストには3.11を受けての園監督のある種の決意表明にも見えました。

 
 7. 大島優子が試写会で号泣し、直後の会見でこの映画を批判したことが話題となりました。バイオレンス映画ファンは声をそろえてこれを叩き、また2ch界隈では「どうせまた宣伝だろ」と鼻で笑う人も多かったのですが、実際にこの映画を観たら全力で大島優子を慰めたくなりました。40人もの生徒を一人一人丁寧にぶっ殺していくのははっきり言って気持ちの良いものではないです。いくら抵抗しても生徒達が無残に散っていく絶望的な展開には嫌悪感とストレスをずっと感じていたのですが、しかしエンタメとしての作りこみが徹底されており、悔しいけどとても面白かったと認めざるを得ません。まあ、『殺し屋1』などの三池崇史の悪趣味映画と比べると本作はまだマシな方かもしれません。ちなみに三池監督作品は去年もベストとワースト両方にランクインさせましたが、今年も『愛と誠』『逆転裁判』を発表し、相変わらずの不安定ぶりを発揮していました。

 
 8.文豪、井上靖の母との思い出を綴った自伝の映画化。義理の息子の本木雅広がオセロ中嶋と法廷で争っている間、樹木希林は痴呆を患った母親役を見事に演じ切りました。林の中を参列するシーンでのやわらかい自然光を筆頭に、母性愛を感じさせる柔和な画作りも印象的でした。あと宮崎あおいがやっぱり可愛い、チクショー。

 
 9.去年の『マイ・バック・ページ』に引き続き山下敦弘の試写会に当選しました。前田敦子が出演していることで注目されていましたが、結局大コケしてしまったのは残念です。この映画は何といっても森山未來のボンクラ演技が素晴らしく、「純粋にダメ男を描きたかった」と試写会で述べていた山下監督の意図と見事にマッチしていました。本当にダメ男を愛を持って描くことだけに焦点を絞った映画ですので、内容の無さへの批判が多い(というか原作者自身がボロクソに叩いている)のも事実ですが、僕は終始笑っていましたし、何だかんだ言って全てを失った男の成長物語(森山未來の対となる人物を演じたマキタスポーツもとても良かった)になっていたので、断固支持します。

 
 10.細田守は好き過ぎて正当な判断が下せないので、順位を低くしました。前作の『サマーウォーズ』より作りが丁寧で大変満足した一方、細田監督ならもっと面白く出来るはずだ!という気持ちもあります。画的な話をすれば花が雨と雪と雪山を滑るシーンの迫力と美しさに涙を流しそうになりました。この感覚こそが映画館に映画を観る意義だと思います。

 


 続いてワーストに移りますが、こちらは洋邦一緒です。

【2012年度ワースト10】

 

順位 作品名
カルテット!
神秘の法
映画紙兎ロペ つか、夏休みラスイチってマジっすか!?
荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE
MY HOUSE
マジック・ツリー・ハウス
踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望
スノーホワイト
ダーク・シャドウ
10 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

 

【短評】

 

 1. 浦安市民先行上映時に既に観ていたため去年もワーストに選んだので二年連続ワースト1を見事に達成しました。内容のつまらなさは一万歩譲るとして、その内容と全く関係無く311で液状化の被害にあった浦安市の写真を、感動的な音楽に乗せて不出来の言い訳のようにエンドロールに延々と流す驚愕の演出に浦安市民として並々ならぬ怒りを覚えました。ドヤ顔で松崎市長がカメオ出演しているけど、テメー恥ずかしくねーのか!?2012年は剛力彩芽のごり押しが話題となりましたが、その発端としても罪深い作品。
 また個人的な事ではありますが、こういった作品への怒りをツイッターにぶちまけていたところ、どう考えたって『カルテット』のステマアカウントにしか見えない大量の謎アカウントに嫌がらせのようにRTされ、『カルテット』の公式アカウントにもしつこく絡まれたりもしました。今まで散々色んなクソ映画を観てきたが、実人生に物理的に被害を及ぼす映画はは初めてです。よってこの映画は二年連続ワーストどころか、僕の人生ワースト映画として永遠に記憶されることでしょう。死ね!

 

 2.幸福の科学の映画は初めて観たので、あまりのバカっぷりに最高に楽しめました。だからある意味今年のベストに加えても良いのですが、こんな馬鹿げた事を本気で取り組んでいる事を思うとただならぬ恐怖を感じるので、やはりワーストにしました。『カルテット』は二年連続ワーストなので、実質的なワーストはこの作品になります。

 

 3.つまらなさという意味では真のワースト。似たような映画では『秘密結社鷹の爪 THE MOVIE』は大好きだし、TOHOシネマズで観れる『紙兎ロペ』の短編も好きだったですが、劇場版は一つとして笑えるネタが無かったのでキツかったです。永遠に感じた85分でした。

 

 4.原作漫画が好きだったので観に行きましたが、正直予告編の段階で地雷臭がしていました。原作、というか中村光漫画の笑いは、ページをめくった時に一番最初に目に飛び込んでくる大ゴマのインパクトの面白さにあるのに、映画版ではそうしたインパクトを再現しようという努力はせず、単に原作の台詞をまんま読む事でボケとツッコミをしていただけなので、コスプレ集団の下手な同人映画のようで観ていて恥ずかしかったです。
 また終盤で小栗旬演じる村長が、「ここまで(上映時間が)87分過ぎた、これも所詮は長くて退屈な前口上に過ぎない」とメタ的に観客に呼びかけるのですが、制作側がこんな態度だもん、そりゃ面白くなるわけがありません。

 

 5.堤幸彦映画の特徴は、登場人物にペラペラと何でも喋らせる稚拙な演出にあり、よく槍玉に挙げられています。その堤監督が本当に撮りたかったと言われる『MY HOUSE』では、冒頭でホームレスが黙々と家を築くシーンが延々と10分ほど続きます。……そういう事じゃないと思うんだけどなぁ……。

 

 6.児童向け文学のアニメ映画化で、子どもを舐めた子ども向け映画の典型。一番笑っちゃったのが、魔法の本で古代ローマポンペイに飛ばされた兄妹が噴火に直面し、なんとか無事に逃げ出した後、兄が「僕のせいで妹を危険な目に遭わせてしまったんだ!」と他人を寄せ付けないレベルでショックを受けている場面。まあ、恐らく自分がもっとしっかりしていれば、的なことを言おうとしているとは思いますが、そういった描写が無い上説明不足なので、あたかも彼は噴火を止められなかった事を悔いている様に見えます。

 

 7.過去の映画シリーズで散々絶望してきたので、TVシリーズに近い雰囲気を持つ『THE FINAL』は実はそんなに嫌いではありません。それどころか青島と室井さんが一緒に捜査に当たる場面などでは熱くなりましたし、「ついに『踊る』から傑作誕生か!?」とすら思いました。しかし、「犯人の気持ちになって考えろ…!」と、青島がシックスセンスに頼って推理するところから雲行きが怪しくなり、CMのためだけに青島が盛大にコケるカットでこの映画の出来にハラハラし、そしてあの凶悪すぎるクライマックスでは開いた口が塞がりませんでした。

 

 8.ファンタジー大合戦ものが好物なので、当初は評価を大甘に★2つにしていましたが、後に同じ題材を扱ったターセム・シンの『白雪姫と魔法の鏡』が公開され、こちらの方が愉快で楽しく、おとぎ話の実写かとしても正しいあり方だったので、『スノーホワイト』の評価を大幅に下げざるを得ませんでした。また、監督と主演女優の浮気問題も話題になりました。

 

 9.ティム・バートンっぽさを全然感じさせない…。意外性を狙ったクライマックスも突拍子の無いものに見えてしまいましたし、こちらも『フランケンウィニー』の方が秀作だったのでワーストにのさせて頂きました。ジョニデとバートンはもはや結婚すれば良い。

 

 10.『破』が新たに提示した『エヴァ』のあり方に大きな期待を抱いて観に行ったのに、見事に庵野に踏みにじられました。「これこそが『エヴァ』だ!」というファンの声も聞きますが、長年内向的だった少年が遂に自立したと思ったらまた殻に閉じこもる、という予想だにしなかった後退にフラストレーションが溜まります。また、何の解説もされないまま新しい用語が続々と登場して劇中のシンジくんさながらついていけませんし、同じく謎が先行する旧来のTVシリーズとは違ってその割には細部のディティールが作り込まれていないのものばかりだったのも楽しめない要因でした。何とか次の『||(読めん)』で気持ちよく完結して欲しいですが、この調子だとそもそも次で終わらせる気がちゃんとあるのかすら疑問です。

 


【総評】

 何度もツイッターで書きましたが、今年の映画は本当に面白いものが多く、映画館に行けば当りを引く豊作な年でした。惜しくもベスト10にない映画で特に面白かったのは、『ドラゴンタトゥーの女』『ザ・マペッツ』『ブライズメイズ』『るろうに剣心』『白雪姫と魔法の鏡』『北のカナリアたち』『エクスペンダブルズ2』『ニュータウンの青春』『アナザー・ハッピー・デイ』『フランケンウィニー』などがありました。

 逆にワーストの方は、今年はそんなに目立って酷い映画は無かったと思います。邦画も好調でした。ただ、ベストの方にアニメは洋邦含めて一つしか無く、ワーストには3つもランクインしているので、アニメが不作だった年かもしれません。未だに続くPIXARの不調も気になる所です。世間での評価が低いのに僕が好きな作品には『TIME』や『ガール』があります。逆に世間での好評にもかかわらずそこまで楽しめなかった作品は『アイアン・スカイ』『ホビット』です。全体的に試写会やタダ券などで観た映画が多かった気がします。

 また、昨今はDVDやBDなどのホームメディアが充実し、果てはHULUなど格安の値段で映画を観れるネットサービスまで人気となり、映画ファンの間でも入場料金の高い劇場に足を運ぶ人がより一層少なくなりました。しかし、先の『ロボット』で述べたマサラシステムや、大迫力のIMAXシステムの普及など、興行としての映画の楽しみを堪能した一年でもありました。ただ、3D映画擁護派の僕でもそろそろその必要性に懐疑的になってきたので、来年は『アバター』鑑賞時と同じような没入感を味わえる作品と出会いたいものです。

 

(引用おわり)

 


 

 日本における2012年の映画文化って結構豊穣でしたよね。『桐島部活辞めるってよ』『バトルシップ』と全く別のベクトルの作品がそれぞれSNS上で口コミで盛り上がっていったのは楽しかったです。あとワーストテン観てるとよくこんな映画観に行ったなぁと思う作品ばかりで驚きです。よっぽど暇だったんだな。そして『ヱヴァ』はいつになったら完結編が出るんだ!

桐島、部活やめるってよ
 

*1:今の今まで忘れていましたが、あったなー、こんな話…

*2:当然、映画を楽しむのに性別に違いなど必要ありません。当時は未熟でした、不快に思われる方がいましたらすみません。

【サルベージ記事】2011年映画ベスト&ワースト【2011/12/24】

 すっかり忘れていたが、3月31日をもってYahoo!ジオシティーズが終わった!つまりネットという広大な海から当ブログの前身「尾も白いの探して。」は消えてしまったという訳だ。しかし今更だが何というダサいサイト名だったのだろう。

 

 幸いなことに、ジオシティーズの閉鎖が発表されてから間もなく僕はサイトをローカルフォルダにダウンロードしておいた。小学校から大学時代初期まで続いたサイトだったが、どの記事も自分の幼くて拙くて未熟な部分ばかり透けて見えてきており、あまりにも恥ずかしいので全ページを別のホームページサービスにアップする予定はまるでない。

 

 と言いつつも、自分で言うのもなんだが、読み返すと結構好きな記事もある。今後「SUPERBAD-ASS」を運営していく中で、再度引用する記事や逆に今じゃ思いつかないことを指摘している記事もある。そういった記事はもったいないし折角なので当ブログにアップし直していこうとは思う。

 

 そんなサルベージ記事第一弾は2011年のベスト&ワースト記事。今となっては恒例となった、僕が年間映画ベスト&ワーストを選び始めた記念すべき最初の年でもある。平成どころかテン年代も終わろうとしており、当然当時と今では自分の好き度具合が変わった作品もあるが、テン年代初期に僕はどういった作品をどういった理由で選んできたのか、改めて読み返していきたい。


※以下、2011年12月24日に書いた記事です。敢えて誤字脱字やPC的に酷い表現や笑えない冗談など、そのままに残しています。悪しからず。あまりにもひどい文章には注釈でツッコミを入れています。

 

 2011年もついに年末となりましたので、今年1年を振り返ってみたいと思います。前にもどこかに書いてますが、僕は中高6年間を寮で暮らし卒業後も1年浪人していたため、7年間も中々自由に映画が観れない生活を送っていました。なので、映画が大好きなのに一般的な映画ファンと比べて鑑賞本数が遥かに少ない事が一種悩みでもありました。しかし今年は抑圧からようやく解放された反動か、47本の新作映画(うちDVD3本)を観ました。これでも他の映画ファンと比べたら少ないとは思いますが、自分の中では大きな機転だとは思っています。今年は大学の映画サークルに所属した事も僕の映画人生の中で大きな機転でしょう。毎日映画の話が出来るのは幸せ。『ツリー・オブ・ライフ』『大鹿村騒動記』なんかは映画サークルに入ってなかったら永遠に観る事は無かったでしょう。

 前置きが長くなりました。それでは僕の2011年に公開された映画ベスト&ワースト10を発表したいと思います。


【ベスト10】

 

【ベスト10:短評】

 映画の完成度よりも、どれほど僕が好きで、観ていて如何に興奮、衝撃を受けたか、を基に順位付けしています。なのであんまり気にしないで下さい。

1. サイモン・ペグとニック・フロストコンビによる待望の新作。彼らは盟友エドガー・ライトとともに『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!』と映画愛に満ちたコメディ作品を世に出し、好評価を得てきた。僕が唯一観ていたのは『ホット・ファズ』だけだが、正直に言ってしまうと自分の映画的教養が全くないため、特に『ホット・ファズ』がオマージュを捧げている刑事アクションをほとんど観ていなかったため、周囲が褒めるほど傑作だとは思えなかった。というか傑作かどうかすら分からなかった。
 しかし、『宇宙人ポール』は自分の大好きなスピルバーグやルーカスの70年代後半から80年代のSF映画への愛をビンビンに感じ、まさにドストライクゾーンだった。サイモンとニックのコンビが発表している映画は、『最終絶叫計画』シリーズのような単なるパロディではなくて、彼らが愛している映画へのリスペクトとオマージュに満ちた作品なんだということをやっと理解できた。ちなみに本作にエドガー・ライトは参加していないが、今年公開されたライトの『スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』も最高に面白かった。
 また、『宇宙人ポール』は作品内容だけでなく、鑑賞環境も良かった。僕は9月にしたまちコメディ映画祭の映画秘宝まつりで本作を鑑賞したが、まず上映前に映画評論家の町山智浩さんと浅草キッドの3人によるトークで映画の背景など予備知識を勉強して下ネタトークであったまり、本編が始まると観客全員で一丸となって楽しんだ。面白いシーンには皆で手を叩いて笑い、エンドロールには拍手が起こる。映画鑑賞のライブ性というものを実感したが、アメリカの劇場ではこれが一般スタイルなのだろう。日本でもこのような鑑賞スタイルが定着して欲しい。

2. 『アイアン・ジャイアント』『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』と常に評価が高いアニメを発表し続けているブラッド・バートの実写初監督作品。ある程度期待はしていたが、その値を遥かに上回るほどの大傑作だった!シリーズ最高傑作である事は言うまでもなく、アクション映画としては一種の究極の形であると断言しても構わないだろう。伏線の置き方が絶妙で、観ていて気にならないような仕草が後の大きなアクションやドラマに繋がっていくなど芸が細かく、アクション映画の最高峰『ダイ・ハード』を彷彿させる。テンションの操り方も上手く、サイモン・ペグも出演していてユーモアもあり、流石はピクサー出身の監督だ。ピクサー作品をそのまま実写化したようなクォリティである。

3. 幅広く映画を観ようと決心した直後に観た映画であり、全く鑑賞予定にもなく粗筋すら全然知らなかったため良い意味で驚かされた。幻想と狂気に満ちていて、コテコテのハリウッド映画を主食にしていた僕にとって最高のスパイスだった。後に本作の姉妹ともいわれ、同じダーレン・アロノフスキー監督の『レスラー』も観たがこれもまた傑作であった。『ロッキー』がシルベスター・スタローン、『レスラー』がミッキー・ロークの俳優人生を体現していたように『ブラック・スワン』もニナがそのままナタリー・ポートマンの人生のメタファーとなっており、アカデミー主演女優賞も納得である。また、個人的にナタリー・ポートマンは『スター・ウォーズ』シリーズから応援していた為、彼女がオナニーやレズプレイを演じたときの衝撃は小学校時代の憧れのあの娘がAVデビューしたときのそれと等しい。いや、そんな経験無いけど…。

4. 今年はスピルバーグリスペクとの映画や彼が関係している映画がたくさんあった。そして3年ぶりのスピルバーグ最新作はやっぱり面白かった!冒険映画の高揚感を久しぶりに味わうことができ、『レイダース』を劇場で観るチャンスが無かった僕たちの世代にとって本作が如何に貴重な映画か。「子ども版『インディ・ジョーンズ』」なんて揶揄してる連中はそのありがたさを分かってない!
 また、本作はスピルバーグが初めてアニメ、3D、デジタルに初めて手を出したことも忘れては行けない。パチもんの3D映画が流通知る中、やはりスピルバーグは巨匠と呼ばれるだけあって器用であり、存分にアニメや3Dとしての特質を活かした映画となっている。なので『タンタン』こそ劇場で観て欲しい映画だが、まさか日本では『怪物くん』『けいおん!』にも負けてしまうとは…。

5. 『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで有名なゴア・ヴァービンスキーの最新作。映画ファンの間では『パイレーツ』シリーズは駄作という認識が主流だが、僕はむしろ2作目も3作目も大好きで、確かにストーリーが意味分からなくても楽しく観れたのは娯楽映画を得意とするゴア・ヴァービンスキーの手腕による所が大きいのではないかと分析している。その彼の娯楽性が存分発揮されたのがこの『ランゴ』で、それだけでなく『宇宙人ポール』と同じように映画、特に西部劇への愛に満ちた傑作となっている。

6.7.  はどちらもドキュメンタリーの傑作で、テーマ的にも監督が愛する人との死別と似ている。正直どちらの順位が上でも良い。ただ、前者の方がより主観的な内容となっている。ドキュメンタリーなんて今まで劇場でもDVDすらも観た事が無かったが、「松嶋×町山 未公開映画を観るTV」も観るようになって案外一般の映画にも負けない傑作が多く潜んでいることを知った。

8. 三池崇史の最新作にして海老蔵復帰作。この映画の魅力は何においても市川海老蔵の演技にある。あの事件以来市川海老蔵はずっとネタにされてきたが、やはり彼が高慢を振るうだけの演技力があることが実証された。三船敏郎に勝ると言っても過言ではない。まあ、だからといって高飛車な態度をとっていいとは限らないんだけど…。でも素晴らしい事には違いないし映画の内容も面白いので、海老蔵が嫌いだからといってこの作品を観ないのは非常にもったいない事である。本作も興行的には振るわなかった。実に惜しい。

9. 原田芳雄の遺作となった人情喜劇。この撮影時既に原田芳雄は病に冒されていたというのに全くそれを臭わせることもなく渋い演技を見せてくれて、彼もまた素晴らしい名優であった。原田芳雄はうちのサークルの縁の人でもあるが、そもそサークルに入らなかったら原田芳雄なんて名前すら知らなかっただろう。代表作『浪人街』でも観てみようかしら。

10. 底抜けハリウッド超大作。酷評された2本目を反省して脚本を練るとか言っていたくせに、お話は今までと何も変わらずバカ映画のままだ。今年公開されてこの映画より完成度の高い映画なんて山とある。それでもベスト10にランクインさせてしまったのは映像面が突出して良かったから。まあ、その点は『ツリー・オブ・ライフ』と同じだと思って下さい。

 

【他にもこんな映画が面白かった!】

 


【ワースト10】

1位:カルテット!~Quartet!~

2位:忍たま乱太郎

3位:ツーリスト

4位:ワイルド7

5位:婚前特急

6位:グリーン・ランタン

7位:パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉

8位:スカイライン/征服

9位:ナルニア国物語/第三章:アスラン王の魔法の島

10位:ステキな金縛り

 

【ワースト10:短評】

1. 今日観て来ていきなり1位にランクイン。 観賞後「殺すぞ!」以外の感想が見当たらなかった。*1舞台は我が浦安で、僕もエキストラで参加しています。それだけに被災地である事を強調した宣伝やEDロールには心底腹が立った。被災地を食い物にしてるのはテメー等だろーが!それを差し引いたとしてもどうしようもないお涙頂戴物だったので、ワースト1とさせて頂きました。

2. 『カルテット!』が登場するまでぶっちぎりのワースト。子ども向けではない、子ども騙しである。今年三池崇史は『一命』も撮っているが、まさかのベスト、ワースト両方ランクインとなった。

3. このメンツでこの出来かよ!俳優や監督の独りよがりの映画をオナニー映画と呼ぶが、これはジョニデとアンジーをひたすらセクシーに映すためだけの映画なので2人のセックス映画だ。アクションの演出も酷かったし、サスペンスとしてのオチも悪い意味で驚愕もので、出来の悪さを笑うしか無いコメディ映画。

4. 今更ドヤ顔で『ダークナイト』の劣化コピーを作られても…。羽住英一郎は『銀色のシーズン』も酷かった。

5. 最低女が最低のまま幸せになるラブコメ。これで吉高由里子が嫌いになりました。*2それも監督の意図なのである意味成功とは言えるけど…。

6. 『バットマン』『ハリー・ポッター』終了後のワーナー・ブラザーズが心配になる…。マーベルと比べてDCコミックスの実写化はコケまくり。この作品には「怒り」というか「可哀想」という感情を抱いてしまった。

7. ★★☆という評価にしたけど、今思うとバルボッサしか観る所は無かったなぁ。大好きなシリーズがこんな事になって悲しい。やっぱりヴァービンスキーの手腕は大きかったよ!

8. 『世界侵略:LA決戦』のパクリ映画。『スカイライン』の方が好きという人は多いけど、僕は逆。しかし低予算でここまでインベーションやったのは評価に値する。それだけに脚本が残念…。

9. 『パイレーツ~』と同じくこれもアンドリュー・アダムソンからマイケル・アプテッドに監督が替わってから大きくパワーダウン。クライマックスが船の上という、なんとスケールの小さい冒険だろう。3D効果も失敗してた。

10.  三谷幸喜大好きだったのに残念です…。

 

【他にもこんな映画がつまらなかった!】

 


【2011年総評】

 今年は下半期に傑作が多かった。ベスト10を観ても9~12月にかけて公開された映画が多数を占める。逆に上半期に元気が無く、「面白いんだけどもう一歩かなぁ…」という惜しい作品ばかりで、いつまでたっても2010年製の『ブラック・スワン』がトップだったので心配していた。

 印象的だったのはPIXARの不調。創立以来傑作ばかりで毎年のベスト10にもランクインさせている(未発表)*3が、ジョン・ラセター親方が出向いた『カーズ2』は佳作どまり。しかしつまらないというわけではないので、このレベルで叩かれているPIXARもまだまだ安泰という所だろう。アニメでは一方で『ランゴ』『タンタンの冒険』など実写を得意とする人たちが活躍しており、PIXAR出身のブラッド・バードが『ミッション・インポッシブル』を作った事は興味深い。

 邦画がベスト10に多くランクインしているのも珍しい。いや、単純に邦画を観るようになったからか…。しかし、ワースト10は邦画と洋画が半分ずつなのも特徴的。

 観なかった事を後悔した映画は『ハング・オーバー!!~史上最悪の二日酔い、国境を越える~』『ピラニア3D』『マネーボール』『レア・エクスポーツ』、評判の悪い映画だと『高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE ~勝どき橋を封鎖せよ!~』。両方ともタイトル長いな!

 来年は『ダークナイトライジング』『メリダとおそろしの森』に期待!
 
(引用ここまで)

 

 という訳で、今日は2011年ベスト&ワーストをお送りしました。しばらくは過去ページからのサルベージログをお送りしたいと思います。書くネタ考えなくていーし。

 

映画秘宝 2012年 03月号 [雑誌]

映画秘宝 2012年 03月号 [雑誌]

 

 

*1:当時激怒していたとはいえ、今読み返すと酷い物言いです。僕も今や映像業界の端くれなので、今後は言葉を選びます。関係者の方々には謹んでお詫びします。

*2:演じる役と役者とは別だという事を当時は理解できていませんでした。当時は『カルテット!』に出ていた剛力彩芽のこともボロクソ言っていて、今では反省しております。

*3:この年初めてベストテンを選んだはずなのに、何を言っているのかが意味が分からない。

あの地へ

 うわーん、昨日まで調子良くて本格的な更新が続いていましたが、遂に何も思いつかなくなりました!もう仕事だから寝たいのですけれども、さしあたって記事になりそうなニュースもない!はてなブログ今週のお題もつまらない!という時はお題スロットをポチッとな!

 

お題「もう一度行きたい場所」

 

 このブログを読んでいる方はご存知の通り、僕は仕事柄出張が多く全米中を飛び回っています。僕は行った場所にGoogleマップで★をつけておくのが好きなのですが、学生時代に旅行に行った場所も含めると結構あちこち行っていることがわかります。

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 おお、我ながら北米星だらけで面白い。半数以上の州は訪れていると思いますが、やはり全50州は制覇してみたいところですね。あとメキシコも行きたいですね。

 

 そんな出張だらけの僕がもう一度行きたい場所は、なんといっても日本です。いやー、なんだかんだ故郷が一番なのよ、久々に吉野家食べたい、温泉入りたい…。

故郷

故郷

 

グレイテスト・象マン/『ダンボ(2019)』★☆☆

 1941年の同名ディズニークラシックをリメイクした『ダンボ』を鑑賞。監督は『シザーハンズ』『バットマン・リターンズ』のティム・バートン、製作・脚本は『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』『トランスフォーマー/ラストエイジ』のアーレン・クルーガー、音楽はバートン作品お馴染みのダニー・エルフマン。主演はコリン・ファレル、共演にマイケル・キートンダニー・デヴィートエヴァ・グリーンなど。

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