久々に『アウトレイジ』を見返したら記憶よりも「静か」で面白かった

 ちょっと作品作りのリサーチをする為に久々に『アウトレイジ』を観たんですけど、これが記憶していた以上に相当面白かったんですね!

 

 ちなみに、僕が『アウトレイジ』を初めて観たのは『アウトレイジ ビヨンド』公開時に予習する為で、もう12年も前になるんですね。当時のTwitterを振り返ったら生意気な若造はこんな事を呟いていました。

 

 これは多分当時北野武作品を色々観ていたからこその感想だと思うんですが、僕は今回全く真逆の印象を受けました。つまり、記憶していたよりもずっと静かな作品で、だからこそ面白いと思ったんですね。

 

 もちろん、『その男、凶暴につき』とか『ソナチネ』に比べたらずっとバカヤローコノヤローでうるさいんですが、やはり『アウトレイジ』も多分に漏れず北野武作品なので、一般的なエンタメ作品と比べると間が随分長くて印象的だったり、引きで客観的に捉えたショットがあったり、登場人物が遠いところからゆっくり歩いてくる画とかが多かったりするんですよ。まるで一人の大親分に操られたヤクザの抗争劇を滑稽に演出するかのような意図も感じます。

 

 それだけに唐突なバイオレンスが効いてますし、一方で静かに遺体だけ映す画もあったりする。ギャグにしても毎回すごく丁寧に振ってから落としてますし、とにかく緩急が素晴らしいと思ったのですが、これもやはり根が漫才師だからでしょうね。

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『金の代わりに米を要求する誘拐犯』公開!

 日曜日は『SKITBOOK』の日!ということで、今週は『金の代わりに米を要求する誘拐犯』というネタです。

 

 このコントを撮影したのは昨日です。24時間で編集を終わらせました。もうとてつもなく疲れました。これも全て、唐突にネタを思いついてしまったのが運の尽きです。なおかつ、そろそろコメの供給が戻ってきそうな感じなので、急足で公開することにしました。でも下の記事を書いたのが2週間前なので、いまだ米が買えない状況は中々に狂ってますね…!

 

 昨日はネタのストックを貯めるために久々に2本撮りしましたが、それも次週が終わったらまたネタ切れです。大体編集が終わったら疲れ切ってネタ作りどころではなくなってしまうのが悪い癖なのですが、どうにか負のサイクルを断ち切りたいですね…!

 

 

ジョーク好きなアメリカ人 VS 真面目なカナダ人

 昨日知人が開いたホームパーティーに行ってきたんですけど、そこにアメリカ人とカナダ人がいまして。アメリカ人はもうずーっと皮肉ジョーク(サーカズム)を言ってて彼がいうことに腹を抱えて笑ったんですが、一方のカナダ人の方はずーっと真面目に返答しているのが、どちらも出身国のステレオタイプを助長していて面白かったですね。

 

 ちなみに、以前ブログにも書きましたが、カナダ人の口癖は「ソーリー」です。咄嗟に謝るのが好きで謙虚な国民性なんですね。留学中にアメリカ人が言う皮肉ジョークを日本人留学生の子が全部真に受けて信じちゃって笑われる、という光景をよく見ましたが、カナダ人には非常に親近感を覚えますね!

 

 

『劇場版 デジモンアドベンチャー』は本格怪獣映画だ!

 明日は『スケッチブック』の撮影なのでブログはあまり更新できないのですが、デジモン公式チャンネルが突如として細田守の監督デビュー作『劇場版 デジモンアドベンチャー』を公開したので、これだけは強く推しておきたい!

 

 いや、明日撮影だっていうのについつい観ちゃったんですけど、これ何がすごいかって20分の尺で本格的な怪獣映画を作り上げているんですね。光が丘の団地に住んでいる兄妹が未知の生物と出会い、交流し、激闘を見届けて別れる、というのを短い尺で過不足なく描いていて、初めて観た時に震え上がりました。また、ボレロのみを使った劇伴も緩急を見事に生み出していて、僕が映画を見ていておそらく初めて演出というものを意識した作品でもあります。

 

 なお、僕がこの記事を『デジモンアドベンチャー』を子供向けのアニメだと思ってナメているであろう年上の世代に向けて書こうと思ったのですが、よくよく考えると今の20代とかも恐らく『デジモンアドベンチャー』を知らないで育ってきた世代だという…。こうして自分が年老いていくことを自覚していくんですね。とにかく、全映画ファンは『デジモンアドベンチャー』を期間限定無料公開中に観るべし!20分なんで、くだらないYouTube動画を見ている時間で終わるよ!