ブロッキングが映画を面白くする

 今海外の映画監督が日本の若手監督に演出を教えるワークショップの通訳として参加しているんですが、自分自身学びがいのある大変面白い講義で、お金もらいながらこんなに学んでいいんだろうかワクワクして仕事しています。この講義を受けて思うのは、海外での演出はやはりブロッキングがかなり重視されるなとよく思います。ブロッキングは前に『SKITBOOK』のコントでも解説しましたが、演技での立ち位置を入念に決めるリハーサルですね。

 

 

 ブロッキングが映画において効果的な分かりやすい例は『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のこのシーンがよく思い浮かびます。トニー・スタークがスティーブ・ロジャースと口論するシーンなのですが、シーンを通して二人の力関係が入れ替わり、その感情に合わせてトニーとスティーブの位置が入れ替わります。ただの会話シーンをサスペンスフルに盛り上げる名シーンだと思います。

 

 

 逆に一昔前の邦画では、会話シーンで突っ立てるだけだったり、対面しているだけなのが多いですが、これはブロッキングがちゃんと考えられていないからですね。…ってなんか昔似たようなこと書いたなと思ったら、8年前のブログでも『シビル・ウォー』を引用していました。

 

 でも、日本人ってそもそもあまり感情を体で表現することを得意とする文化ではないので、難しいですね。

 

 

『ランニング・マン』観たっす…

 仕事終わりに舞浜まで『ランニング・マン』観てきました。(都内で上映終わってあので)まー、うーん、エドガー・ライト作品でこの凡庸さはなーというのが正直なところです。

 

 脚本的にもうまくいっていないところが多く、例えばベン以外の参加者が緊張感なくてバカすぎるし、マイケル・セラの唐突な行動には呆気に取られたし、少女の車を乗っ取って、その女がベンに急に同情的になるのはいくらなんでも展開が早くて急すぎだった。エドガー・ライト作品特有の演出や編集のキレがなくて残念だった(まあ、『ラストナイト・イン・ソーホー』もそうでしたけど)

 

 原作は未読だが、シュワルツェネッガー版と比べるとだいぶ原作に忠実なようで、この点もスティーブン・キングがお墨付きを与えている部分らしい。しかし、先日シュワルツェネッガー版を見返した時*1に、能天気さとは裏腹にテーマの先見性にちょっと感心したのだが、今回はあまりアップデートできていないように感じる…ばかりか「オールドメディア批判」みたいな感じにもなっていて、ちょっと胡散臭さを感じてしまう。まあ、昨今は現実があまりにも酷すぎるので、フィクションが現実を越えられなかったのかもしれない。

 

 グレン・パウエルの魅力は流石の一言である。

 

 

新作コント『選挙期間の自民党広告』公開!

 日曜日になりましたので、新作コントをお送りします。今回は『選挙期間の自民党広告』です!

 

 今月出す予定の別のコント制作の兼ね合いもあったのですが、冒頭の偽CMパートは本格的な白堀スタジオで撮影しました。撮影、ヘアメイクと衣装と当然演じられている小林さんら全ての部署の甲斐あって、本物そっくりなクオリティができてしまって我ながら笑いました。あと、『SKITBOOK』初のド下ネタも入っておりますが、正直に申し上げますとこのシーンを一番最初に思いついてしまいました。

 

 余談ですけども、Apple StoreがDavinci Resolveの有償版をキャンペーンで半額で販売していたので、ついついポチってしまいました。今回はついに有償版を取り入れたSKITBOOK作品第1弾となります。今後もクオリティをどんどん上げていく所存ですので、何卒よろしくお願いいたします。

 

 

何がノーベル平和賞だ、ばーか

 ブログに何か書こうと、米・イスラエルによるイラン攻撃のニュースをリサーチしていたんですが、読めば読むほど気が滅入ってきました。あの男、数ヶ月前までノーベル平和賞をよこせって、子供みたいに駄々こねてましたよね?風刺でも作りたいところだけれども、笑ってられないよ、本当…。

何もかもがダサい…。

 まあ、言わんとしていることはわかるんだけどさ…

 選挙戦略で全くうまくいかず、しかも少し陰謀論的でもあったと言う意味でも問題があったこのハッシュタグを予算委員会の場に持ち出して、首相に改めてぶつけるというセンスが「中道改革連合」という名前のダサさに繋がっていると思います。しかも、これ批判するつもりで持ち出しんたんでしょうが、正直高市の切り返し方の方がよっぽどうまく見えるし、下手すりゃ好感度もあがりそうなんですよね…。

 

 僕も高市政権の非常にタカ派なところに危機感を覚えています。なのに、日本にまともなリベラル政党や言論人がいないせいで、ここまで自民がのさばる状況を作り上げてしまったことには本当に強い憂慮感を覚えています。ハア…。