寝落ちしちゃいました…
お題スロット回しーの
ギリギリに起きーの、駅まで走りーの、特急に間に合いーの、プチ出張いきーの、会社帰ってきーの、23:30まで残業しーよ、同僚宅で飲みーの、3:00まで動画見ーの、ブログに書くこと思い付けずーの、お題スロットしーの、今日の出来事あたりーの、書きーの、トツギーノ
映画秘宝2017年映画ベストテン予想
渡米しても毎月読んでる映画雑誌『映画秘宝』のベストテン号が日本で今週土曜日に発売!今年もベストテンを予想してみようと思う。ちなみに2016年は8本、2017年は7本的中させたので、中々の的中率を誇ります。
【特報】おまたせ!1/20(土)発売の映画秘宝3月号は「爆選!2017年ベスト&トホホ10!」町山智浩、柳下毅一郎、のん、内山昂輝、二階堂ふみ、宇多丸、高橋ヨシキら160名超のベスト映画を大発表!表紙は長野剛画伯の描き下ろし「2017年、映画で輝いた女性ヒーローたち!」https://t.co/cg5hq6emZl pic.twitter.com/kOiAc5DIuJ
— 映画秘宝 (@eigahiho) 2018年1月18日
【映画秘宝ベストテン予想】
- ハクソー・リッジ(週プレ100点、メル・ギブソン)
- ELLE/エル(週プレ100点、ポール・ヴァーホーベン、未見)
- KUBO/クボ 二本の弦の秘密(アニメ枠)
- マイティ・ソー/バトル・ロイヤル(アメコミ枠)
- 全員死刑(町山大賞、邦画枠、未見)
- 新感染/ファイナル・エクスプレス(韓国映画枠、ゾンビ枠)
- キングコング/髑髏島の巨神(怪獣枠)
- ダンケルク(ノーラン)
- ブレードランナー2049(SF)
- ベイビー・ドライバー(エドガー・ライト)
映画秘宝のベストテンを予想するときに大きなポイントが二つありまして、まずは高橋ヨシキが週プレの点数。これまで高橋ヨシキが週プレの映画評で100点をつけた映画は必ず映画秘宝のベストテンに選ばれています*1。ただ、今年は100点の作品が3本あって悩ましく、『パーティーで女の子に話しかけるには』は公開規模的に外しました。
もう一つは、去年から始まったけど町山大賞の『この世界の片隅に』が去年映画秘宝でもベストテンに選ばれたので、今年は『全員死刑』が選ばれるんじゃないかと。田野辺さんと小林監督は仲がいいしね。
映画秘宝ってノーランに厳しそうに見えて実はノーラン作品は『ダークナイト』以降毎年ベストテンに選ばれているので、『ダンケルク』も入ると思います。
【HIHOはくさいアワード予想】
- ゴースト・イン・ザ・シェル
- 鋼の錬金術師
- スター・ウォーズ/最後のジェダイ
- ブレードランナー2049
- エイリアン:コヴェナント
- ジャスティス・リーグ
- メアリと魔法の花
- トランスフォーマー 最後の騎士王
- デスノート(Netflix)
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
これも毎年言ってることなんだけど映画秘宝のトホホは「高い期待値との乖離が大きい作品」が入ることが多いので、そういった意味で人気シリーズの続編・リメイクは結構分が悪かったりします。
思い切ったのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』で、これは以外にもてらさわホークさんが批判的なレビューを誌上にあげていたのでここにあげてみました。僕は超好きな作品なんだけどね!
今年もどれくらい当たってるのか楽しみなんだけど、いつも結果が見れるのは郵送の関係上一ヶ月近く遅れていたりする…。
*1:2012『ピラニア3D』、2013『パシフィック・リム』、2014『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』、2015『マッドマックス怒りのデス・ロード』、2016『クリーピー偽りの隣人』
僕が嫌いなアメリカンビールの中で一番好きなビール
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僕はお酒の中だとビールが一番好きだが、日本のビールの中でどれがいいとかあまり好みはない。味に無頓着だから違いも分からないし、博識でもないから種類も分からない。強いて言うなら黒ビールよりは淡色ビールの方が好みなだけだが、居酒屋においてあるビールなら基本的にどれも美味しく飲める。
そんな僕でも分かるのはアメリカのビールはクソまずいということだ。アメリカで初めてビールを飲んだ時の不味さは衝撃だった。水で割ってんじゃないかと思うくらい味が軽くて薄く、色もライトで小便でも飲まされてるんじゃないかと思った。でもバーで見るアメリカ人はバドワイザー片手に皆上機嫌に顔を真っ赤にしているから不思議だ。
しかし当時住んでいたアーカンソーの田舎にはアサヒやサッポロの生ビールなんてもんは置いてあるわけがなく、なんとか環境に適応していく他ないので色んなビールを試行錯誤した。結果たどり着いたのはブルームーンというブランドだ。
バーで注文すると大抵オレンジのスライスと一緒に出てくる洒落た飲み物でベルギースタイルのビールであるらしい。成分にもオレンジピールが含まれていて甘みがありとても飲みやすく、ビールの苦味がある人にもオススメ。
アメリカに来た際は是非お試しを、と言いたいところだが、普通アメリカに旅行する際はビールの選択肢に不自由があるような田舎には来ないよな…。NYに移った今となっては、一番美味いのは日本人経営の居酒屋で飲むアサヒの生だよ!
日本版『ドリーム』
去年日本で公開された傑作映画『ドリーム』の原題は『Hidden Figures』でこれは実に巧いタイトルで、「隠された数式」と「隠された人たち」というダブルミーニングになっている。『ドリーム』はアメリカ初の友人宇宙船計画であるマーキュリー計画の裏に携わっていた、3人の黒人女性を描くドラマだ。『ドリーム』は差別がいかに人類と科学の進歩の足かせとなり、非効率的で非合理的かを描いた映画でもあり、その点は『スター・トレック』と共通している。
さて、僕は薬を飲むが大嫌いでいい歳こいてまで「おくすり飲めたね」にはお世話になっていたが、その龍角散のヒット商品の裏には社内で邪険に扱われていた女性開発者がいた、というこちらの記事を読みました。
とてつもない苦労話で読んでて頭が痛くなるのですが、すげえのはこのくだり。
「機械に触れようとすると、『その機械はちょっと……』と止められる。『危ないから』と説明され、『大丈夫ですよ』と答えると、『壊れたら、ネジなどたくさん出てきて大変だから』と。『私、機械をいじるのも好きですから』と答えると、困ったような、あきれたような顔をして去って行かれる――というようなことが何度かありました」
社内には当時、女人禁制の部屋や女性が触れてはいけない機械があったという。
まさに『ドリーム』でタラジ・P・ヘンソンやオクタヴィア・スペンサーが直面していた理不尽さだよ!そんな福居篤子氏の援助者となるのはのちに社長とな藤井隆太氏。当時旧態依然な縦割り体質のせいで経営難に陥っていた龍角散の立て直しを図っていた藤井氏は改革が必要だと、腫れ物扱いを受けて転職を考えいてた福居氏を引き止めたのだそうだ。これもまさに映画内のケヴィン・コスナーだ。
なんやかんやで福居氏が開発に携わった「おくすり飲めたね」がヒット商品となり会社の経営は安定したものの、彼女は古参役員から左遷されてしまう。パソコンを開くことも本を読むことも禁じられた環境に置かれた福居氏だったが、これまたかっこいいのが
「ここで辞めたら相手の思うツボだし、きっと自分にも非があるから、こんな風に左遷されてしまうんだろうと思いました。どうして自分は周囲とあつれきを起こしてしまうのかの理由がわからないうちは、どこへ行ってもまた同じことが起きる。いい機会だから、自分には何が欠けていて、どこに欠点があるのか、を徹底的に考えてみようと思ったのです」
考えた末、自分には製剤の知識が足りないと気がつき、土日を使って名古屋市の大学院に通い始めた。
この下りはジャモール・モネイのくだり!と大方『ドリーム』に出てくるヒドゥン・フィギュアたちの役割を一人で担ってしまう福居氏。結果としては古参役員が一掃された後に藤井氏の呼びかけに応じ本社に戻り、現在では執行役員も務めている。
男女共同参画社会基本法が施行されてから19年近く経つが、日本では未だに男女格差が埋まっておらず、男女格差の度合いを示す「ジェンダーギャップ指数」では世界144カ国中114位、「幹部・管理職での男女比」なんか116位で先進国中最低と言ってもいい基準だ*1。『ドリーム』が公開された時、アメリカで理科系志望の女子学生が増えたと言う。現代社会を反映した映画には社会を大きく動かす力があるので、福居さんの話も是非メジャーな邦画会社に映画化して欲しい。
*1: