予定通りNYに戻って参りました。入管の列に見事にハマって1時間半待ったのでヘトヘトでありますが、明日からはこのような気分で頑張りたいですな。
カリブの海賊日誌・中編
この記事の続きです。
バルバドスの交通事情
前編でバルバドスはイギリス連邦加盟国であるため右ハンドル・左車線と書いたが、そのためか街を走る日本車の数が圧倒的に多い。前回書いたように街を爆走するバスはトヨタのハイエースだし、道で見かける車はマツダとかスズキばかりで、アメ車はほとんど走ってない。道も狭いから日本の小型車の方が融通が効くのだろう。
バルバドスのバスターミナル。全部ハイエースを改造したもので、夜になると爆音でヒップホップを流す。
バルバドスのタクシーもスズキ!
タクシーに乗った時にカーナビや車内のステッカーとかも全部日本語表記でビックリしたんだけど、恐らく日本から直接輸入しているんだろうなぁ。「カーナビ日本語じゃん!」って言ったら「英語設定の変え方が分かんなくてな、ガハハ」と呑気な運ちゃんであった。バルバドスは小さい島国なので、行き先さえ伝えればタクシーの運ちゃんは皆地図なんか見なくても辿り着けるので、まあカーナビなんぞを使う機会は一切無いのだろう。
バルバドスのご飯
一体何を食べで良いのか皆目見当もつかず、とはいえせっかくバルバドスにいるのにファストフードばかりじゃもったいなくて、初日はまずビーチサイドにある出店に座った。「バルバドスの地元の飯は何?」と聞くと店のおばさんがとりあえずフィッシュケーキを試せというので食べてみると、タコの代わりに魚肉が入っているタコ焼きのようなものが出て来た。日本にも似たような食べ物あるけど、魚の代わりにタコなんだよ、と伝えたら、バルバドスではタコが滅多に採れないのでタコは高級食材なのだそうだ。
これがフィッシュケーキ。エビのソースにつけて食べる。
フィッシュケーキに使われた魚はタラであるが、どんな魚が他に食されているか聞くとトビウオやシイラ(マヒマヒ)がよく採れるそう。大抵はグリルかフライにして食べるのが通常で、僕は他にもイルカのフライも食べた。だってまあ、日本人だし*1」のシーンの!」と写真を撮られる。彼女がいうに僕はジョン・チョウに似ているということらしいのだが、それ黒人を見たら「エディ・マーフィーに似てる!」というくらいレイシストで失礼じゃないか!?
と、酔っ払いに説法を垂れても無駄だし友達もおらず寂しかったので輪に入って見ると、僕を呼び止めた男はセントルシアに40年住んでいるスイス人で、僕をジョン・チョウ呼ばわりした女性はフロリダ州タンパに住むアメリカ人、他にはドイツ人の男とバルバドス人の男2人がグループにいた。彼らは皆シェフで、年一回バルバドスで開かれるクッキング・コンペに参加しに来たそうだ。
彼らと暫く飲んでいると「これからカラオケバーに行くがお前も来るか?」と誘われ、他にすることもなかったのでついて行くことにしたら、5人乗りのコンパクトカーにまたもやギュウギュウに大人6人が詰め込められた。バスもそうだが、ギュウギュウに人を詰め込むのはバルバドスの文化なのだろうか。
道中では「もし俺らがお前の内臓を売り飛ばすことを目的とした誘拐犯だったらどうするつもりだったんだ」と酔っ払いのスイス人に聞かれたが、「まああんたらシェフで誘拐犯だったら俺の内臓で料理できるよね」と上手いのかもよくわからない返しをしたら皆酔っ払ってるので爆笑してくれた。そうしてカラオケバーに着くとこりゃもうヤケだと飛び跳ねてガンズ・アンド・ローゼズの『ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル』を熱唱したら店中でウケた。お店にいた女の子に「あなた最高ね!」なんて話しかけられる美味しい思いもしたが、これまたケイティ・ペリーの『ファイヤーワーク』を夢中になって歌っている間にその子はいなくなってるのであった、トホホ。
*1:))な!ちなみにイルカの肉は初めて食べたが、意外と白身魚と同じ味だった。
バルバドスで誘拐される
Wikipediaによるとバルバドスはラム料理で有名らしいが、それらしい料理は見当たらなかった。代わりにラム酒はどこでも売ってたので、毎日毎日バカほど飲んだ。しかし正直「せっかくバルバドスにいるのだから」という義務感のような気持ちで毎晩ビーチバーに繰り出しており、一人で飲む酒ほどつまらないものはないのでふとした瞬間に「僕は一体何をやってるんだろうか…」と酔った頭で我に帰る瞬間があった。
そんなある晩のこと、またもビーチバーで慣れないラムパンチを一人で飲んでいると「おい、東京!」と酔いどれのオッさんに呼ばれた。行ってみると同席していたこれまた酔っ払った女性に「あんた『アメリカン・パイ』に出てたでしょう!あの「MILF!((Mom I'd Love to Fuck(俺がヤりたい母さん)の略で、つまり熟女のこと。この単語はジョン・チョウが映画内で叫んだことで一般にも広がったのだが、『アメリカン・パイ』については当ブログの該当記事を参考にされたし。
実写版『トイ・ストーリー』
これ、作られたのが5年も前の動画なので結構有名なのかもしれませんが、僕のYouTubeのトップ画面に突然現れて観てみたら、『トイ・ストーリー』を実写で再現するという途方も無いプロジェクトで超びっくりしました。
そういえば僕は子どもができたらやっておきたい野望があるんですよ。その子が物心つく前からウッディやバズ・ライトイヤー、ミスターポテトヘッド、レックスなどの『トイ・ストーリー』公認のレプリカおもちゃを買い与えて遊ばせるんです。でも、注意しなくてはならないのは、『トイ・ストーリー』の映画そのものはまだ見せてはいけないのです。
そうしてその子がウッディやバズで遊び続けて4、5歳くらいになった頃でしょうか、その時に初めて『トイ・ストーリー』を見せるのです。まだ現実と映画の世界に区別があまりつかない子どもは自分がよく遊ぶオモチャ達が画面狭しと動き回っているのに目を輝かせるに違いないと思いますが、本番はここから。その子は『トイ・ストーリー』を観終わると、きっと自分の部屋を盗み見して、自分のおもちゃ達も主人のいないところで動き回ってるんじゃ無いだろうかとじっと様子を見ているに違いないのです。その様子を父である僕は後ろからじっと様子を見ていたい。
そんな野望を持っているのです。
トイ・ストーリー ブルーレイ・トリロジー・セット (期間限定) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2012/07/04
- メディア: Blu-ray
- 購入: 17人 クリック: 284回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
カリブの海賊日誌・前編
実はもう5日目になるが、訳あってカリブ海の島国バルバドスにいる。理由を隠す必要は正直ないっちゃないが、身バレもあるので今の所は伏せておきたい。といっても、この時期にバルバドスに行っている日本人なんてほとんどいないだろうから、知っている人がこの記事読んだら「あ、あいつだろ」ってバレるだろうが、まあでもいざという時にしらばっくれる自由のためににも今は伏せておこう。とにかく今、バルバドスにいるのである。(水曜までにはNYに帰る予定)
面積は総計431km2、総人口は約25万6千人と、横浜市より少し小さい島に墨田区ほどの人口が住んでいる。バルバドス人の9割は黒人で、外務省によると26人の在留邦人がいる。一体この26名は何故日本からの直行便もないこの島国に移り住むことになったのか興味が湧くが、ネットで軽く調べてみるとバルバドス人の旦那さんと結婚して移り住んだ方のブログを見つけた。色々な人生があるのだなぁ。
リアーナ無双
バルバドスと検索するとまず出てくるのはリアーナである。逆に言うと、失礼だがリアーナの出身地以外の情報があまり出てこない。正直どんな地か想像もつかず、飛行機内では好奇心と不安が入り混じった気持ちを抱いていた。夜中に空港に降り立っても入管のカウンターにリアーナの垂れ幕がデカデカと飾ってある。そ、そこまでリアーナ推しなのか!なお、入管につきその垂れ幕の写真が撮れなかったことは悔やまれる。
バルバドスは入管が厳しいことでも知られる。僕は冒頭に書いた今は伏せているとある理由でバルバドスに来ており、別に悪いことは何もしていないので正直に言えば良かったのに、なんとなくメンドくさくて審査官には「バケーションできた」と答えたところ、当然バルバドスに一人で来る日本人なんて怪しいのでツッコまれまくった。「なんでバルバドスを選んだの?」と聞かれて困った挙句「え、えっと、そりゃリアーナの出身国だから、興味があったんですよ!」と訳のわからないことを答えたら「Fair enough.(訳しにくいけど、結構、みたいな意味)」とニッコリ笑ってスタンプを押された。リ、リアーナ強え!
ちなみに僕は傑作バカ映画『バトルシップ』のリアーナが大好きである。
バルバドス人は優しい
バルバドスはイギリス連邦の加盟国である。そのため車は日本と同じ右ハンドル・左車線だし公用語は英語で、バルバドス人はイギリス訛りに近い英語を話す。アメリカで生活していて黒人訛りの英語が少し聞き取りづらく感じていたので、バルバドス人が発する綺麗な英語にまずは驚いた、と書いたら失礼か。
英語の綺麗さだけではない。空港から入管審査を受けてタクシーに乗ってホテルでチェックインするまで、初日に出会うバルバドス人は軒並み丁寧で優しかったので僕はすぐにバルバドスが好きになった。これがもし右も左もわからずにJFKに行ってたらまず入管のクソ態度悪い審査官にイラついて意地悪タクシーでボッタクられてたよな〜と妄想する。なお、バルバドスはカリブ海諸国の中でも最も治安の良い国の一つでもある。
こんなこともあった。とある夜映画館に行ったのだが、帰り道で中々タクシーが止まらず困っているとバスが止まってくれて、「どこに行くんだ?」と聞かれてホテルの名前を伝えたら「このバスはそこまで行かないけど乗り継ぎの駅まで連れてってやる」とバスに乗せてくれて、乗客も○○に行きたかったら○番に乗れとアドバイスをくれた。これ、『イッテQ!』の出川イングリッシュで見る展開!バルバドス人の優しに感動はするが、トヨタのハイエースに20人くらいギュウギュウ詰めで乗せて狭い道を『ワイルド・スピード』ばりに爆走するバスには驚いて、これもまた身動きとれず写真がとれなかったことを後悔するのであった。(中編、もしくは後編へ続く。)
これは全く別の時間に停車していたバスを撮ったものだが、このサイズの車に限界を超えて20人以上の人間をスシ詰めにして爆走するのである。正気の沙汰ではない。
フーターズ、それは希望
人類のオアシス、フーターズでこのような悲劇が起きるのは大変ケシカランことで、テキサスのこのバカは自宅の銃が暴発してキャンタマにでも当たって苦しんで死ねばいいと思います。
フーターズは僕が日本の大学卒業直前に超ハマってアホほど友達と通っていた時期がありまして、本場アメリカのフーターズに行くことをいつも夢見ていたのですが、この間ラスベガス出張した際に初めてアメリカのフーターズに行った時はダンスやってなくて超絶ガッカリしました。街の外れのフーターズだったせいなのか、行ったタイミングが悪かったんだろうか、しかしフーターズといえばこれがないと始まりません。
たまにやたらアメリカかぶれのやつとかが「日本でフーターズ行っても女の子可愛くないから楽しくなくない?」とか無粋なことを行ってくるやつらがいるが、フーターズは女の子が可愛いだとかブスだとか、そういう低次元で魅力がわかる場所じゃないんだよ!あんな楽しいものを素直に受け取れない人たちの人生こそ可哀想だ!ああ、フーターズ行きて〜