いつかは必ず死ぬってことを心に刻め!

 また今日から木曜まで出張なのですが、空港の本屋がチャック・パラニュークの特集をしていて思わず『ファイト・クラブ』の原作本を衝動買い。日本語の本だってまともに読んでないのにこれを一冊読み切るのにどれほどの労力を費やすのだろうか、まあでも名セリフの数々を思い出しながら楽しみたいと思います。

 

 

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更新し忘れ

 昨晩は『デッドプール2』を仕事終わりに観に行っていて、帰った時にはクタクタでブログどころではなく、今朝通勤電車の中で書こうと思っていたけど、仕事に向かう電車の中でそんな気にもなれず、仕事の合間になんか書こうと思っていましたが、書く隙を見つけられなかったので、結局コソコソとこの記事を書いていまに至る…

人種差別は身を滅ぼす

 NYの火曜日昼頃。とあるレストランで撮られたビデオが現在バイラルに広まっている。動画の中の男はお店の店員がスペイン語を話していることに激高し、「ここはアメリカだ、英語を喋ろ!」「お前らは不法移民だろうから移民局に通報するからな」などと脅した。


 

 口論となった客は危険を察知したためスマホを取り出してビデオを回し始めたのだと言う。この動画がfacebookにアップされると大炎上、インターネッツの力ですぐにこの男はNYの弁護士だと特定されてしまった。笑ってしまうのは客が録画を始めるとこの男もまるで対抗手段の武器かのように動画を回し始めたことで、いや、お前の方は録画回したってなんの意味もないだろ!これがネット時代の決闘術なのか。

 

 今回は結果的に身元がバレたこの弁護士の元にメディアが殺到し、おそらく仕事も減るだろうからこれから大変だろうな。本当に人種差別は身を滅ぼすから良いことないよ。

君の名を告げるルーのうた

 昨年日本で公開されて話題になった湯浅政明監督の『夜明け告げるルーのうた』がNYでも公開されたので、AMCエンパイアで観てきたっす。

 

 詳しい感想はまた今度にしますが*1、鑑賞中はこちらも日本で話題となり遅れて北米で公開された傑作君の名は。』との類似性が興味深かったです。

 

 以下ネタバレ注意で、両作とも鑑賞した人ならもう気付いているでしょうが、両方とも

  • 住民がお互いを知っているような小さい田舎町が舞台で
  • 母親不在の少年・少女の物語で
  • 主人公の男はいつも退屈そう
  • 主人公はいつも3人組グループ
  • 女の子の父親・親族は町の権力者
  • 色っぽい先輩のお姉さんが手伝ってくれて
  • スマホが主人公とヒロインを繋ぐキーアイテムで
  • クライマックスには町を壊滅させる天災が起こり
  • 屋外拡声器が大活躍する

 と、ほぼほぼ基本プロットは一緒なんです。僕はここで「『夜明け告げるルーのうた』が『君の名は。』をパクった!」なんてことを言いたいのではなく*2、両作品共に根底にあるのは東日本大震災を意識した結果生まれた似たようなストーリー展開になったのではないか、と思っています。特に『ルー』のクライマックスは水没ですし。

 

 わざわざ太字・中字で強調しましたが、両作品共に屋外拡声器が活躍する、というのは留意すべき点かと思います。何故ならば実際の東日本大震災でも屋外拡声器/防災無線が住民の避難を促し、それによって救われた命もたくさんあるからです。震災当時宮城県南三陸町で住民に避難を呼びかけ続けて津波の犠牲になった町役所員の話はその後なんどもニュースとなりました。

防災庁舎 遠藤未希さんの悲劇・南三陸町

 『夜明け告げるルーのうた』で、普町内放送のアナウンスを担当している「伊佐木先輩」が遊歩と国夫にアナウンスの仕方を指導するのが印象的でしたが、上にあげた防災無線を読み上げる遠藤未希さんのアナウンスも危機的状況とは感じられないほど落ち着いていて驚かされるばかりです。

 

 そういえば『君の名は。』『夜明け告げるルーのうた』に限らず、小さい町で屋外拡声器や防災無線が大活躍する映画があったような気がしないでもなく、また小さいコミュニティの情報伝達手段としての屋外拡声器について一考の余地がありそうですが、深夜の上映会上がりで疲れて眠く、明日も仕事があるので今日はここら辺にしておきます。誰かそんな映画知ってたら教えてください。 

 

君の名は。

君の名は。

 

 

*1:といって書かないのが最近の自分のパターンで、この悪癖はいつか改善しないといけません

*2:事実アニメーションの制作過程を考えればほぼ同時進行だったでしょうし、なんなら先に公開された『君のは。』がほとんど同じプロットだったのを観て湯浅政明監督が苦笑いをした、なんてこともあったんじゃないかと妄想しています

ジョイン・ミー

 また今週末に出張が決まってしまい、今月は中々休まる日がない状態でブログの更新も疎かになって大変に申し訳ないです。忙しいとブログが書けない理由というのは偏にインプットが少なくなるので必然的にアウトプットできなくなる、というのに寄るのですが、最近読んだこちらの記事が面白かったです。

 

 首相動静というコーナーが新聞にあることは知っていましたが、ほとんど目を通したことがなく、そもそもアメリカに渡る以前から新聞なんて久しく読んでなかったので、こんな風によもや映画を観に行ったことさえ記載されているなんて、首相も大変ですな。

 

 この記事のオチも最高なんですけど、僕が気になったのはこの部分。

 

【2015年】

(中略)

・12月31日スター・ウォーズ フォースの覚醒』 「昭恵夫人らと」 TOHOシネマズ六本木ヒルズ 

【2016年】

(中略)

・12月30日『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』 一緒に観た人の記載は無し TOHOシネマズ六本木ヒルズ

 

 安倍晋三スター・ウォーズ』ファンだったのか!のくせにこの記事を読む限り『最後のジェダイ』は劇場で観に行ってないようで、きっとこれはディズニー以降の『スター・ウォーズ』に愛想を尽かしたのか。だとしたら僕は初めて安倍晋三に好感を持てますな!(暗黒面のパワーを感じながら)