更新に困ったらとりあえず『ザ・ルーム』の告知をするブログと化してしまっていますが、本日より『ザ・ルーム』の広告ビラが配布となります！
Oh hi, 映画ファンのみんな！『#ザ・ルーム』のビラが完成だよ。今週中にヒューマントラストシネマ渋谷(@htc_shibuya)とシネ・リーブル梅田(@cinelibreumeda)他、都内のテアトルシネマグループの映画館に置かせてもらう予定だよ。他の劇場にも配置のお願いするかもだけど、目撃したら手に取ってみてね pic.twitter.com/yPL0daGgGr
— 『ザ・ルーム』日本公式アカウント (@TheRoom_JP) 2020年2月5日
劇場にも合計17000枚置かせてもらってますが、僕の手元にも今1000枚あるので、チラシマニアで欲しい人はお問い合わせください！
すみません、今日は休みます。いい加減『ザ・ルーム』以外の映画が観たい…。
今日も今日とて忙しく（最近こればっかりですみません、でも本当なんです）、あまり書くこともなんですが、この記事には触れておかないといけません。
休刊は、2019年12月の頭に、突然「1月21日発売号で休刊」と告げられました。青天のへきれきで腰が抜けました。洋泉社の定期刊行物は「映画秘宝」のみで、洋泉社が吸収合併される宝島社に刊行継続の意思がないためです。結果9人ほどいる編集部はいったん解散です。発行部数はそう多くはない少部数雑誌ですが、純利益は毎号確実に出ていました。洋泉社は小さな出版社のため、決して採算度外視の決算は許されない。1号でも単体で赤字決算が出た瞬間、即廃刊です。だから、編集長に就任してから毎日、至上命令であった「実売部数を伸ばすこと」と「映画秘宝」という唯一無二の映画媒体をなくさないこと。この2点を使命として、どうしたら売れるかだけを四六時中考えてきました。
この10年で、全国の書店数は半減しました。それに足並みをそろえるように、雑誌媒体全体の実売も1997年をピークに下降線をたどり続け、2018年には半減しました。そんななかで、「映画秘宝」の売り上げは、20年以上変わらない。それどころか、特にここ1〜2年は、実売部数も、広告収入も、右肩上がりの絶好調でした。なかでも休刊号に至っては、「映画秘宝」大判化以降、過去最高の実売部数を記録するのは確実なので、絶頂期に優勝旗を持って引退するみたいで、お相撲さんとしては最高の花道だと思います（笑い）。
今月から『映画秘宝』が出ないと思うと悲しくて仕方がないのですが、こんなに映画愛のこもってなおかつ売れている雑誌を宝島社の愚策で失くしてもいいのでしょうか。change.orgみたいな署名サイトで結果が動くんだったら僕全然やりますけど。『ザ・ルーム』だって持って来れたんだし！
本日、というかもう日付変わっちゃったので日本時間2/3、アメリカ時間の2/2の事ですが、アメフトプロリーグNFLの決勝戦であるスーパーボウルが行われました。サンフランシスコ49ersとカンザスシティ・チーフスの決戦で、結果はチーフスが第4Qで20点差をひっくり返す逆転勝利だったそうです。「そうです」と書いたのは僕がアメフトに詳しくないからですが、彼の国の大統領閣下の無知っぷりは僕を超えていました。
偉大なゲームで強力なプレッシャー下で素晴らしいカムバックを果たしたカンザスシティ・チーフス、おめでとう！君たちは偉大なカンザス州と共に実に全アメリカを代表した。我が国は君たちを誇りに思っている！
（※筆者訳）
トランプはこのツイートを打った後、即座に大炎上してトランプは慌ててツイ消しを行いました。なぜならカンザスシティはミズーリ州だからです。
正確に言うと、カンザスシティはミズーリ州とカンザス州の州境を跨いだ都市なのですが、大部分の面積がミズーリ州側にあり、人口が多いのもミズーリ州側で、経済的に発展しているダウンタウンもミズーリ州側にあるので、基本的にはミズーリ州の都市として考えられています。なお、僕も2017年にエリア51旅をした際、帰り道にカンザスシティに立ち寄っています。
間違える人が多い都市なだけに、ひっかけ問題としてアメリカでは常識なのですが、愛国心を煽ってる現職の大統領が間違えてしまうのはどうなんでしょうか*1。日本でいうならば安倍晋三が鳥取と島根の場所を間違えるみたいなものです*2。しかもトランプの支持層が高い中西部の都市なのに！なお、ツイ消ししたトランプはちゃっかり修正ツイートをポストして無かったことにしています。
Congratulations to the Kansas City Chiefs on a great game and a fantastic comeback under immense pressure. We are proud of you and the Great State of Missouri. You are true Champions!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2020年2月3日
もう僕はトランプに関しては極右だとかポピュリストだとか言う以前に、単なるバカが誤って政権を執ってしまったとしか思っていないので、日本のテレビで専門家があーだこーだトランプの政策について大真面目に議論しているのはバカらしくなってきます。こんなバカの政権にビザが剥奪されてしまったのが悲しいよ、僕は…。
前にも書いた通り、このブログ『SUPERBAD-ASS』の前身は僕が中学校時代からジオシティーズで運営していたテキストサイト『尾も白いの探して。』ですが、去年3/31を持ってジオシティーズが閉鎖されてしまいました。
今よりも更に圧倒的に未熟で無知だった学生時代に自分が偉そうに記した物なんか恥ずかしくて読む気も起こりませんが、とはいえ17年以上ネットに残して来た足跡を一時代のネットカルチャーの終焉と共に葬り去るのは忍びなく、一般公開するかどうかは別としてデータとして手元に置いておきたかったので、旧ホームページをダウンロードしてローカルフォルダに保存しておいたのが去年でありました。
ところがどっこい、保存した先が僕がNYで勤めていた会社のパソコンだったもんで、いつか自分のパソコンに移そうと思っていたのも束の間、僕は強制送還となりそのまま会社も辞めてしまったので、会社のパソコンへのアクセスを失ってしまい、そうこうしているうちに僕が座っていた席には新入社員の子が座るようになったと聞きました。焦った僕は仲の良かった同僚にデータを転送するように頼みましたが、中々保存場所がうまく伝わらず全然違うフォルダが送られて来たりしたので、ESTAでNYに帰った時自分でやろうと思いました。
さてNYに戻り、同僚の手助けもあって閉業後の会社に忍び込ませてもらい、僕が使用していたパソコンから僕のHPデータを移そうとするも、パスワードが開けない。なんと僕が辞めたあと、使用していたパソコンがリセットされてしまい、跡形もなくデータが消えてしまったのです。
まあ、正直あの時僕が会社に忍び込んでいたのも立派にアウトな行動で、世間では会社辞めた奴が色々重要機密を盗んでいったりする事が往往にしてあるので当然っちゃ当然の防犯対策ですが、僕は中学時代から積み上げて来たものが消し飛んでしまったことに少なくないショックを覚えました。
そして更に時間が経ち、僕は日本へ本帰国しました。『ザ・ルーム』の仕込みで色々忙しい中、何故だか休憩がてらジオシティーズにふと訪れてみたら、何やらこんな表が掲示されているではありませんか。
僕はてっきり去年の3/31にジオシティーズから跡形もなくデータが消えてしまったものだと思いましたが、今年の3月末までまだＦＴＰでダウンロードできる！
僕は忘れっぽい性格なので3月とは言わず今のうちにやってしまおうと、Mac用のFTPソフトを探して*1、何とか今日無事に自分のパソコンに昔のホームページをサルベージする事ができました。完全に諦めていたものを取り戻せた、という感覚は何物にも替え難いものですね。
さてこの旧サイトですが、何回も書いたようにとても今人に見せられる代物ではないんですね。扱いについても正直困るんですけども、もし過去の自分の文章と対面できる余裕ができ、面白い事を書いている記述を見つけたらこのブログでも記事かできたらいいな、とは思っています。もしこの中でまだバックアップを作っていないジオシティーズユーザーの方々がいましたら、大切な思い出が消える3月の前にFTPを使うのをオススメしますよ。ちなみにMacでしたら無料のCyberduckがオススメです。
