えー、今年もこの上半期ベストテンの時期が…って、例年僕は毎年6月末日に上半期ベストテンを選んでおりますが、明日から出張でアフリカに3週間行くので、実質上半期にこれ以上映画観るのは無理!ということで、今年は早めに上半期ベストを決めていきたいと思います。
今年は6/14の時点で29本の映画を見ています。去年から更にまた1本減っている…。コロナは大分明けましたが、忙しければ忙しくなるほど大好きな映画が見れなくなると言う映像業界人のジレンマに陥ってしまいました。フリーランスとして忙しいことはいいことなんですけどね、寂しくも思います。でもまあ、6月半ば時点で去年より1本少ないのであれば、実際のところは鑑賞ペースは上がっているかもしれませんね!
あとは余暇時間に『ゼルダの伝説/ティアーズ・オブ・キングダム』と『ポケットモンスターSV』にほとんど費やされてしまったことが原因かもしれません。オープンワールド、終わらね〜!
ということで、ベスト候補の『ザ・フラッシュ』も『スパイダーバース:アクロス・ザ・スパイダーバース』も、ワースト候補の『インディ・ジョーンズ/運命のダイアル』も観れておりませんが、本年度の僕の上半期ベストテンはこちらです!(ちなみに、『エブエ』は去年の年末ベストで既に選んでます)
【特記事項】
【Taiyakiが選ぶ2023年上半期ベストテン】
- フェイブルマンズ
- 逆転のトライアングル
- バビロン
- SHE SAID/シー・セッド その名を暴け
- AIR/エア
- 怪物
- マッシブ・タレント
- ダンジョン&ドラゴンズ アウトローたちの誇り
- ノック/終末の訪問者
- FALL/フォール
【解説】
①はもう年間ベストワン確定。映画の神が自分の半生を映画化したんだから、泣かないわけないだろ!近年、スピルバーグが新作を作れば自動的に泣く機械と化してしまっている…。
②は資本主義社会に中指を立てた大傑作。うんゲロのシーンも壮観だが、資本主義社会が崩壊した世界でも資本主義が新たに形成されていく風刺に舌を巻いた。実はこの映画、一回チケットを買ったのに間違えて別のTOHOシネマズに行って見れなかった、というポカをやらかしたのだが、諦めずに観に行って心底よかった。
③も映画のDNAに取り込まれようとしてもがく映画人たちの話だもん、僕が泣かないわけないだろ!デミアン・チャゼル、なぜか日本ではいつも賛否を巻き起こしてしまうが、僕は好きなんだよね〜。
④はテーマはもう言わずもがなとして、単純にジャーナリズムを描いたサスペンスとして手に汗握る緊張感があり、劇場で震え疲れた。日本でもようやくジャニー喜多川の性加害問題が明るみになったが、そのようなセンシティブな題材で、問題提起を促しつつ、骨太な作品を作れる土壌がないのは残念極まりない。
⑤はNBAファンとして外せない。あまりにもアイコニックなマイケル・ジョーダンが徹頭徹尾顔を出さない演出が取られていて、まさに偶像崇拝禁止でMJが本当の神様になっていて笑ってしまった。まあ、お仕事映画としても素晴らしい完成度ですよ。
*1: