今年もNBAのシーズンが終わってしまった。映画ファンというのはベストテンというものが大好きな生き物で、なんでもかんでもベストテンを選びたがる性分である。当ブログは映画ブログであるが、たまたまNBAも好きになってしまったため、毎年NBAのシーズンが終わると好きだったシーンをベストテン形式で選んでいる。今年は特にNBA史に残ると名高いシーズンだったので、是非振り返っていきたい。
【ルール】
- 2020-2021のプレシーズンからファイナルまで含めたNBAにまつわる全出来事の中で、印象に残った順に選出
- 、基本的に筆者はファンになったばかりのニワカなので、大目に見てもらえると嬉しいです。もし何か間違ったことがあったらコメント欄で指摘してください。
【Taiyakiが選ぶ2021-2022シーズン ベストテン】
- NBA JAPAN GAMES 2022
- レブロン・ジェームズが歴代通算得点記録1位を更新した瞬間
- ウェスタンカンファレンス LAレイカーズ快進撃
- レイカーズ移籍後 八村塁大躍進
- 2022年12月17日 ラプターズ対ネッツでの渡邊雄太
- イースタン カンファレンス マイアミ・ヒート快進撃
- イースタンカンファレンス プレーイン・トーナメント ラプターズ対ブルズでのデマー・デローザンの娘
- NBA オールスター スラムダンクコンテストでのマック・マクラング
- ドノヴァン・ミッチェルとデイミアン・リラードの71点ゲーム
- ナゲッツ初優勝
①は3年ぶりの開催となったJapan Games。しっかりと2試合とも見させてもらいました。NBAの試合自体を久々に生で見て、やっぱり会場の熱狂に包まれながら見るNBAは最高でした。2019年のJapan Gamesは仕事としてメディア関係席で間近に見れていたけど、今年は遥か上の一番安い一般席。もっと仕事を頑張って、次にJapan Gamesが来る時はまた間近で見れるように頑張りたいと強く思いました!そういえば、この時は蜂村塁はまだウィザーズにいたんだよな…本当にクレイジーなシーズンだったな。
②という歴史を生で見届けられて本当に良かった。あのシグニチャームーブで通算得点記録を乗り換えた時、嫁と一緒に叫びながら見ちゃった。レブロンは引退をほのめかしていたけれど、そんなこと言わないであと10年くらいもっと伝説を作り続けておくれよ〜。
うわああああああ!!!やった!!!歴史を目撃した!!!! pic.twitter.com/XoLWVYu4a9
— Taiyaki (@HKtaiyaki) 2023年2月8日
③僕はレブロンにはもっと伝説を作って欲しいので毎年レイカーズには注目しているが、今年のプレーオフのレイカーズほど観ていて痛快なものはなかった。開幕から2勝10敗でまさかプレーオフに進めるとも思われていなかったのに、八村塁の獲得をはじめとしたトレードの数々でロスターを整えると、プレーインチームとは思えない快進撃で、優勝も脳裏によぎったファンは多いだろう。結局強すぎたナゲッツにスイープされてしまったが、グリズリーズとの荒々しいやりあい、ウォリアーズと(レブロンの)因縁の再戦など、魅力的なシリーズの数々をありがとう!来季が楽しみなんだけど、現状のロスターをなるべく維持して欲しいな、カイリー・アービングとか本当にいらないからさ!
④は③と関連して、八村塁の活躍抜きでレイカーズのここまでの快進撃はなかったでしょう。どれだけ他のメンバーが調子悪くても大体レブロンと八村だけは安定していた。特に、グリズリーズとのプレーオフ一回戦の第一戦では衝撃的な活躍で、アメリカのレイカーズファンの友人が「RUIIIIII」とDMを送ってきたのが自分のことのように嬉しかった。くすぶってたウィザーズからレイカーズに移った八村は心底楽しそうで、現地のスポーツニュースでも特集されるくらいのスターになってしまった。本当、にわかファンなのが申し訳ないくらい、最近日本人選手が目覚ましく活躍しているのは観ていてとても誇らしい。
日本人選手の活躍といえば、もちろん忘れてはいけないのは渡邊雄太。ネッツと契約を結んだというニュースを聞いた時はびっくりしたが、デュラントとアービングというリーグを代表する2大スーパースターを抱えるチームで3P成功率リーグ1位大活躍するとは思ってもいなかった。特に記憶に残ったのは⑤で、古巣のラプターズ(僕の推しチーム)に凱旋したリベンジマッチで、残り14.1秒で逆転の3Pを決められてしまい、嬉しい反面ラプターズが負けたことが悔しくて、苦虫を潰したような顔になってしまいました。その後、ご存知の通り優勝候補チームがシーズン中にまさかの解体してしまい、渡邊の出番も減ってしまったが、今の彼ならどのチームからも欲しがられる人材だし、どのチームでも活躍できる人材だと思う。来季も楽しみ!
⑥は西がレイカーズなら、東はヒート(というかジミー・バトラー)の年だったな。プレーインでも一回負けて、8位にギリギリ滑り込んだチーム(とうかジミー)が次々と東の強豪を薙ぎ倒し、ファイナルまで辿り着いたのは相当に気持ちが良かった。こちらも歴史的な記録を次々と作っていただけに、ジミーには本当に優勝して伝説になって欲しかったけれど、ナゲッツが流石に強すぎた…。来年もまたこのプレーオフジミーを見せて欲しい!
⑦ラプターズ推しとして、今年のラプターズは観ていてちょっと辛かった。マサイ・ウジリ球団社長がシリーズ終了会見で「今シーズンは『ラプターズらしさ』を欠いた」と発言していたが、確かにディフェンスはちぐはぐだし、無理を押し通すようなオフェンスもあり、僕が好きだった「チームとしてまとまっている」ラプターズが見られないのが面白くなかった。それでもラプターズは当然のようにプレーオフに勝ち進むと思っていたんだ…デマー・デローザンの娘が現れるまでは。悔しいけど、デマーとラプターズの歴史も考えて、思わずホッコリしちゃう。
⑨僕はスラムダンクコンテストというものの魅力が分からなかった。だって、ダンクできる時点で凄いから、どれだけ技を見せつけられようと逆に凄さが伝わりづらいのだ。特に近年マンネリ化もあって下降路線を辿る一方だったが、マック・マクラングが僕にスラムダンクの可能性というものを見せつけてくれた。しかも、2ウェイ契約のシンデレラボーイが。そのアンダードッグストーリーも相乗効果を発揮して、何度でも見返しちゃう。
⑩「決勝に進んだのは我々なのに、誰もナゲッツの話をしない!」と怒っていたマイケル・マローンHCの発言を反映するような順位になってしまいましたね…。だってナゲッツはちょっと異次元の強さすぎて、優勝もほぼ決まっていたようなものだから、観ていてもあまり面白くはなかったんだよね。それでもニコラ・ヨキッチはすごかったし、ジャマール・マレーが大怪我からチャンピオンまでカムバックしたことを考えるとグッとくる。優勝経験がないチームが優勝というのもフレッシュでアツい。おめでとう、ナゲッツ!