「反社の皆様」というパワーワードのインパクトが凄まじいでですね。今更いうまでもなく腐り切った政権ですけど、ハリウッドが映画化したらオスカーにノミネートされそうな力作が大量に作れそうなくらいスキャンダルが山のように出ていて実際なんで誰も作らないんだろうか不思議でなりません。というか、日本の映画は悪い意味で政治的じゃなさすぎると思います。
強いて言うなら、今年公開された『新聞記者』が時事問題を扱った映画として見応えありましたが、しかし結局はモリカケ問題をモチーフとして架空の生物兵器開発の隠蔽を描くくらいで婉曲に納めていたので、今の日本映画で実録物を撮ろうとするとこれが限界だと思うと少し残念でした。忖度ばっかりしてないで実録物映画を量産すればいいのに。反社の皆様と時の政権が繋がっているなんて、映画としてはメチャクチャ熱いじゃないですか!