就活前線

 今日どうしても間に合わせで出さないといけない送付物があり、夜に新宿駅西口の郵便局に行ってきたのですが、エントリーシート締め切り直前の就活生みたいなのが結構いて、なんなら自分も就活時この郵便局を利用していたので当時がフラッシュバックしましたね。

 

 考えてみたら日本の就活のESシステムは資源がもったいない・手書きで1文字でも間違えたら全部やり直し・郵便に出すので金がかかる・受け取る方も読むの面倒くさいと、どこからどう見ても不便・理不尽・非効率で、こんな全くもって不要な社会勉強はとっとと廃した方がずっと社会にとって良いですよ。こういった理不尽システムは別にエントリーシートに限った話でもありませんが。

 

 取り敢えず就活生はここからストレスしかない地獄のような数カ月が続きますが、失敗したって何とかなるので肩の力を抜いて頑張ってください。おっと、そこのあなた、僕の状況が何とかなっているかどうかは野暮だから聞かないでください!

 

何者

何者

  • 発売日: 2017/05/10
  • メディア: Prime Video
 

 

オー・マイ・ゴッド!海外住んでた人が帰国してスマホのAPN設定で困るのは灯台下暗しだった!の談

 昨日の話の続きですが・・・

 

 1日かけてDocomoのカスタマーサポートとAppleのカスタマーサポートを行ったり来たりしてようやく原因が掴めましたが、なんと!どうも僕がアメリカで買ったiPhoneアメリカのAPN構成プロファイルが未だに設定されていたためにニッチもサッチもモバイルデータ通信ができてないだけなのでありました。あれだけ長く時間をかけておいて「今設定されているプロファイルを消してみたらどうでしょうか?」と言われた瞬間に4G回線に繋がったのは超恥ずかしく、原因が滅茶苦茶ファンダメンタルなところにあったのは拍子抜けで、まるで『ハングオーバー!』のクライマックスではありませんか!

 

 

 し、しかしですね!このトラブルに対する解決法はGoogle先生駿台の予備校生たちよりも相当に聞きまくりましたが全然見つからなかったので、僕が恥をかいたお陰でこれから他の誰かが同じ問題に直面した時にこのブログを見ればいいという、ある種パイオニア的な事を成し遂げたのだと自負しておいて自尊心を保つことにしようではあーりませんか!取り敢えず昨日のドコモショップの店員に菓子折り持って全力で謝罪したい。

 

 

ホーリー・シット!海外住んでた人が帰国して携帯契約するのは面倒だ!の談

 現代社会において最も重要なインフラの一つはスマホである、と断じ切っても反論する人はほとんどいないかと思います。だから昨日書いたようにアメリカの番号を解約する(というか勝手にされた)時は相当な勇気が入りました。とはいえ、まあ今後暫くは日本で暮らすのは確定で、一番最初に携帯番号を契約しに行く事を考えてはいたので、あまり気にしない事にしました。

 

 んで、今日早速各社の料金プランを比較して自分なりに考えた結果、なんだかんだ家族割の効くドコモにする事にしました。ラッセル・ウェストブルックが移籍後初めてオクラホマシティに帰還したロケッツ対サンダーの試合を見て(余談ですが、日本だと当然時差の関係上ほとんどの試合が朝にしか観れないのは辛いですね、眠いし)、久々にママンの美味しい昼食うどんを食った後、近所のドコモショップに行って来たわけです。

 

 すると、まあ、日本だと当たり前っちゃ当たり前なのですが、平日の真昼間から混雑していて、整理券まで渡されてここは病院か!とまずは困惑しました。というのも、アメリカでは選択できるキャリアが多いからかケータイ屋で並ぶくらい混雑している状況にあまり遭遇した事はなく、大抵やる気なくくっちゃべってる店員のところへこっちから話しかけに行けばすぐに対応してもらえるからです。

 

 とはいえ、そんなアメリカかぶれの文句なんか言ったってしょうがなく、日本でのケータイショップの混雑ぶりは単に日本のカスタマーサービスが懇切丁寧に限るからでしょうし、ここは大人しく座って待つとします。1時間近く待ったでしょうか、やっと対応してもらえる事になりました。

 

 粗方プランの内容は調べて来たので説明は省いてもらい、割りかしスムーズに契約自体は進みました。なお、機種本体に関しては急に新調するお金もないし、割と気に入ってるので今使用しているアメリカで買ったSIMフリーiPhone SEをそのまま使う事にしました。さて、ようやくSIMも出来上がったのでその場で僕のiPhone SEちゃんに挿入します。ところがどっこい、モバイルデータ通信が全然使えないのです。

 

 しかし、この段階で僕は全然焦っていませんでした。何故なら日本が長らく総務省が謎の権益の為に制限していたSIMフリースマホアメリカでは古くから流通していました。するとSIMフリーユーザーがSIMを新規購入すると、モバイルデータ通信を利用する為には必ずAPN設定を変更しなくてはならず、アメリカの通信会社は公式ホームサイト上でスマホの機種毎に合ったAPN構成プロファイルをダウンロード出来るようになっているのです。

 

 まあ、今僕のスマホがモバイルデータ通信出来てないのもきっとそんな所だろうと思っていたからその時は平常心でいたのです。しかし「SIM入れてもLTE繋がらないのですが、これってホームページ上で構成プロファイルをダウンロード出来るんですよね?」と聞いてみると、受付はポカンとしていて「えっと、少々お待ち頂いて良いですか?」と裏に帰り、少しの間の後戻ってきて「構成プロファイルのダウンロードが必要なのは格安ケータイのみですので、大丈夫な筈です」と言い渡されました。

 

 いや、でも現に繋がってないじゃん!と思うのですが、何度言っても「ドコモ側からは問題無いので、Appleカスタマーサービスに連絡して欲しい」の一点張りで拉致が開かず、もう面倒なので自分でやる事にしました。アメリカよりも日本の接客の方が質がはるかに良いのは間違い無いのですが、店員の知識はアテにしてはいけない、というのも長年経験したアメリカのテキトーな接客のお陰で学べた知恵です。

 

 ドコモショップを後にし、近場のパブリックWi-Fiが通ってる場所に行って早速リサーチしてみます。するとやはりSIMフリーiPhoneはドコモの公式サイトからAPN構成プロファイルをダウンロードする必要がある事が分かってきました。そのリンクに飛びダウンロードしようとすると、次の画面が出てきました。*1

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 あ、そうなんだ、と素直にWi-Fiを閉じてこのページを更新すると、次の画面に移りました。

 

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 いやいや、そうじゃん!モバイルデータ通信が出来なくて困ってんのに、それを可能にするための構成プロファイルがWi-Fiだとダメでモバイルデータ通信が必要って本末転倒じゃん!ウロボロスもビックリな円環構造にハマってしまいました。

 

 なお、アメリカだとどうなってたかは正直記憶にないのですが、こんな堂々巡りに困った事はないのでそこら辺はうまく出来ていたはずです。とはいえ、ドコモが悪いみたいな書き方をしていますが、僕のアメリカ生まれのiPhoneが問題の可能性だってあります。

 

 こんな面倒な事になるんだったらまだアメリカの番号持っていた方が便利だったので、あの時空港で解約に至ろうと思った自分を呪います。(でも自分はやっぱり可愛いので究極はその場で番号キャンセルした謎のカスタマーサポートを責めておく事にします。)また明日ドコモショップに行ってあの擬似病院体験を潜り抜けないと行けないと思うと今から憂鬱なのですが、帰国を考えている海外在住者は気を付けてください。

スマホを落としただけなのに

スマホを落としただけなのに

  • 発売日: 2019/04/17
  • メディア: Prime Video
 

 

 

*1:なお、この画面をスクショしたのは今です。

日本に帰り着きました

 という訳で、本日無事日本に帰り着きました。それにしても日本暑い!これ夏に帰った時も書きましたが、なんたってあの時は夏ですからね。NY発った時の防寒装備で成田着いたら汗ダラダラでたまったもんじゃなかったですよ。グレタさんの事をバカにしてる場合じゃないですよ、全く。

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 あ、全然話が変わるんですけど、そういえばですね、JFKで飛行機待ってる間にHuluとかamcとか色々なサブスクプランをキャンセルしていて、その流れでスマホも解約しようとカスタマーサポートに電話したんですよ。「今月の支払いサイクル終わりにこの番号を解約したいんですけど」つって「かしこまりました、今アカウントを確認しますので、少々お待ちください」と言われ、保留で待ってたらブチっと通話が切れました。何事かと思ったら、保留にされている間に番号が解約されてしまったんですね。カスタマーサポートの人は一体どうやって僕にフィードバックしようと思っているんでしょうか。アメリカ生活最後の最後にして、あまりにもアメリカ的な出来事に直面して口がアングリ開いてしまいました。

 

 まあ、つまりどの国にもいい面・悪い面があるという事ですな!

 

カスタマーサクセスとは何か――日本企業にこそ必要な「これからの顧客との付き合い方」

カスタマーサクセスとは何か――日本企業にこそ必要な「これからの顧客との付き合い方」

 

 

さらばアメリカ

 今空港に向かうウーバーの中でこれを書いています。最後の日くらい大人しくしてりゃ良いのに、名残惜しくシコたま飲んでしまって二日酔いに襲われてます。寝る前に滅茶苦茶吐きました。と、書いてる今、車の振動に揺られてスマホを見ると非常に気持ちが悪いので、続きは空港に着いてからにします。

 

 …いやー、危なかった、一回リバースしましたが、それを全て口内で受け止めてゴックンしました。2度と味わいたくない喉越しです。外の空気を吸ってやっと落ち着いたところです。

 

 しかし空港に着いてみると本当にアメリカ生活も終わるんだなぁ、という実感がいよいよ湧いてきます。2015年の夏に渡米したので、およそ4年半いたことになります。月並みですが、長くも感じますし、短くも感じます。

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 この3ヶ月友人や知人に会う度「日本も過ごしやすいし、帰国することに未練はない」みたいな事を強がって言ってましたか、今はやっぱりもっとアメリカにいたい気持ちで一杯です。身辺整理の為にESTAで渡った3ヶ月の間でさえまだまだ新しい発見があったくらいなので、この4年半を総括するのも難しい面白い国だと思います。

 

 そういえば昨年末タイムズスクエアでカウントダウンを見に行った話を書いたと思いますが、こんな事がありました。大晦日タイムズスクエアは辺り一帯が警察のバリケードにより封鎖されるので、列に並ばないと中に入る事ができません。ところが、タイムズスクエア内にはホテルもあり、その宿泊客も出入りするのに一苦労です。僕が並んでいた時、その日にチェックイン予定であろう中国人親子が長蛇の列を見てオロオロしていました。デカいスーツケースを持って数時間並ぶのはどう見ても割りに合いません。

 

 彼らは最初、何とか並ばずに入れてもらえないか警察官に交渉していましたが、英語が不自由なので全然伝わらず断られていました。当然その親子は困った表情を浮かべていましたが、すると白人の警察官がやってきてなんとペラペラの北京語を話して対応し、その親子は無事に並ばずにホテルに入る事ができました。今アメリカは変な髪型の大統領のせいで色々物騒な国に成り果てましたが、ミクロ的に見るとやっぱりこういう素晴らしい所がまだまだたくさんある国だなぁ、と改めて感心した出来事でした。

 

 こんな事書いてるといよいよ寂しくなってきましたし、このブログもアメリカから更新している所に一つアイデンティティがあり、それを失ってまだこのブログを皆さんに読んで頂けるのかも不安です。と、書いてて気付きましたが、別にアメリカ渡る前からこのブログはやっていたので、いつも通り平常運転で続けて行こうと思っています。暖かく見守って頂ければ幸いです。取り急ぎ2020年はまずは『ザ・ルーム』日本上映を頑張ります!

 

そうだったのか! アメリカ (集英社文庫)

そうだったのか! アメリカ (集英社文庫)