映画ブログであるはずのこのブログがトランプのせいでちょっと社会や政治ネタが多くなって来てるのは本当に迷惑なんですけでも、今朝こんなことがありました。
要約すると、毎年2月の第一木曜日に行われる国家朝餐祈祷会(National Prayer Breakfast)にて、ドナルド・トランプがスピーチ中にこんなことを言い出した。
大統領選に出馬した時、私は番組を降板しなくてはいけなかった。代わりにスタッフは大スターのアーノルド・シュワルツェネッガーを雇った。それがどういう結果をもたらしたか、ご存知だろう。(会場から笑い声)
ドナルド・トランプはテレビ番組『アプレンティス』で一躍有名人となったのだが、今年の一月アーノルド・シュワルツェネッガーが同番組第15シーズンのホストとして選ばれた。しかし、残念ながら主張率は振るわず、トランプは放送後よりTwitter上でもネチネチとこのことを批判していた。
Wow, the ratings are in and Arnold Schwarzenegger got "swamped" (or destroyed) by comparison to the ratings machine, DJT. So much for....
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2017年1月6日
かねてからシュワルツェネッガーはトランプを批判していたので、それに対する報復なのだろうが、それにしてもなんと器の小さい男だろうか。更に今朝の朝餐会でこう続けた。
視聴率は壊滅的にドン滑り。彼のために祈ってあげようじゃないか。
言っとくけどこれ3500人もの聖職者やゲスト、100以上もの国から国賓を招いて行う国家的なイベントなんだけど、そんな大事な席で個人を批判するとか、なんて下品な男なんだ!
しかし、そんな卑しい男の批判に対して我らがシュワルツェネッガーは黙っちゃいなかった。トランプの批判に応じてTwitterに投稿した漢シュワルツェネッガーの動画がこちら。
The National Prayer Breakfast? pic.twitter.com/KYUqEZbJIE
— Arnold (@Schwarzenegger) 2017年2月2日
おい、ドナルド。素晴らしいアイディアを思いついた。あんたと俺で仕事を交換しようじゃないか。視聴率のプロのあんたがテレビに出て、俺があんたの仕事(大統領)をやれば、国民は安心して眠れるじゃないか。
か、かっこいい!玄田哲章ボイスで脳内再生余裕だぜ!加えてシュワルツェネッガーのスポークスマンは次のように代弁。
アーノルドはトランプ大統領が真摯に仕事と向き合い懸命に働くことにより、ご自身の史上最低の支持率(視聴率のratingと掛けてある)を向上されることを祈っております。
ぶわははは!流石数々の迷 名捨てセリフで悪人たちを成敗して来た男!毒のあるジョークを言わせれば一枚も二枚も上手であった。
ちなみに移民であるシュワルツェネッガーが移民の面汚しと戦う『ラスト・スタンド』は最高です。
*1:ダサすぎてうまい訳し方が見つからなかった。