今日は縁あって富士総合火力演習学校予行に行ってきた。今週日曜に行われる本チャンの総火演のリハーサルみたいなものだが、一般公開されている。
平日というのに結構な人の入りで、タクシーの運転手の話だと日曜は更に激しい人入りになるようだ。軽食を買える出店などもあり、一種のお祭りの様相だ。
僕はミリオタではないが、それでも各戦車やヘリから放たれる砲弾の火力や爆発音の迫力には戦争映画を想起させて興奮した。演目は午前中の前段演習と午後の後段演習に分かれており、前者は陸上自衛隊の装備品紹介、後者は島嶼部に対する攻撃対応となっている。
ただ、少々違和感を感じたのは、後段演習である。敵国部隊の侵入を受けて陸上自衛隊が迎え撃つ、という概要で大仰な音楽が敵国(伏せてはいたが、どう考えても想定は北朝鮮と中国だった)の脅威を煽る。砲弾が着弾し轟音が鳴るたびに観客席からは「おお」とまるで花火を見ているかのような感嘆の声があがるのだ。
もちろんこの演習の目的には軍事的示威活動が含まれており、プロパガンダ的側面もあるだろう。僕自身も憲法改正には反対しているものの自衛隊は存在すべきだとは思っている。でも必要以上に国民の恐怖を煽るのはちょっとやり方としてズルイというか、なんか歯の奥に物が挟まった感じで演習を見ていたのであった。
あ、あと前にもこのブログでツッコんだけど、自衛隊の隊員募集コーナーがこれだった。
自衛隊はそんなにアニオタが欲しいのか!