今年も終戦記念日を迎えました。このブログでは母方の祖母から聞いた戦時中の話を毎年掲載するようにしています。このブログで祖母の話を投稿し続けて8年経ちましたが、終戦からは80年経ちました。
ちなみに、先日先祖参りに福岡へ帰った時(入院する直前)、初めて知って驚いた話がありました。父の祖父、つまり僕の曽祖父ですが、戦前曽祖父は貨物船に侵入し、アメリカへ密入国した事があったそうです。その行動力の時点でビックリしましたが、曽祖父はアメリカでビジネスをして一儲けした後、日本へ帰国したとの事です。
しばらくして、日米が開戦し、曽祖父は絶望したとの事です。既に当時の日本とは比べ物にならないくらい経済的に発展していたアメリカをその目で見ていた曽祖父は、日本が戦争で叶いっこないと分かっていました。曽祖父は酒に酔うとよく大声で「日本がアメリカに勝てる訳ないだろ!」と怒鳴っていた*1ようで、近所に非国民だと思われると家族が大慌てで止めていたとの事です。
幸いにも、僕は自分の祖先や親戚が戦争に行った話や戦禍で亡くなった話を聞きません。母方もの家族も父方の家族も教職をやっていたので、戦争に赤紙から逃れられたそうです。8年前に書いた記事にもありますが、母方の祖母の家族は近所で唯一福岡大空襲を逃れたと言います。ただ、僕の父方の祖母は生前、8月になると「私の青春を返して欲しい!」と当時の日本に対して恨めしく怒っていました。戦争は本当に多くのものを奪っていき、人生を狂わせていきます。
先日*2も書きましたが、戦後も80年経つと当時を知る人の数は少なくなってきます。被災者としての悲しみも、加害者としての後悔や罪も、生の声で語れる人は貴重になってきました。そうした中で、80年も日本が保ってきた平和主義を脅かすような言動が出てきてしまったのは、恐ろしい事です。我々ができることは、せめて先人たちの記憶を語り継いでいく事です。
来年ももちろん、記事を転載しますよ。
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