【ニワカNBAファン便り#2】愛するラプターズの応援に行ってきたのである!

 取り留めのない日記記事。僕の愛するトロント・ラプターズがアウェーでブルックリン・ネッツと対戦するというので、アメリカ生活最後に応援に駆けつけた!チャンピオンキャップまで購入して気合入れて臨んできたのである。これまで仕事でラプターズの試合は何度か観てきたが、ファンになってから観るのではまるで違う体験で楽しかった。

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 バークレイズセンターに行って驚いたのは、ラプターズのファンの数だ。国際都市NYだからか、トロントのファンが集結していた。逆に中継でラプターズのホームの試合を観ると、カナダ唯一のNBAチームの試合にわざわざアメリカからやってくる敵チームのファンは少ないのか、スタジアム席のほとんどが地元ファンで埋め尽くされている。当然ラプターズがボールを持つと観客席が湧き上がり、逆にアウェーチームがボールを持つと不気味に静まり返るのであれはやり難いだろうなぁ。今年仕事で行ったファイナルでさえ、トロントにいるウォリアーズファンよりもオークランドにいたラプターズファンの方が圧倒的に多かったくらいだ。

 

 まあ、とにかくアメリカに散らばるカナダ人たちはそれぞれの都市でラプターズを応援しているのだろうけど、ブルックリンでも例外ではなかった。僕の前後の席にもラプターズファンは多かったので、ラプターズが点を決める度に盛り上がり、まるでホームのような安心感もあった。

 

 一人熱狂的なファンが後ろに座ってて、「イエァーッ!ウィー・アー・ザ・フアッキン・チャンピオン!!」と仕切りなしに叫んでたのは面白かった。終盤、ラプターズの勝利が確定的になるとゾロゾロと帰るネッツファンに対し「ガッハッハ、俺はお前らを責めないぜ!何たって俺たちはチャンピオンだから!」と野次を飛ばし、「ファック・ユー!」とネッツファンに返されると「ネッツがチャンピオンになったのはいつだっけ?NEVER(一回もない)!」と叫び返し、周囲の観客も苦笑い。流石に係員が「落ち着いて下さい」と注意しに来てションボリしてたが、「だって俺たちはチャンピオンなんだぜ…」と漏らしてた。典型的な虎の威を借る狐だよ!

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 一方、ネッツにも面白いファンがいて、ラプターズフリースローを投げる度にゴール下に立って手をプルプル振って気を晒そうとしているお爺さんが立っていた。アリーナのスクリーンにもワイプに抜かれるくらいで、調べてみると彼はブルックリン名物のスーパーファンであった。御歳82祭のお爺さんの名前はブルース・レズニックで、ネッツのホームがニュージャージーだった頃から20年間試合に足を運んでいる。毎回相手選手の集中を途切らせるようなパフォーマンスを行い、ついたあだ名は「Mr.ワミー(呪い)」。試合中でも色々な人に声をかけられ写真を一緒に撮っているほどの人気者だった。

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 ラプターズにもチーム創設以来一度もホームの試合を逃した事がないナヴ・バディアという名物スーパーファンがいるが、こういうファンの存在もNBAを面白くしてるのだなぁと思ったのだった。

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