ダンケルク撤退作戦を描いたクリストファー・ノーラン最新作『ダンケルク』を通常35mm上映版とIMAX 70mm上映版を鑑賞。ノーランは監督以外に脚本・製作も手がけ、奥さんのエマ・トーマスも製作に参加。IMAX65mmカメラをメインにホイテ・ヴァン・ホイテマが撮影監督を務め、音楽はハンス・ジマーが作曲。メインキャストにトム・ハーディ、マーク・ライアンス、キリアン・マーフィー、ケネス・ブラナーの他、フィオン・ホワイトヘッド、トム・グリン=カーニー、ジャック・ローデン、1Dのハリー・スタイルズら新鋭が集結。
続きを読む『ダンケルク』IMAX70mmは凄まじかった
R.I.P 中島春雄
https://mainichi.jp/articles/20170808/k00/00e/060/261000c
怪獣映画の花形はもちろん怪獣ですが、その怪獣に命を与えるのがスーツアクターであり、初代『ゴジラ』からゴジラを担当していた中島春雄はその参加者でありました。中島春雄は12作品でゴジラを演じましたが、シリアスなものからコミカルなものまで、顔を見せずに豊かな動きの表現力で様々なゴジラ像を演じ分けました。ゴジラ作品のみならず数多くの東宝特撮映画に出演して数々の名怪獣を世に送り出してきました。
現代の怪獣映画はすっかりCG中心となりましたが、モーションキャプチャー技術が好んで持ち入れられているのも中島春雄の着ぐるみDNAがきっと流れているからでしょうし、これからも脈々と続いていく日があまりません。
偽物の国
今日の昼はナッシュビルのパルテノン神殿を見て、宿泊先のピラミッドがあるメンフィスに泊まった。
なんのこっちゃ分からない文章だが、テネシー州ナッシュビルには原寸大のパルテノン神殿のレプリカがあり、同州メンフィスにはピラミッドを模した建物がある。(そもそもメンフィスの由来はエジプトの都市名だ)
ウィキペディアによるとこのパルテノン神殿は1897年のテネシー州制100周年記念万国博覧会の為に建てられ、幾度かの再建を経て美術館となった。
実は僕はここに来るのが2回目で、これは前に撮った時の写真。このように神殿の中にはアテナ・パルテノスの巨像も再建されている。
ただ、母と祖母を連れて来ておいてなんだが、正直つまらないなぁと思う。確かに一瞬感心はするものの、しかし本当に凄いのは実際に古代に建てられたパルテノン神殿であって、近現代の技術を持って作られた神殿や巨像にありがたさを感じないのだ。ヒッチコックの『サイコ』は面白いけど、ガス・ヴァン・サントのリメイクは全く面白くないのと同じ。
メンフィスのピラミッドなんて更に情緒もクソもなくて、中はバスプロショップという釣り漁具屋のテーマパーク兼ショップになってやがる。(バスプロショップが買い取るまではアリーナ施設だった。)
アメリカ各地にはこうした世界の名所を再現した場所がある。極端な例はラス・ベガスやディズニーランドで、自国内の名所すらコピーしてしまうのは病的な何かすら感じる。レプリカを臆面もなく観光地化してしまうのは歴史の浅い国の一種のコンプレックスを反映しているんだろうな。