一周年

 何から一周年かというと、今日で社会人になってから丁度一年なんですね。えー成長したかどうかと言われますと、毎日怒られてたのでなんとも言えないところでありますが、よく耐えた!とは褒めてあげたいところであります。ナデナデ!

 

 社会人になってから映画の見え方も変わりました。『セッション』はクライマックスのフレッチャー先生の行為の解釈を考え直し、多分今オールタイムベストテンを選んだら絶対に入ってくるでしょうし、『スター・ウォーズ』ではカイロ・レンに虐められるストーム・トルーパーに感情移入をするようになりました。ハリウッド大作は相変わらず好きだけど、『フロリダ・プロジェクト』のような社会から圧迫されている人たちを優しく包む映画をベストテンに選ぶようになりました。

 

 学生時代は(僕は平均より長くやっていたとはいえ)、一応の区切りがあるものの、社会人は死ぬまで社会人で終わりが見えません。モラトリアムから脱しきれてないのに荒波に突き落とされて毎日毎日溺れないように必死なのですが、少しずつ泳ぎを覚えてはいる気がします。向こう岸は果てしなく遠いけど、犬かきでも前進していきたいと思います。

 

 というような内容もあるような無いような更新を3時間残業終わりのオフィスから書いております。はー帰ろ帰ろ。

 

セッション(字幕版)
 

 

 

『インディ・ジョーンズ』のネタが一つ消えた。

  科学は我々の文明を飛躍させるために必要不可欠な手段でありますが、時として古代や神話へのロマンを壊してしまうこともあります。

 

 ギリシャ神話で牛頭人身の怪物ミノタウロスが閉じ込められたとされる迷宮は、実在しない―。

 米大研究者が最新調査でこう結論付け、米考古学専門誌に論文が掲載された。英紙タイムズがこのほど報じた。

 ギリシャ神話では、クレタ島のミノス王が自らの王妃と雄牛の間に生まれた凶暴なミノタウロスを迷宮に閉じ込めたとされる。古代ミノア文明の存在を明らかにした英考古学者アーサー・エバンズが1900年、クレタ島で複雑な構造を持つクノッソス宮殿遺跡を発掘し、「おそらく実在した迷宮の跡地だ」と推定して以来、考古学者や歴史ファンの間で実在するかどうかをめぐり論争を呼んできた。

 同島の古代都市遺跡「ゴルティス」の近くの迷宮のような洞窟を有力候補に挙げる声もあった。

 しかし、米シンシナティ大学の考古学者アントニス・コツォナス氏は論文で、いずれの遺跡でも文献学上も考古学上も迷宮の跡地とする根拠が見当たらず、「神話は特定の場所や記念碑とは結び付いていないようだ」と結論付けた。特にクノッソスでは、古代ギリシャ人が「迷宮」と信じていた場合には見つかるはずの儀式芸術の痕跡がなかったという。 

  現在『インディ・ジョーンズ5』をスピルバーグが絶賛制作準備中だと思いますが、少なくともこの迷宮がネタになることはなくなってしまいましたね!と言っても、『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』が公開された時点で水晶髑髏は贋作だと証明されていましたが、まあ公開までには変更できなかったんでしょうね。

 

 世間的には駄作だとぶっ叩かれている『クリスタル・スカルの王国』ですが、僕は大好きです。マットが帽子取るのかと思ったらそうはさせない、ってエンディングが最高なんだけど、『インディ5』はどうするつもりなんだろう…。

 

 

僕のフォールアウト

 今週末はアメリカは三連休なのですが、なんとかこれを活かして短編映画でも撮ろうじゃないかと同僚の あみん と酒の席の勢いで話していたら、ついさっきノー脚本・ストーリーはその場の思いつきという『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』スタイルで撮り終えてしまいました。所要時間は僅か3時間弱。仕事が忙しいことを言い訳に最近映画作ったり脚本書いたりという作業が疎かになっていましたが、なーんだ、映画なんて三時間で撮れるんじゃん!あとは編集の時間を言い訳しないだけだな!ということで、ようやく火がついたクリエイティビティに酸素を送り込んで行きたいと思います。フーフー。

オークワフィーナフィーバー

 今年ハリウッドで最もブレイクした俳優は?と聞かれたら当然オークワフィーナでしょう。彼女についてはこのブログでも過去に紹介しました。

 

 

 この記事を書いた当時は日本での呼び名が決まってなかったのでアークフワフィーナと表記してましたが、『オーシャンズ8』公開以後はオークワフィーナで統一されているようなので、このブログでもそれに倣います。町山さんはラジオで「アッカフィーナ」と呼んでましたね。

 

 かくいう僕も『クレイジー・リッチ!』の予告編でそのハスキーボイスを聞いたときに「なんなんだ、この存在感は!」と驚き、『オーシャンズ8』でもそのコメディエンヌっぷりにハマり、つい今週劇場で見た『クレイジー・リッチ!』でのやはり脇役とは思えぬその圧倒的存在感にすっかりファンになりました。

 

 オークワフィーナの売りは何といってもNY生まれ・NY育ち・NY在住という根っからのニューヨーカーなところで、前回の記事にも書いた通りNYの地名や文化が彼女のラップ中の歌詞に登場し、NYっ子が高じてNYのガイドブックも書いている。

Awkwafina's NYC

Awkwafina's NYC

 

 

 僕もNYに住み始めて丁度1年になりますが、恥ずかしいことにまだ全然NYのことが全然わからないんですよね。なので大好きなオークワフィーナが出したNYのガイドブックとあれば凄く完璧な本じゃないか!と思ってAmazonでポチろうと思ったら、絶版になってて一番安くて2万円近くする!

f:id:HKtaiyaki:20180901044012p:plain

 

 もっとヤバいのがあって、プレミアついて20万近くするやつもある。

f:id:HKtaiyaki:20180901044352p:plain

 

 

 『オーシャンズ8』の全米公開日が6月、『クレイージー・リッチ!』の公開日が8月と、この2か月で急激にオークワフィーナの知名度が上がったので、皆同じように買い求めてるんだろうか。一種のオークワフィーナバブルみたいな状況なんじゃないかな。絶対に彼女はこれからメジャー映画にどんどん出演していくと思うので、皆で引き続き注目していきましょう。

 

 あ、Kindle版は$12くらいだからそっち買えばいいじゃん、とか安易なことを思ったデジタル脳のそこのお前はグラウンド10周な!