7/4は独立記念日で、珍しく祝日をちゃんともらえた。しかしアメリカに渡ってから3年になるが、そういえば僕はちゃんと独立記念日を祝ったことがなかった。
確か一年目はまだ渡米したばかりで車もなくて、仲良かったルームメイトの中国人を誘ったものの彼はDOTA2に夢中で部屋から出てこず、暇で暇でゴロゴロしているしかなかった。二年目はインターンをしていたのでNYにいたものの、まだ来て2日目くらいで昼に色々散策しているうちに疲れて帰って昼寝しているうちにいつの間にか独立記念日が終わっていて、慌てて外に出たものの文字どおり後の祭りで街に散乱する花火の残りカスを見つめた思い出がある。そして去年は就職前ということで日本を満喫していたので、不思議と独立記念日を体感したことがなかった。そんな折にアーカンソーの知人がNYに出て来たというので、普段自分だけだったら絶対に乗らなかったであろうクルーズに乗って来たのであった。
乗り場がニュージージー側のハドソン川ということもあり、あまり見慣れない角度(川)からマンハッタンを見るのはちょっと面白かった。なお、ブロガーとして意識低いなぁと我ながら思うのは、クルーズ船そのものの写真は撮らなかったことなんですが、ま、別にええやろ。
ヘリコプターの群れという、大変なシネマティックなものが見れた。頭の中のキルゴア大佐が叫んでいた。
ロウアーマンハッタンを回ってクイーンズ・ブルックリンのあるイーストリバーへ。ここから花火が上がるのでクルーズ船が集まっている。正直こっちからの方が家が近いので、帰りはここで降ろして欲しかった。
花火が上がると客が一斉にスマホを取り出して撮影。現代人にとって観光とは、己の目で見ることがメインではなく、SNSにいかにいい写真が撮れたか自慢することなんだなぁ、と呆れながらインスタのストーリーにせっせと自分も投稿するのであった。
この日面白かったのは、赤と青の星条旗カラーのコーディングをしている人が街中にいっぱいいて、なんなら星条旗デザインの服を着ている人すらいた。アメリカ国旗のデザイン性の高さはいつも感心するのだが、しかし日本で建国記念の日や天皇誕生日に国旗を掲げて云々するのってまあ、所謂右寄りの方々だけじゃないですか。その点やっぱりアメリカ人の愛国心って面白いなぁと思う。*1
*1:別に真似する必要もないけど。