猿顔役者のマーク・ウォルバーグとジョン・シナ

 『トランスフォーマー』シリーズのスピンオフ、『バンブルビー』を観てきたっす。

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 『トランスフォーマー』シリーズは主演がマーク・ウォルバーグに代わってからの迷走ぶりが顕著でした*1が、監督がトラヴィス・ナイトに変わってからあら不思議、とても見やすくてハートウォーミングな作品に仕上がってるではないですか!

 で、詳細な感想は今度じっくり書こうと思うのですが(こう言って書かない常套句)、『バンブルビー』にWWEレスラーのジョン・シナが出ていた思うところがあったので、今日はマーク・ウォルバーグとジョン・シナの不思議な縁について書きたいと思います。

 

 僕がジョン・シナという役者を認識したのは2015年にジャド・アパトーの『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方(原題:Trainwreck)』を観た時の事でした。『エイミー、エイミー、エイミー!』は主演のエイミー・シューマーの自伝的脚本を基にしており、そのエイミーのヤリ友の一人としてジョン・シナ演じる筋肉バカの男スティーブンが出てきます。

 



 スティーブンは我儘なエイミーに振り回される可哀そうな男なのですが、2人が映画館に行ったときエイミーはひたすらスティーブンとペチャクチャ喋ります。それに耐えかねた他のお客さんがジョン・セナに対して「おい、そこのマーク・ウォルバーグ、そこの女を黙らせろ!」と注意するのですが、僕は「た、確かに似てる!」と爆笑でした。その後のジョン・セナのやり取りも最高で、「誰がマーク・ウォルバーグだと!俺はマーク・ウォルバーグよりデカい!俺はマーク・ウォルバーグの8倍くらいある!」と言い返します。

 

 問題はそこじゃねぇよ!と誰もがツッコミを入れるところですが、立て続けに「ファック・ユー!」と言うべきところを「俺はお前をファックするぞ!」と言ってしまったり、「このアースホール(ケツの穴、転じてクソ野郎の意)め!俺はアースホールを見たら舐めるんだよ!」と相手に罵声を浴びせるつもりがバカゆえにドンドン会話があらぬ方向に進んでいくのも抱腹絶倒です。

 

 『エイミー、エイミー、エイミー!』はアメリカでは大ヒットしたラブコメで、この映画での演技をきっかけにジョン・セナは役者として注目を浴び、どんどんブレイクしていきます。そんな『エイミー、エイミー、エイミー!』でマーク・ウォルバーグと間違えられたジョン・シナは、奇しくも同年ウォルバーグと『パパVS新しいパパ』で共演を果たします。(下記動画はネタバレなので注意)

 

 

  『パパVS新しいパパ』の共演は一瞬でしたが、続編の『パパVS新しいパパ2』でもマーク・ウォルバーグとジョン・シナの対決が続きます。

 

パパ?VS?新しいパパ 2 (字幕版)
 
パパ VS 新しいパパ(字幕版)

パパ VS 新しいパパ(字幕版)

 

 

 この二人、何かと共通していることが多く、二人ともボストン出身であり、ラップが得意なんです。

 

 で、顔が猿顔で似ていて出身地まで一緒で、ラップまで得意な二人ですが、遂に『バンブルビー』にジョン・シナが出演したことも何かの縁な気がしてなりません。少なくとも『トランスフォーマー』ユニバース上は二人は共存しているので、また何かの縁で共演して欲しいですね。このままユニバース化が上手く行けばですけど。

 

 ちなみにマーク・ウォルバーグと同じボストン出身で更に顔まで似ていて、共演している役者としてはマット・デイモンがいるんですけど、話がややこしくなるので止めます。

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トランスフォーマー マスターピース ムービーシリーズ MPM-7 バンブルビー
 

 

 

*1:それでもそのカオスっぷり含めてまさに「ベイヘム」って感じで好きなんですけども