『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』が面白かった!

 またTwitterに投稿していない映画の感想が溜まっているのですが、ディズニー+オリジナル作品の『チップとデールの大作戦 レスキュー・レンジャーズ』がめちゃくちゃ面白かったです。原作となったのは90年代生まれの人たちには馴染み深い、『チップとデールの大作戦』というアニメシリーズですが、そんな子供向けアニメを元ネタにしているとは思えないほどブラックユーモアが炸裂した作品になっていました。


 まず表面的なところから言うと、予告編を見た方なら分かる通り『ロジャー・ラビット』よろしく様々なアニメキャラクターが登場するクロスオーバー的な作品になっているのですが、一番びっくりするのはディズニーの法務部が許可を得たキャラクターの数の多さです。ディズニーにとってはライバルの存在となるDCのキャラクターまで登場する始末で、このカオスっぷりはどちらかというと『レディ・プレイヤー1』や『スペース・ジャム2』に近いものがあります。

 

 

 僕が一番驚いたのは、これまで散々ディズニーを馬鹿にしてきた『サウスパーク』のキャラクターまでカメオしたことですね。しかもランディはミッキーと中国でコウモリをファックしてたぞ!


 内容的にもかなり攻めていて、ハリウッドに翻弄されるセレブを扱ったメタ的な作品になっています。スターダムから転げ落ちたあとヤク中になっちゃう人、子役から大人になってしまい人気がなくなって犯罪に手を止める人、海外で生産されるパチモノ作品などなど、「本当にディズニー作品なのか!?」と見てるこちらがヒヤヒヤしてしまいます。

 

 あと、コメディファンとしても監督と主演がロンリー・アイランドのアキヴァ・シェイファーとアンディ・サムバーグですし、セス・ローゲンウィル・アーネットキーガン=マイケル・キーが声優を務めていたり、豪華なコメディアンたちが声優合戦をしているのも最高です。特にセス・ローゲンは近年声優をやる事が多いですが、それをイジったビックリするネタもあります。

 

 ということで、詳しくはまたTwitterで書くかもしれませんが、子供向けなんじゃないかと本作をなめていた映画ファンにこそ是非見てほしい作品でした!