『二つの塔』を観てきました

 新作映画やドラマを見る時間はまるでないのに、先月の『ロード・オブ・ザ・リング』に引き続いてまたIMAXで『二つの塔』観てきました。感想はほぼ前回と同じようなもの*1で、実際のハリウッドの現場を見てから見る『二つの塔』はそのスケール感のデカさにただただ驚かされるばかりで、エンドクレジットに表記された1stADには思わず敬意を抱いてしまいました。帰ってからはやはり手持ちのBD特典のメイキングを見ていたんですが、前回も書いたように毎日最低でも3ユニット回しながら撮影を進めていたわけで、単純に考えても今僕が参加している現場の3倍規模の大きさの撮影が毎日行われていたということで、これを統括していたピーター・ジャクソンは監督というよりは最早「総監督」という名称の方がしっくりくるんじゃないか、という気がしました。

 

 VFXも先月と同じように20年前の映画とは思えないほど実存感がありましたが、一番驚いたのはゴラムの質感でした。記憶していたよりもずっと自然に存在していて感心しましたけれども、一方で帰った直後家のテレビでもう一回見返した時はちょっとプレステ感を感じる浮き具合だったので、不思議なものです。僕が大学生の時に友達にDVDを借りて『LOTR』3部作を一気見した時は正直ここまでハマらなかったんですけど、もしかしたらこの現象が理由かもしれません。大スクリーンで見て改めて映像技術の高さやスケール感などを実感できたので、やはり名作映画も一度大スクリーンで見るに限りますね。