嫁が仕事から帰ってきて「討論会の話聞いた?」と開口一番聞いてきた。もちろん、バイデンVSトランプの討論会で、僕もTwitterでTLが「ヤバい」と話題になっていたのを知っていた。ただ、夫婦二人揃っての回答は「怖くて見れなかった」で一致した。似たもの夫婦だな。
とはいえ、見ないで批判するのもアレなので、恐る恐るちょーっとだけ見たんだけど、血の気が引いた。これはマズい。4年間の討論会も酷かった*1が、今回はちょっとベクトルの違う酷さで、痛々しいという言葉がよく似合う。討論後のファクトチェックでトランプが嘘や間違いを重ねていたらしいが、そういう次元の話にすら到達していない。
僕のアメリカ人の友人達が来日する時、大体みんなリベラル派なんだけど大統領選挙の話を振ると諦めたような本当に悲しい笑顔を浮かべるんだよ。あの討論会のクリップを見て、今頃全米の半分がその表情になっているんだろうなと想像がつく。そもそも僕は4年前の時点でバイデンには懐疑的だった*2んだけど、マジで民主党政権はこの4年間、いやその前も含めて8年間なぜカリスマ性溢れる若くてマシなリーダーを育てられなかったのだろうか…。
ちなみにちょっと話は変わるけど、数ヶ月前マックルモアーがリリースした新曲『Hind's Hall』を聞いて鳥肌が立ったんだ。
もう聞いている僕も立ち上がってガザの為に戦おうと武者震いさせる名曲なんだけど、一つだけ気になった歌詞があり、後半に「お前の手に血が塗れているぞバイデン、見ているぞ。クソ喰らえ、秋には投票しねぇぞ!」という一説が登場する。僕もガザ侵攻におけるバイデンの政策は本当にクソで、このジジイのせいで今も多くの市民が殺されて上に苦しんでいることを考えていると胸が痛い。ただ、このジジイが大統領にならなければ、もっと酷いジジイが後ろに控えているんだよな…。
トランプがバイデンを「パレスチナ人のようだ」と呼んだ時、あまりのデリカシーのなさに怒りで震えたのだが、世界の命運を二人の爺さんが握っているってマジで勘弁して欲しい…。