『ザ・ルーム』シネ・リーブル梅田上映日確定!

 関西地方での緊急事態宣言が解除されたのを受け、シネ・リーブル梅田の営業も再開されました。停止中だった「未体験ゾーンの映画たち2020」も再開します。つまり何が言いたいかと言いますと、

 

『ザ・ルーム』が関西に初上陸します!

 

 こちらが「未体験ゾーンの映画たち2020」のタイムテーブルになります。

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 流石に社旗情勢上「スプーン上映」はまだできなくて、シネ・リーブル梅田での上映は全て通常版になります、ご了承ください。それにしても嬉しい!

 

 「スプーン上映」といえば、ヒューマントラストシネマ渋谷でも無期限延期状態ですが、正直ちょっとまだ到底できる状況ではないんですね…。楽しみにしている皆さんには本当に申し訳ないのですが、結構待たせてしまうかもしれません。が、「中止」の文字は関係者一同の辞書には一切ありませんので、気長に待っていただければと思います!

 

 しかし、「スプーン上映」ができない分、僕としても燃焼不良気味ですし、その間『ザ・ルーム』のファンを更に獲得できないか考えております。現在、安全に『ザ・ルーム』をツッコミ入れながら観れる企画を考えていますので、もし実現の可能性が高まりましたらまたお知らせします。

 

 ここ最近無気力でしたが、目標ができて少しモチベーションが上がったぞ!うおー!これだけははっきり言えますが、僕はトミー・ウィゾー本人よりも『ザ・ルーム』のことを考えていますよ!

 

The Room [DVD]

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これが来年の映画の姿だ!

 一般社団法人映画製作者連盟が発表した「映画撮影における新型コロナウイルス 感染予防対策ガイドライン」なるものを目にしたんですが、今後の映画界を考察するには中々興味深かったです。

http://www.eiren.org/img/guideline_covid19_200519_2.pdf

 

 このガイドラインは政府の新型コロナ対策専門家会議メンバーのアドバイスを踏まえて作成されたものなので、一応プロの感染症対策が盛り込まれていることになります。目を通すと具体的な対策案が色々書かれているのですが、制作現場での作業方法どころか、画作りやストーリーとかにも影響を与えるだろうな、と思った部分を抜粋しますと、

 

① 撮影関係者人数の制限

  • セットでの撮影の場合、撮影関係者間で2メートルの社会的距離が確保できるよう、撮影関係者の人数は必要最小限に限定するとともに、一度にセットへの立ち入りを許される撮影関係者の最大人数は50人までとする。

② 撮影シーンの制限

  • セット撮影、ロケーション撮影にかかわらず、群集シーン等の社会的距離の確保が著しく困難な設定のシーンの撮影は、社会的距離の確保が可能な設定に極力変更することとする。
  • 出演者に身体的な接触が必要なシーンの撮影においては、出演者は前後に手洗いと口唇・口腔内等の消毒を行うこととする。発熱・咳・下痢等の症状がある者、新型コロナウイルス感染症の陽性と判明した者との濃厚接触がある者、同居家族や身近な知人の感染が疑われる者、過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域等への渡航並びに当該国・地域の在住者との濃厚接触がある者(以下、「有症状者等」という。)は原則として出演しない。

 

 ちなみに、撮影関係者というのは「映画の出演者及びその撮影に携わるスタッフ」と定義づけられているので、俳優さんたちにも2メートルの社会的距離を取らせることが要請されます。これをいつまで続ける必要があるのか今の所まだわかりませんが、少なくともワクチンが十分に行き届いたり、集団免疫がついたりして新型コロナが収束するまで実施することになると思います。

 

 そうすると、今年後半から来年、いや下手したら2022年くらいまで公開される映画っていうのは、ほとんどのシーンが3密を避けた屋外で、登場人物たちが不自然な距離を取っていて、画がスッカスカなものばかりになってしまうのではないでしょうか。なんならカットバックするときなんて望遠レンズを使って距離を詰めたりするかもしれないですね。

 

 しかも群衆シーンで社会的距離を取れ、ってそんなもん無理に決まっているわけで、スペクタルなシーンはほぼ脚本から削り落とされるんじゃないでしょうか。また、「出演者に身体的な接触が必要なシーンの撮影においては、出演者は前後に手洗いと口唇・口腔内等の消毒を行う」とありますけど、こんな面倒臭いこと一々やってられないので、そういったシーンもカットするんじゃないでしょうか。*1

 

 もちろん、VFXで群衆を補うことも考えられますが、邦画だったら予算的にもクオリティ的にもちょっとキツイ面があるので、アクションや時代劇、SF/ファンタジーなど、スケール感が大事な映画はかなり苦しい戦いを強いられるんじゃないでしょうか。良い言い方をすれば、監督の演出力やカメラマンの腕の見せ所ではあるので、色々創意工夫に画作り映像が見られるのではないでしょうか。逆に、明らかに不自然な画が出てきた時には「コロナで撮れなかったんだろうなぁ…」とノイズになってしまうのも悲しいですが。

 

 ちなみに、これは中国人の知人から教えてもらったことなのですが、今中国のテレビ番組では紙製の観客を背景に置いて雰囲気を作っているそうです。

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 やってることがマットペインティングとか空気人形に近い

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▲超有名な『ジェダイの帰還』のマット・ペインティング。画面に映るストーム・トルーパーは全て油絵。

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▲ハリウッド映画に映る観客は全部空気人形だったりする。 

 

 つまり、映画作りの未来は、アナログ特撮世界に託されているのかもしれない!

 

一人でもできる映画の撮り方

一人でもできる映画の撮り方

 

 

*1:まあ、これはある意味、無意味な恋愛シーンを盛り込んだ映画が減るかもしれないので良かったりするかもしれませんが

大声を上げれば、ちゃんと聞こえる

 ここ数日、コロナに次いで世間を賑わせていた検察庁法改正案の採決ですが、自民党は今国会での可決を見送ることになりました。

 

 与党が民意に屈した、という民主主義国家では当たり前すぎる出来事がシンゾーくん政権下で起きて、僕はビックリしています。だって特定秘密保護法も、安全保障関連法案も、共謀罪も、消費税増税も、アベノマスクも、その他多くの諸々も大衆の意見を無視し、ロクに議論もせずに強行突破してきたわけじゃないですか。だから、正直僕は今回もどうせ強行採決に踏み切るんじゃないかと思って諦めていましたよ。

 

 しかし、現金給付10万円もそうですが、一人一人が民意をちゃんと届ければ、政治を変えることができる、というケースが最近多くなってきた気がします。支持基盤が盤石なことにシンゾーくんが8年にも渡って胡座をかいていたところに、コロナがヒビを入れ始めてきたんでしょうか。諦めていた自分を猛省しました。これからは実直に、積極的に拡声器で永田町に声を届けていこうかと思います。

www.youtube.com

The Choice Is Yours

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チープな笑い

 僕はテレ東の『ゴッドタン』が大好きなのですが、演出も手がける番組の名プロデューサー佐久間宣之のインタビュー記事を興味深く読みました。

headlines.yahoo.co.jp

 

 僕は何回か公言しているんですけど、あんまりYouTuberを面白いと思ったことがないんですよね。まあ、全然詳しくないので偏見ありまくりなのは自覚していますが、ネットの自由さを売りにしているかと思いきや、大抵が地上波の電波には載せられない過激や下品なものだったり、イタズラや際どい質問で他者を困らせるようなものや、悪口をひたすら言って行くもの、みたいなものばかりな気がします。

 

 でも、何が根本的に苦手か、って部分が言語化できなかったのですが、上記のインタビューで「チープな笑い」と形容されていたのにとても合点がいきました。

今みたいにいろいろ見てもらえるメディアがあって、そこに合わせていろんなものをつくれるっていうのは面白いし悪くないと思います。ただ、現状では日本のメディアのリソースが分散していて、チープなものがたくさん生まれる状態になっている。それは文化としてあんまり良くないんじゃないかとも思います。それだとキラーコンテンツが生まれる状況にならないし、世界にキャッチアップできなくなりますよ」

(中略)

「このたとえが正しいかどうかわからないですけど、スマホのソシャゲ(ソーシャルゲーム)しかこの世にない状態になったらちょっと寂しいじゃないですか。しっかり予算をかけたPS4の大作ゲームみたいなものも同時並行で存在していてほしいんですよね」

 

 佐久間Pは演劇や映画、ラジオ、アニメ、音楽など最新のカルチャーにとても敏感で、担当番組にも趣味が色強く反映されていました。そんな佐久間Pならではの危機感だと思いますし、僕も社会はもっとクリエイターなどへの支援を積極的にして行くべきだと思うんですよね。

 

 ちなみに、僕は日本のYouTubeチャンネルで少ないのって、「コント」だと思っていたんですよね。もちろん、ゲーム実況や「やってみた系」の動画はアメリカでも人気だったりするんですが、アメリカでは「スケッチ(skit)」というジャンルがありました。スケッチはコントのことで、今や世界的スーパースターとなったチャイルディッシュ・ガンビーノは元々はYouTubeでスケッチを発表したことからキャリアがスタートしたんですよね。


スペリングコンテストで「クロ◯ボカマ野郎」というとんでもない差別用語がお題として出てきてしまい、白人の競技者が困惑する、というスケッチ

 

 しかし、最近になり、日本でもお笑い芸人がYouTube市場に参入するようになり、プロ仕様の流石なコントを発表するのは良い傾向だと思います。余談ですが、僕はハナコYouTube用コント「HANACONTE」がお気に入りです。

 

 

 ただ、大学生時代のチャイルディッシュ・ガンビーみたいに、もっと素人の投稿者が作っても良いと思うんですよね。じゃあ、あんたがやれば?という声が聞こえてきますが、実は色々画策してはいるのですよね〜…と匂わせて今日は終わります。

 

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オンライン飲み会してました

 オンライン飲みを2連チャンでしておりまして、今日のブログをかけませんでした、すみません!でも最近更新頑張っていたので許して!

 

 あ、そういえば、次の当ブログのオンライン飲み会は、東京での緊急事態宣言が明ける直前辺りに、もう一回やりたいと思います。気持ち的には今回で最後かな?というより、どうせ今後も第2波第3波がやってきて、その度に緊急事態が発令されると思うので、その都度やって行く方針でいきたいと思います。だって、いつまでもオンライン飲みしかせざるを得ない世の中も嫌じゃないですか!

 

 という予告の予告だけしておいて今日は終わります。今度こそ環境整えてやるぞ!