2周年記念配信のお礼

 本日というかいつも配信開始前にバタバタしてしまい、ブログでの告知を忘れてしまいましたが、2周年記念配信を行いました!ご参加いただいた皆さんは本当にありがとうございました。

 

 あまり告知せず、しかも自分一人でのライブということで、どれだけの人が集まるか不安でしたが、蓋を開けてみればいつも通り10人前後の方が集まってくれてびっくりしたと同時に、自分はなんと恵まれているんだろうと思いました。もちろん、それは大手のチャンネルのようには行きませんが、こんな僕の一人語りを見るために人にわざわざお集まりいただけるのは嬉しいことこの上ありません。こうした方々に支えられて、当チャンネルも2年間やってこれたんだなぁとしみじと思いました。

 

 が、もちろんこれは終わりではなく、僕の目標はもっと高いところにあります。3周年とは言わず、4周年5周年10周年も皆さんと毎年祝えるよう、精一杯頑張りますので、これからも皆さんに応援いただけると幸いです。突っ走っていくぞ!

 

明日6/26(日) 21:00〜より『SKITBOOK』チャンネル開設 2周年記念配信!

 以前もお知らせしましたが、明日は『SKITBOOK』チャンネル開設2周年といたしまして、生配信を行います!

 つきましては、当ブログの好きなコントや感想、応援コメントなどを下記のメールアドレスや公式Twitter、インスタグラムのDMまで送っていただけますと幸いです。hktaiyaki@gmail.com 

 

 昨年は「見てない映画ビンゴ」という愉快な遊びをしましたが、映画系コンテンツは別のチャンネルを立ち上げるので、今回はまったりと視聴者やブログ読者の皆様と雑談ができればと思っております。お気軽に参加していただければと思います!

【とある映画ファンが選ぶ】NBA 2021-2022シーズン ベストテン

 今年もあっという間にシーズンが終わってしまいました。コロナによってここ2年間シーズンが中断したり短縮したりしていましたが、今シーズンはNBAがようやくフルで82試合をスケジュールできたシーズンです。つまり、僕がNBAを観るようになったのは2019年のファイナルからなので、僕が初めてフルで通しで観れたシーズンということになります。また、今シーズンはリーグ設立75周年ということで、歴史的なキャンペーンも行われていました。

 

 さて、当ブログ主はたまたまNBA(の特にラプターズ)ファンになった映画ファンであり、映画ファンはなんでもかんでもランキング付けしないと気が済まない面倒臭い人種であります。まだファン歴は浅いですが、僕が今シーズン上がったモーメントをベストテン方式でまとめていきたいと思います。

【ルール】

  • 2020-2021のプレシーズンからファイナルまで含めたNBAにまつわる全出来事の中で、印象に残った順に選出
  • したり顔で語りますが、基本的に筆者はファンになったばかりのニワカなので、大目に見てもらえると嬉しいです。もし何か間違ったことがあったらコメント欄で指摘してください。

【Taiyakiが選ぶ2021-2022シーズン ベストテン】 

  1. ステフ・カリーが歴代3P成功記録を更新した瞬間
  2. イースタンカンファレンス ファイナル ヒートVSセルティックス ゲーム7でのジミー・バトラー
  3. 2夜連続でデマー・デローザンが決勝ブザービーターを決めた瞬間
  4. NBA ファイナル ウォリアーズVSセルティックス ゲーム4でのステフ・カリー
  5. プレイイン・ゲーム ウルブズVSクリッパーズでのパット・ベバリーのクラッチティー
  6. オールスターゲームでのステフ・カリー
  7. フレッド・バンブリート オールスター選出
  8. カイル・カウリーのラプターズ凱旋
  9. 56得点を記録するレブロン・ジェームズ 37歳
  10. 今シーズン前半の渡邊雄太の奮闘

 

 ①今年は(というか今年も?)もうステフ・カリーの年だったと言っても過言じゃないでしょう。数々の人間離れした技をさも当たり前のことのように軽々とプレイする姿には改めて魅了された人は多いでしょうが、今シーズンの彼の凄さを一番象徴していたのが歴史を塗り替えたこの瞬間ではないでしょうか。敵地であったにも関わらず、マディソンスクエアガーデン中の観客がスタンディングオベーションを浴びせ、さらにわざわざ長めのタイムアウトまで取られて彼の偉業を讃えるセレモニーを行ったのはスポーツの美しさが凝縮した瞬間でした。

 

 ②僕は根っからのラプターズファンなので、正直イースタンカンファレンスの強豪であるヒートもセルティックスもどちらも好きじゃなかったんですよね。それにしても、このゲーム7でのジミー・バトラーの気迫には息を飲まざるを得ませんでした。シリーズを通してジミーが孤軍奮闘をしている姿が目立っていたような気がしましたが、もう後が無いゲーム7での活躍は何かが乗り移っていたかのような神がかりでした。結果的にはジミーが逆転を決められるはずのショットを落としてしまってヒートは悲願のファイナル進出となりませんでしたが、誰が彼を責められようか…。暑苦しいやつだとか揶揄してごめんよ。

 

 

 ③今シーズンのデマー・デローザンの返り咲きな活躍は目を見張るものがありました。特に数々のクラッチシュートは人間離れしすぎていて笑っちゃいましたが、その中でも史上初めて2夜連続のバック・トゥ・バックゲームでブザービーターを決めたのは控えめに言って怪物です。クラッチタイムに一番ボールが渡ってほしくない選手になってしまいましたね。僕がラプターズファンになった頃には既にデローザンはトレードされてしまっていましたが、元ラプターズの魂としてもこの活躍は嬉しいものです。

 

 

 ④またまたステフですが、今年のファイナルは2-1でセルティックスがリードしており、このままシリーズはセルティックスに持っていかれるんじゃないかという空気がありました。そんな嫌なムードを消し去ったばかりかそのまま3連勝へと導いたのがゲーム4でのステフ・カリーの超人的な活躍だったと思います。打てばスリーが入るので、笑うしかありませんでした。43得点とウォリアーズのほとんどの得点源になっていました。


 あと、今回はベストテンから除外しましたが、ファイナルズのシリーズ中2回も第3Q終わりのブザービーターで長距離砲を決めたジョーダン・プールにも笑いが止まりませんでしたね。新たなタレントも確保し、またウォリアーズ王朝が続くと思うとため息しか出ません…。

 

 ⑤僕は一発勝負のプレイイントーナメントは下手したらプレーオフよりもかなり面白い激闘が展開されていると思うのですが、その中でもウルブズVSクリッパーズの一戦はかなり白熱したものでハラハラしました。このゲームを盛り上げているのが、もちろんオフシーズンでクリッパーズからウルブズにトレードされてしまったパット・ベバリーのドラマであり、普段ダーティーなプレイスタイルで悪名高いかれの献身的なディフェンスで古巣相手に勝利を掴んだラスト、およびプレーオフ進出を祝う雄叫びにはウルっときてしまいました。

 

 ⑥はまたステフがらみですけど、オールスターゲームでも記録更新に迫る大活躍で笑うしかなかったです。そう、ステフがバスケをすると笑うしかないんです。考えうる限り、最強のコメディ。ここでもオールスターゲームの3P記録を打ち破る化け物ぶり。誰が止められるんだ!

 

 

 ⑦ここからは間するラプターズの話なので、どうしても無理矢理にでもランクインせざるを得ませんが、それにしたってフレッド・バンブリートの今季の活躍はファンとしてはとても嬉しく思います。ここだけの話、通訳の仕事でバンブリートには二回ほど対面する機会があったのですが、本当におっとりしていい人なんですよ。やっぱりいい人が苦労を報われる世の中じゃないとダメですね。

 

  ⑧ラプターズがらみでいうと、ラプターズのリーダーであり、ラプターズそのものであったカイル・ラウリーがチームの色々な事情からヒートにトレードされてしまったのは仕方がないこととはいえ、とても寂しかったです。今年は4度ヒートとラプターズの試合が組まれており、ラウリーが怪我や家庭の事情などで中々ラプターズと対面することはなかったですが、待ちに待った念願の1戦がかつてのホームトロントで叶いました。もちろん、カナダ中が沸き立ってラウリーを迎え入れ、感動的なトリビュートビデオで彼の活躍と貢献を愛を持って讃えました。これを泣かない方が無理だっての!

 

 ⑨今年のレイカーズには試合を見るのも投げ出したくなるくらい、酷いチームプレーで本当にイライラしましたが、レブロンだけが孤軍奮闘している姿が目立ちました。その中でもウォリアーズ相手に56点も得点して勝利を飾ったのは尋常じゃありません。37歳という数字が意味を成していません。息子がNBAに入るまでプレーすると言っていますが、孫までいけるんじゃないでしょうか。これからさらなる記録や伝説を作っていくのを楽しみにしています。

 

 ⑩最後にはやっぱり渡邊雄太を。今年前半の活躍は本当に目覚ましく、もうどこからどう観ても立派なNBA選手です。ローテーションに定着してキャリア初ダブルダブルも記録しましたし、ラプターズでコロナが蔓延してほとんどの選手が出れなかった時は先発として26得点13リバウンドも記録するなどチームになくてはならない存在だったのに、彼自身がコロナに罹って以降は不調に陥ってしまい、しまいにはローテからもはずされてしまったのはいくらなんでもあんまりだと思います。渡邊の契約は今季で切れFAとなり、できればラプターズに残留して欲しいものの、渡邊自身はどんなに苦境に立たされても自分をポジティブに客観視できる人間なので、彼なら大丈夫でしょう!情熱大陸も面白かったです。

 

 ということで、来シーズンも期待して待ちましょう!ではでは!

 

 

ファックダポリス

 編集作業を友人宅で徹夜で終えて、世田谷から新宿まで早く寝ようとチャリを朝方走っていたら警察に止められました。何やら盗難車両の確認ということですが、僕が止められてるすぐ横をカップルがチャリ2台で走っており、そっちは止めないのかと納得がいきません。これで人生2回目の職質ですが、本当に何なんでしょうね〜!?

 

 よくYouTubeとかで、職質を受けている際に抵抗している様子をカメラに回して投稿する人がいまして、大抵そういった動画には「警察有能で草」とか「警察官は聞く相手をちゃんと選んでる」とか優等生ぶったコメントが並びますが、まっっっっっっっったく有能なんかじゃねーよ!だって、こちとら善良な税金まで支払ってる市民なのに、2回も疑われているんですからね、2回も!奴らの見る目なんか節穴ですよ!

 

 それにしても、どうして権力や偉そうな奴らに尻尾を振る人たちが多いんでしょうね。そっちも理解できません。N.W.Aの精神で生きていきたいものです。

 

 

 

全くもって不要なスピンオフ/『オビ=ワン・ケノービ』総括

 シークエルの酷さで『スター・ウォーズ』から心が離れていたが、それをなんとか繋いでくれたのが『マンダロリアン』であった。しかし、S2の最終話で怪しくなり、『ボバ・フェット』で再び離れ始め、『オビ=ワン・ケノービ』ではもう遠い昔遥か彼方の銀河系くらいまで離れていってしまった…。

 

 まず何よりも罪深いのはオビ=ワンとベイダーを(2度も)再戦させることの意味を深く考えなかったクリエイター陣である。デボラ・チョウが悪いのか、キャスリン・ケネディが悪いのか、はたまたひょっとしたらユアン・マクレガーのアイディアだったりするのか、もう誰を責めていいのかすら分からないが、これを通してしまったのは全くもって浅はかな考えこの上ない。

 

 『新たなる希望』で久しぶりにかつての師と対面したベイダーの感慨に満ちた数々の名セリフも、『シスの復讐』で友と袂を分つエモーショナルな激闘も全てペラッペラに軽薄にしてしまった。なんなら、このシリーズでベイダーとオビ=ワンの決闘で生まれたエモーションは『シスの復讐』のムスタファーの決闘での悲しみと全く同じものである。つまり、ここで再戦する意味がまるでない。ライトセーバーを使ったスタントアクションも17年前の作品と比べても見窄らしい。

 

 そういったことに目を瞑ったとしても、各登場人物の浅はかな行動も目に余る。ルークをダークサイドから守ることを使命としているオビ=ワンが単独行動に出てベイダーと戦うリスクを何度も追おうとするのは無責任もほどがあるし、ベイダー卿も止めを刺さなかったり相手の死を確認する作業を何度も怠って失敗を続ける間抜けっぷりを見せる。この新シリーズで一つ分かったことがあるとすれば、ベイダー卿は試験を解き終わったら見直すタイプではないという新事実ではないだろうか。

 

 そもそも作る意味がなかったのは、我々がルークやレイア、ベン、ベイダーがどういう運命を辿るか知っていたからだ。これはプリクエルにも向けられた批判ではあったが、プリクエルにはまだアナキンがなぜ暗黒面に落ちてしまったのか、なぜ民主主義国家であった共和国が倒れ銀河帝国が生まれたのか、「How」を知る面白さには満ちていた。

 

 が、どうせ誰も死ぬことがないことが分かっている『オビ=ワン・ケノービ』でレイアが誘拐されようが、ルークが危機にさらされようが、オビ=ワンとベイダーが戦おうが、どうでも良さしかない。強いて言うなら新登場のキャラクターが死んだりしていたが、思い入れもないキャラが殺されるならそれは最初からいなかったことと同じである。

 

 では何故本作が製作されたかと言えば、それはファンの需要を満たすためだけに作られた以上以下の何者でもない。同人誌で描かれそうな展開を公式がやってしまう安直さ。なお、余談ではあるが、僕は数週間前にこう言うツイートをしていたら、本当にこの通りになったので笑ってしまった。想像力のカケラもない。

 

 そういえばつい先日、映画の打ち上げに参加した時、スタッフの一人が『スター・ウォーズ』ファンであることを知り、さらにその人は『エピソード8』で「降りた」らしく、二人で散々ディズニー参入以降の『スター・ウォーズ』の悪口を言っていた。「『スター・ウォーズ』の話をすると怒りが止まらないんですよ!」と冗談で言っていたが、今回の『オビ=ワン』最終回は久しぶりに僕を暗黒面に突き落としてくれた。デボラ・チョウは「もっと(オビ=ワンには)描く物語がある」なんて語っているそうだが、ねえよ、そんなもん!大人しく隠居させといてやれ!