どうも、ご無沙汰しております、卒論は全然進まないけれどこういう時だけ筆が進むTaiyakiでございます。
ワッシュさん(@washburn1975)のブログ、「男の魂に火をつけろ!」の年末恒例ベストテン企画に今年も参加しようと思います。
今年のテーマは…「アニメ映画ベストテン」。むむむっ!
というのもですね、確かに僕はアニメは好きっちゃ好きなんですが、好きなのは小さい時から観てきたPIXARとディズニー映画くらいなもんで、中高時代は全寮制というプリズンにいたものですからあまりテレビも見てなくて、『新世紀エヴァンゲリオン』も大学に入ってから観たくらいなんですよ。
だから恥ずかしい話、例えば押井守の映画は一本も見てないですし、今敏も2本しか観たことありません。皆大好きなジブリだって『猫の恩返し』までは劇場に観に行きましたがそれからはあんまり観てなくて、去年『風立ちぬ』の公開に合わせて慌てて全部観たくらいなんですよ…。
でもね、やっぱり絵が動くってだけで楽しいんですよね。実写よりもかなり表現の幅が広がる手法とは言われてますが、一枚一枚絵を描いて動画を作るって言うまでもなく気が狂うくらい大変なことだと思うんですよ。最近はすっかり3DCGの作品も増えてきましたが、それにしたってモデリングやレンダリングなどの作業とかにバカほど手間と金がかかってると思うんですよ。でもそれだけクリエイターが苦労した甲斐あって、実写ではなかなか作り出せない味わいや雰囲気を体験することができるんですね。いや〜ありがたや〜ありがたや〜!
というわけで、例年と同じくらいベスト選出が難航しそうですが、今年も選んでみたいと思います。去年と同じく、IMDbに記録している僕の鑑賞歴から「Genre:Animation」でソートした作品の中から選んで行きます。
【Taiyakiが選ぶアニメ映画ベストテン】
①『トイ・ストーリー3』2010年、リー・アンクリッチ監督
②『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』1999年、細田守監督
③『となりのトトロ』1988年、宮崎駿監督
④『風立ちぬ』2013年、宮崎駿監督
⑤『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』1993年、ヘンリー・セリック監督
⑥『ウォリー』2008年、アンドリュー・スタントン監督
⑦『サウスパーク 無修正映画版』1999年、トレイ・パーカー監督
⑧『LEGO®ムービー』2014年、クリス・ミラー&フィル・ロード監督
⑨『ランゴ』2011年、ゴア・ヴァービンスキー監督
⑩『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』1998年、湯山邦彦監督
【解説】
①と②は迷ったんですけど、②は去年のベストでも選んだので、①を今回1位としました。どちらもアニメという括りにこだわらず、オールタイムベストテンに入る作品です。
もう観た人全員が言うことだと思いますが、①はアホかというほど泣きました。3Dメガネ邪魔!っていうほど泣きました。特に僕と同じ世代の人は劇中のアンディと全く同じ成長速度で歩んできたために、感情移入せずに観ることはできなかったでしょう。3部作全部が面白いっていうシリーズも珍しい。
完璧すぎることが欠点とまで言われるほど美しいラストだったのに、今年『トイ・ストーリー4』の製作が発表されましたね…。最近僕はジョン・ラセターの腕前には懐疑的になっているので心配なところです。
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②は2年連続で選ぶのも仕方なしの傑作です。細田守監督といえば『時をかける少女』に票が集まるかと思いますが、僕は断然こちらです。来年から『デジモンアドベンチャー』の新シリーズが始まるようでとても楽しみですね。
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③は去年の夏に十数年ぶりに観直しましたが、もう涙腺がガバガバになったのかと思うくらい泣きました。懐かしさもありましたが、お母さんの病(白血病)には小さい頃は気付けなかったんですね。それに対するサツキとメイの健気さにも泣けてきてしまい、多幸感溢れるラスト&エンドロールには体の穴という穴から水が噴き出てしまいました。しかし、『となりのトトロ』の都市伝説とやらを信じてるバカはちゃんとこの映画観たんですかね?ネットで拾ってきたくせに得意げに語るのもこちらの興が削がれるからやめてほしい。
④でまた宮崎駿ですが、またもや号泣してしまいましたね。てか泣いてばかりですね。
僕はそもそも家であんまりジブリを観に行く習慣が無かったから、宮崎駿ってあんまり好きじゃなかったんですよ。④も当時4分予告がウザイなーくらいにしか思ってなくて全然期待してなかったし。でも、予習にあたってジブリ作品を改めて見直してから④を観たら、宮崎駿の作家魂が込められたど傑作でビックリしました。④は宮崎駿にとっての「でも、やるんだよ!」映画だったんですね。僕、「でも、やるんだよ!」映画にはとことん弱いんですよ…。
唯一のストップ・モーション枠の⑤は①〜④と違って、観ててただただ楽しい映画。毎年クリスマスに観てるんですが全く飽きません。愉快なミュージカルナンバーとは裏腹に 、ティム・バートンらしい逸れ者の孤独を描かれていて愛すべき作品となっています。しかし、⑤の監督はバートンではなくヘンリー・セリックだということは注意しなくてはなりません。
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PIXARからはもう1本、⑥を。こちらも去年選出しましたが、やはりどうしても外すことはできませんでした。愛に言葉はいらない!
ブラック枠で⑦! 同監督の『チーム★アメリカ ワールド・ポリス』と迷いました*1が、高校生だった僕の人生を色んな意味で狂わせた⑦を選びました。人種差別もクリトリスもカナダもアンクルファッカーもブライアン・ボイタノもサダム・フセインも全部この映画から学んだ!エゲツない内容の割にはミュージカルとしての完成度も冗談抜きでディズニー映画並みに高くて驚きです。最近TVシリーズの方もシーズン18の後半が始まったそうで、またワーナーからパラマウントに映画化製作権が移った*2そうで、ますます目が離せないシリーズです。
⑧は今年観たばかりですが、 オールタイムアニメに選ばれてしかるべき大傑作ですよ!Everything Is AWESOME!!! 詳しくは以前書いたレビューをご覧ください。
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僕が敬愛してやまないゴア・ヴァービンスキーの初アニメ作品である⑨。ヴァービンスキーはこと外連味が効いたアクション演出に関しては人一倍長けた男で、その実力は『ローン・レンジャー』の狂うほど楽しいクライマックスからも伺えますが、すでにその片鱗は同じ西部劇の⑨から見えていました*3。こんなに飛翔感のあるアクションを西部劇で見れるなんて!また、主役をカメレオンにしたことで演技とは何か?という問いに挑んだ意欲作でもあります。西部劇の神様も登場!
ところで気づかなかったけど、ソフト化の際に変な副題つけられてる…。
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最後に⑩。今これを読んでるあなたは「えー?」と思っているかもしれませんが、うるせえ、⑩だ!「私は一体何なのだ?なぜ私を作ったのか?」という『ブレードランナー』も真っ青な問いを小2で突きつけられた身にもなってくださいよ!素晴らしい!そしてこの作品も泣いたよ!この後『ポケモン』シリーズは世界を股にかける一大フランチャイズとなっていくが、いくらポケモンゲーム廃人といえど映画とアニメはどんどんつまらなくなっていったのですぐに卒業しました。
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【総括】
以上が僕のアニメ映画ベストテンになります。最初は不安だったものの、やはり作ってみるといつも自分の個性や性格が表れてくるのは不思議ですね。だからベストテン企画は楽しい。
まあ、『アイアン・ジャイアント』や『東京ゴッドファーザーズ』などの定番中の定番を観てなかったりするほどの体たらくぶりなんですが、ベストテンに入りきらなかった次点の作品を以下に羅列して今回の記事を終えたいと思います。(順不同)
- 『千と千尋の神隠し』
- 『もののけ姫』(覚えてないけど見直したら入ったかもしれない)
- 『魔女の宅急便』
- 『天空の城 ラピュタ』
- 『紅の豚』
- 『ライオン・キング』
- 『リトル・マーメイド』
- 『アラジン』
- 『トイ・ストーリー』
- 『トイ・ストーリー2』
- 『バグズ・ライフ』
- 『モンスターズ・インク』
- 『ファインディング・ニモ』
- 『Mr.インクレディブル』
- 『レミーのおいしいレストラン』
- 『カールじいさんの空飛ぶ家』
- 『タンタンの冒険 ユニコーン号の秘密』
- 『パーフェクト・ブルー』
- 『パプリカ』
- 『ポカホンタス』
- 『劇場版デジモンアドベンチャー』
- 『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』
- 『チーム★アメリカ ワールド・ポリス』
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
- 『おまえ、うまそうだな』
- 『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』
- 『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』
- 『AKIRA』
- 『シュガーラッシュ』
- 『ボルト』
- 『塔の上のラプンツェル』
- 『ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』
- 『ジャイアント・ピーチ』
- 『火垂るの墓』
- 『平成狸合戦 ぽんぽこ』
- 『時をかける少女』
- 『おおかみ子供の雨と雪』
- 『くもりときどきミートボール』
- 『アナと雪の女王』
卒論書かねば…。