昨年ハリウッド製『GODZILLA』が公開され、そのヒットも受けて東宝が自社製『ゴジラ』を2016年を目処に公開することを発表したことは記憶に新しいが、本日4/1にその『ゴジラ』最新作のメガホンを握る監督が発表された!
なお、極秘となっているストーリーだが、なんと既に海外の掲示板では違法アップロードが繰り返され、ファンの間で物議を醸している。当ブログでもある筋から脚本を入手して読み終えたので、この衝撃を怪獣映画ファンの皆様に共有してもらうべく紹介したい。
- 21世紀末、国連科学委員会は世界中の怪獣たちを小笠原諸島の島に閉じ込めることに成功した。国連はその島を「怪獣ランド」と名付け、各国が協力して怪獣たちを管理していた。言うまでもなくこれはスピルバーグやティム・バートンもファンを公言している『怪獣総進撃』へのオマージュである。
- 怪獣たちが悪さを働かさないよう、各怪獣たちには「更生プログラム」と呼ばれる装置を埋め込められていた。これは怪獣が脱走したり人間を困らせたりすると全身に電流が流れるというシステムだ。山崎貴監督らしい、なんともユーモラスなアイディアだ。
- ゴジラとミニラ親子も怪獣ランドで仲良く暮らしていた。ミニラは幼獣であるばかりに、凶悪怪獣であるガバラにイジめられていた。ボコボコにされては「パァパァ〜!」とゴジラに泣きつくミニラ。
- その度にゴジラはガバラを懲らしめてやるが、これではミニラが成長できないためゴジラはミニラの特訓に付き合う。うまく放射熱戦を吐けないミニラに乱暴ながらも優しく指導するゴジラの姿には『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』や『 ゴジラ・ミニラ・ガバラオール怪獣大進撃』を想起するるファンも多いだろう。
- そんなある日、怪獣ランドにUFOが出現する。しかし、UFOから降り立ったのは宇宙人ではなく、22世紀からやってきた未来人であった。一見奇抜すぎるアイディアかと思われるかもしれないが、これも『ゴジラVSキングギドラ』からの引用だろう。全てのゴジラファンに目配せができているのは辺りは流石ゴジラファンを公言する山崎貴監督である。
- 未来人が言うには、ゴジラは22世紀から連れてこられた養殖怪獣だった。22世紀は核戦争による大気汚染が激しく、ゴジラが怪獣として成長するには一度過去にタイムスリップさせる、言わば放流が必要であった。そしてゴジラは立派な怪獣に成長したため、未来人が迎えに来たのだという。「ゴジラは核の落とし子」という設定の斬新な解釈であるが、ここはファンの間で議論を呼ぶかもしれない。個人的にはハリウッド版のこともあるので、そこまで目くじらは立たない。
- ゴジラとの最後の夜、ミニラはあまりの辛さからゴジラから逃げ出していた。海岸で孤独に佇んでいると、寝ぼけたガバラがやってきた。目が覚めたガバラは、自分の恥ずかしい姿を見られたことに逆上し、ミニラをいつも通りボコボコにし始めた。
- 「助けて、パ…」と言いかけて、ミニラは口を噤む。ガバラに殴られ蹴られとやられ放題だが、決して弱音を吐かずガバラにしがみつくミニラ。あまりのしつこさにガバラはうんざりして「いいかげん諦めろ!」と殴るが、それでもミニラは立ち上がる。「ぼくだけの力で、きみにかたないと……パパが安心して……帰れないんだ!」私は脚本を読みながらここで号泣してしまった。
以後は結末に関わる部分なので、残念ながら僕が紹介できるのはここまでとなる。なお、噂によれば特技監督は八木竜一、脚本は山崎貴と共に古沢良太が手掛け、主題歌はBUMP OF CHICKENが新曲を提供するという。詳しい出演俳優は明かされていないが、ゴジラの声優を香取慎吾が務めるらしい。キャッチコピーは「ゴジ泣き、しませんか?」になるそうだ。
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