僕も前に似たようなことを書いてます*1けども、NHKが24時間テレビの裏番組で障害者を感動的に扱った番組を感動ポルノと揶揄して話題となっています。
前々から日本人は24時間テレビを見て気持ちよくなってるくらいならもっとファレリー兄弟のコメディを見たほうがいいと主張してきたんですけども、今日観た『Don't Breathe』も凄かった。なぜなら盲目のジジイを殺人マシーンとして描いていたハードコアなスリラーの快作だったからだ!
こそ泥という共感しにくい主人公たちに観客を寄せるために、相対的にジジイを擁護不要のトンデモねークズとして描く、という潔さもまた素晴らしかったのでありました。
ちなみにこれも前に取り上げたが、もう一つ障害者とホラーの組み合わせではNetfilxで配信している『サイレンス』も面白い。典型的なハウスインベーションホラーに耳が聞こえない主人公、というスパイスを一個乗っけるだけで新感覚なサスペンスになっている。
こういった障害者を扱ったホラー映画を見て思うのは、こうした映画に出ている障害者は敵であれ主人公であれ命懸けで戦うファイターであり、彼らに弱者という言葉は全く似合わないのである。日テレもチャリティするならこういった極限ホラーをもっと流せ!
*1: